07-GHOST（セブンゴースト）のネタバレ解説・考察まとめ (7/10)

07-GHOST（セブンゴースト）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.02.19

『07-GHOST（セブンゴースト）』とは、雨宮由樹と市原ゆき乃によって、2005～2013年まで『コミックZERO-SUM』にて連載されたファンタジーバトル漫画である。2009年4～9月には、テレビアニメが放映された。
物語の舞台は、厄災を振り撒く死神のフェアローレンと、フェアローレンを倒すために07-GHOST（セブンゴースト）と呼ばれる7人の死神が存在する世界。主人公のテイト＝クラインが、失われた自分の記憶と歴史の真実を知るため、様々な人物と出会い、自分探しの旅をする様子が描かれていく。

『07-GHOST』の用語

ミカエルの瞳の意識が表面に出てきた際のテイトの姿。

ラグス王国が所有してきた意思を持つ赤い魔石で、フェアローレンの躰を封印したとされている。物語のメインの時間軸ではテイトが宿主となっており、先代の宿主はテイトの父であるクロムだった。
宿主であるテイトのことを、歴代の主の中でもトップレベルの美しい器だと認識して誇りに思っている。テイトの外見だけでなくテイト自身のこともとても大切に思っており、彼を守るためならば闇徒を自分の中に取り込んだり、再起不能になるまで力を尽したりするなど忠誠心が高い。

バルスブルグ教会

何者にも属することのない”神の区域”と呼ばれる、バルスブルグ帝国の第7区に存在する教会。教会に逃げ込み庇護を求めた者は、それがたとえ犯罪者であっても表立って軍や政府が介入できないとされるサンクチュアリの掟が存在する。フェアローレンの呪いを解くことができる唯一の教会ともいわれている。

法具（バクルス）

主に司教が、使い魔や闇徒などの闇の者と対峙する際に使用する十字状の杖のような武器。ザイフォンの通常攻撃では闇の者にダメージを与えることができないため、法具を使って対抗できる力に変換する。しかし、教典の逆呪文を打ち込むことで黒法術を発動することもできてしまう。

墓所（クヴェレ）

初代のセブンゴーストが眠る場所で、教皇とセブンゴーストのみ入ることが許されている。セブンゴーストがそれぞれ定期的に自らの記憶を書き込むことで、歴代のセブンゴーストの記憶を永久保存する場所でもある。本来真実しか書き込めない場所だが、消魂に操られていた教皇により、契魂がパンドラの箱を奪い逃走したという偽りの記録が残されていた。

ゴッドハウス

大陸を裏から操る7つの血族。バルスブルグ帝国の皇帝と教皇を選出する権限を持っている。フェアローレンの封印を守るために地上に留まった初代のセブンゴーストが、人間と共存する中で人間と交わり誕生した”神の一族”とされている。セブンゴーストの血を受け継ぐ一族として、それぞれの家で関わりのあるセブンゴーストの紋章を掲げている。ゼーレの地を目指す者はこのゴッドハウス全てを巡り、ゼーレへの切符を受け取らなければならないとされている。

ゼーレの地

どんなに魂を穢した者や大罪を犯した犯罪者であろうと、そこに辿り着けば肉体は消滅し魂は浄化され、神への拝謁が約束される聖地とされている。天界の長がフェアローレンを処刑するために作った処刑台ともいわれている。この地へ向かうゼーレの旅人は、7つのゴッドハウスで懺悔し”呪いの切符”を受け取ることが条件とされているが、実際は軍や政府が介入できないゴッドハウスの不正を暴き、天界へその罪を持っていきゴッドハウスを穢れから救うことが使命であった。使命を果たしゼーレの地へと辿り着いた者には、褒美として天界の長から1つだけどんな望みでも叶えてもらえる。

フェアローレン

天界の長が作り出した死神。死神としての仕事を完璧に全うするために愛する心を持たないように作られていたが、天界の長の娘であるイヴに思いを寄せたため、欠陥があると判断され天界から追われる身となる。共に地上に堕ちたイヴの魂を見つけるために、全ての人間を殺してでも探すという強い執念を持っており、人々からは”悪しき死神”と呼ばれるようになる。自らの欠片で作られたセブンゴーストによって封印された後は転生を繰り返し、復活するために自らの躰が封印されたパンドラの箱を探していた。

フェアローレンの鎌

かつてフェアローレンが所持していた鎌で、人語は話せないものの意思を持っている。宿主となった人間の絶望を糧に発動するとされている。物語のメインの時間軸では、フラウが宿主となっており斬魂の能力で制御している。

パンドラの箱

生きるパンドラの箱となった幼少期のテイト。

フェアローレンの躰が封印された箱。本来はその名の通り箱状の物に封印されていたが、消魂に唆された教皇がその中身をテイトの身体に埋め込んだため、テイトが生きるパンドラの箱として機能している。

使い魔（コール）

元奴隷少年とエロ本好き司教の旅を描く「07‐GHOST（セブンゴースト）」の魅力

”―軍を追われて少年が流れ着いた先は、〈神の区域〉にあるバルスブルグ教会だった。” 漫画が完結し、現在文庫本になって新たに発売されている「07‐GHOST」。ハッピーエンドと判断するかは人それぞれだが、綺麗に完結する物語を読みたい方にオススメの作品をご紹介。

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