07-GHOST(セブンゴースト)のネタバレ解説・考察まとめ

『07-GHOST(セブンゴースト)』とは、雨宮由樹と市原ゆき乃によって、2005~2013年まで『コミックZERO-SUM』にて連載されたファンタジーバトル漫画である。2009年4~9月には、テレビアニメが放映された。
物語の舞台は、厄災を振り撒く死神のフェアローレンと、フェアローレンを倒すために07-GHOST(セブンゴースト)と呼ばれる7人の死神が存在する世界。主人公のテイト=クラインが、失われた自分の記憶と歴史の真実を知るため、様々な人物と出会い、自分探しの旅をする様子が描かれていく。

テイト=クライン「オレが持っている!!お前がくれた希望をオレが持っているぞ!!」

フラウがフェアローレンになってしまうことを阻止するために、テイトが深層心理で少年の頃のフラウにかけた言葉。フラウの深層心理に入り込んだテイトは、フラウにとって希望そのものであったギドが死んだ直後、消魂にフェアローレンの鎌の宿主にされてしまった過去を知る。テイトは深い絶望感に襲われ希望を探し回るフラウに「オレが持っている!!お前がくれた希望をオレが持っているぞ!!」と呼びかけることで、フェアローレンに囚われそうになっている彼を引き摺り出すことに成功した。かつてはミカゲの死やラグスの過去に絶望していたテイトが、フラウから受け取った希望を過去のフラウに返し、共に生き抜くために説得するシーンとなっている。

『07-GHOST』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

短編集『07-GHOST CHILDREN』

少年の頃のフラウ(左)とギド(中央)の出会いのシーン

『07-GHOST CHILDREN』は、本編では語られることのなかったキャラクターの過去を深堀りしたストーリーが詰まった短編集である。フラウとギド、コナツとヒュウガ、クロユリとハルセがそれぞれ出会ったきっかけや、テイトとミカゲの士官学校時代の物語が収録されており、ファンにとって待望の1冊となっている。

最終話の続きが収録された文庫版

『07-GHOST』は、単行本の内容を文庫サイズにして再収録した全9巻の文庫版が発行されている。文庫版には単行本の最終話の続きとなる第100話が掲載されており、ゼーレの地へ向かった後に転生したテイトの最期が描かれている。

教会内に存在する7つの売店

作中で登場することはないが、バルスブルグ教会内には7つの売店が存在する。聖書や魔除けの像などの教会と関連性が高いものから、衣服や食品などの日用品まで揃えており、教会関係者だけでなく一般客も利用可能となっている。単行本の2巻におまけとして全体図が掲載されている。

『07-GHOST』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):鈴希ゆき「緋色のカケラ(アカノカケラ)」

作詞:Kana & Noria、作曲: NAOKI MAEDA

曲名と歌詞の両方ミカエルの瞳を連想する要素が入っており、曲調の激しさや映像からも、ミカエルの瞳を巡った争いをイメージできるものとなっている。

ED(エンディング):Noria「瞳のこたえ」

作詞:Noria、作曲:五十嵐“IGAO”淳一

オープニングとは対照的に穏やかな印象で、映像はラゼットと水の中の様子がモチーフとなっている。

挿入歌:Noria「ラグスの鎮魂歌」(第20話、第25話)

作詞:制作上の意図により表記無し、作曲:五十嵐“IGAO”淳一

20話のテイトの記憶が蘇るシーンと、最終話のテイトの旅立ちのシーンに使用された楽曲で、曲名の通りラグスへの想いが伝わる楽曲となっている。

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