怪獣8号の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『怪獣8号』とは、“怪獣”が存在する世界に生きる男性・カフカの活躍を描いた、松本直也による漫画作品。防衛隊への入隊を望むも叶わず、怪獣の死体清掃の仕事を続けていたカフカは、謎の小型怪獣に体内に侵入されて怪獣としての力を得る。“怪獣8号”と呼ばれるようになったカフカは、その力で怪獣に立ち向かっていく。登場人物の年齢が高めであることもあり、作風はハードでシリアスな展開が多い。それだけにその中で語られるカフカたちの言葉には重みがあり、多くの読者が共感する至言となっている。

他の隊員が銃器をメインに戦う中、二刀の短剣を抜き、怪獣に立ち向かっていく保科。刀伐術と呼ばれる型を使い、小型や中型の怪獣の討伐では防衛隊トップクラスの強さを発揮する。怪獣の懐に飛び込み、二刀の短剣で敵を切り裂いていく保科の戦闘スタイルは、他の隊員の戦闘とは一味違った迫力を感じられる。

「隊長に繋ぐのが務めや」

立川基地を襲撃した怪獣10号に一人で応戦していた保科。怪獣相手に刀で戦う姿を嘲笑されるが、保科は自分の役割は「隊長に繋ぐのが務めや」と言い、ミナが到着するまでこの場を死守する。保科のミナに対する信頼と、自分を認めてくれた隊長のために責務を全うしようとする姿に胸が熱くなるシーンである。

「僕がお前を使役うんや」

立川基地を突如襲撃した怪獣10号。知能を有して人語を話す姿は怪獣9号を彷彿させ、圧倒的な力で防衛隊を苦しめました。保科によって討伐されたものの、核部分は保存されており、自分を倒した保科をひどく気に入るようになる。そして怪獣9郷に関する重要な情報と引き換えに、保科に自分をベースとした兵器の適合者となる条件を提示する。穏やかそうな見た目に反してかなりの負けず嫌いである保科は、「僕がお前を使役うんや」と発言。不穏な雰囲気と熱い展開を予感させる、非常に印象的なシーンである。

鳴海弦(なるみげん)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

日本最強の男

日本最強と謳われる第1部隊隊長の鳴海。実戦では圧倒的な実力を見せて怪獣を殲滅するが、ひとたび戦線を離れると引きこもりのオタクへと化する。基地を私物化して、徹夜でゲーム三昧する姿をみたキコルは、衝撃のあまり尊敬の念を失ってしまう。戦闘では最強の男、普段はゲーム三昧のオタクという想像していなかった鳴海のギャップに驚かされるシーンである。

「行儀のいい無能ならいらん」

第3部隊から第1部隊に転属したキコルに、最前線で自分の強さを見せつけた鳴海。前髪をかき上げ、上空からたった一人で巨大な怪獣に飛び込んでゆくと、あっという間に敵を殲滅した。鳴海の戦いに圧倒されたキコルに向かって、「行儀のいい無能はいらない」と言い放った鳴海。実力至上主義らしい強烈な一言は、キコルの闘争心に火をつけ、彼女の成長のきっかけとなるのだった。

「生きて帰って お母さんのスマホで鳴海隊長かっこいいって10回つぶやけ」

品川襲撃以降、大人しくしていた怪獣たちが、同時多発的に日本各地に出現。突然のことに人々はパニックに陥り、街は騒然となる。品川では大量発生した怪獣に幼い兄弟が襲われかけていた。そこへ救出に現れたのが第1部隊隊長の鳴海。ふだんのダメ人間っぷりを微塵も感じさせない活躍を見せ、瞬く間に怪獣を討伐する。そして救出した兄弟に向かって放った決め台詞が「生きて帰って お母さんのスマホで鳴海隊長かっこいいって10回つぶやけ」であった。鳴海のビジュアルの良さを堪能できつつ、世間の人気者になりたい彼の執念深さがさらりと感じられる、鳴海らしさが詰まった一コマである。

「格の違いを見せてやるよ バカ弟子」

自分を狙う識別怪獣との戦いに苦戦していた鳴海。しかしカフカによって覚醒し、怪獣15号を倒したキコルから、「今度はそっちの番ですよ。弟子の私に実力示してくださいバカ師匠」と発破をかけられる。その言葉を耳にした鳴海の目には力が戻り、「格の違いを見せてやるよ バカ弟子」と言い放った。今までとは打って変わった自信溢れる表情になっており、強大な力を持つ敵を相手との戦いに期待を抱かせる名台詞である。

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「俺がお前を守るんだバカヤロー」

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