07-GHOST(セブンゴースト)のネタバレ解説・考察まとめ

『07-GHOST(セブンゴースト)』とは、雨宮由樹と市原ゆき乃によって、2005~2013年まで『コミックZERO-SUM』にて連載されたファンタジーバトル漫画である。2009年4~9月には、テレビアニメが放映された。
物語の舞台は、厄災を振り撒く死神のフェアローレンと、フェアローレンを倒すために07-GHOST(セブンゴースト)と呼ばれる7人の死神が存在する世界。主人公のテイト=クラインが、失われた自分の記憶と歴史の真実を知るため、様々な人物と出会い、自分探しの旅をする様子が描かれていく。

CV: 諏訪部順一、幼少期:井上麻里奈
バルスブルグ教会の司教で、セブンゴーストの斬魂。長身で強面な風貌と、エロ本を持ち歩くなどの司教とは思えない素行により「不良司教」と呼ばれることもあるが、面倒見が良く仲間思いな性格。帝国軍に追われていたテイトを保護し、テイトの司教試験合格後は師として共にゴッドハウスを巡る旅に出る。
幼少期にセブンゴーストの消魂の凶行で右腕にフェアローレンの鎌を宿すことになり、鎌に魂を奪われ暴走することを防ぐために先代の斬魂からその能力を受け継いだ。フェアローレン復活の危機の際は、完全復活を阻止するために鎌と一体化し、その宿主となったテイトと共に天界の長に鎌を返すためゼーレの地へ赴く。その後は浄化され天界に隠居したアヤナミに代わり、フェアローレンとして真っ当な死神の仕事に従事する。

ミカゲ=セレスタイン

生前のミカゲ

フュールングに転生したミカゲ

CV:浪川大輔、転生後:早見沙織
士官学校時代のテイトのルームメイト。明るく優しい性格で、周りから距離を置かれていたテイトにも気兼ねなく接しお互いに親友と認めていた。
オーク家の執事を生業とする一族の出身で、父と兄はオーク家の執事として勤めているが、ミカゲ自身は兄弟喧嘩で顔に傷を負ったことを理由に執事を諦め軍人になる道を選ぶ。テイトの士官学校脱出の手助けをしたため、アヤナミに魂を半分奪われ操られるが、最後までテイトの味方をして命を落とした。その後は「導きのドラゴン」と呼ばれるフュールングの幼獣に転生し、テイトが旅を終えるまで寄り添った。
フュールングのミカゲは「ブルピャ」という鳴き声のため、アニメ版では人間の姿と区別するため「ブルピャ」と表示される場合がある。

アヤナミ

CV:速水奨
バルスブルグ帝国軍の参謀長官で、黒法術師で構成される直属部隊のブラックホークを率いている。冷酷非道な性格で同じ帝国軍の上層部からも反感を買っているが、ブラックホークに所属する部下たちには思いやりを見せる一面もあり信頼されている。
本来は、最後のラグス国王であるクロムの弟の「クロウェル」として生まれているためテイトの血族にあたる。しかし先代のラファエルの瞳の持ち主と接触した際に、自分がフェアローレンの転生した魂だという記憶を呼び起こされてしまった。その後はフェアローレンとして復活するため暗躍し、自身の躰が封印されているパンドラの箱とそれを制御するミカエルの瞳の両方を所持していたテイトを狙う。

ロゼアマネル=オウカ=バルスブルグ

バルスブルグ帝国の第1王女で、ラファエルの瞳の宿主。王室育ちのため世間のことに疎い面があるが、心優しく正義感の強い性格で庶民にも気さくに話しかける。
ラグス戦争時は衛星兵器としてラファエルの瞳を使用しミカエルの瞳の持ち主だったテイトと対峙していたが、軍の施設でラファエルの瞳の洗脳を受けており本人は記憶に残っていない。
本物のオウカの身体はラファエルの瞳の実験で酷使されたことにより3歳の時に死亡しており、現在のオウカの身体はラファエルの瞳の洗脳をしているナナセにより作られたレプリカである。しかし本来のオウカが死亡した際に、セブンゴーストの醒魂がその魂をレプリカの身体に移したため、魂は本物のオウカのものであることが明かされている。

教会関係者

カストル

CV:千葉進歩
バルスブルグ教会の司教で、セブンゴーストの繋魂。普段は丁寧な口調で穏やかな性格だが、フラウを容赦なく足蹴にしたり、司教試験を受けるテイトに笑顔で厳しい修行を課すなど腹黒い一面も見せる。操作系ザイフォンを扱い、自作した人形を人間のように動かして戦闘や護衛に使用することができる。
生前の名前は「シンルー=ハウゼン」といい、第6区のゴッドハウスであるハウゼン家の13代目の当主であった。第6区はラグス王国の領地だったため、敗戦の際に当主の首を差し出すように指示され、身代わりとなるはずだったラゼットを庇って死亡し繋魂の器となる。

ラブラドール

CV:宮田幸季
バルスブルグ教会の司教で、セブンゴーストの預魂。物腰柔らかな性格で、屋外で寝たり目分量で爆薬を作るなどマイペースで天然な一面もある。癒し系ザイフォンを扱い、植物を自在に操る能力を持っている。
生前の名前は「イリューシャ=クラート」といい、第4区のゴッドハウスであるクラート家の子息であった。クラート家に引き取られた孤児のレムと不治の病を患っていたレムの妹のリリンのために、禁忌とされているエデンの花を咲かせてしまい、永久凍土の地で氷漬けの刑にされ死亡した後に預魂となる。

ランセ

CV:遠近孝一
バルスブルグ教会の司教で、セブンゴーストの遺魂。自信家な性格で、普段は巡回司教として各区を回っているが方向音痴なためよく迷子になっている。テイトたちの司教試験では最高責任者を務めていた。
生前は第2区のゴッドハウスであるオーク家の子息で、黒法術師であった宝石デザイナーの悪事を暴いた際に石化され死亡し、遺魂となる。テイトが記憶操作され帝国軍に所属していた際には、王室付きの司教として潜入し情報収集をしていた。その後アヤナミにセブンゴーストの核を奪われ吸収されるが、フェアローレン消滅後に無事アヤナミの中から脱出する。

ハクレン=オーク

CV:福山潤
司教試験を受ける際に受験生としてテイトのルームメイトとなった青年。プライドが高くナルシストな面もあるが、根は優しく真面目な性格をしている。
軍人か政治家になることしか許されていないオーク家の出身だが、家名ばかりを気にする父に嫌気がさし、母を救ってくれたフラウに憧れて司教を目指す。司教試験合格後はカストル付きの司教見習いとなる。その直後に王室から王女の教育係になるように命令され、初めは父や家柄への嫌悪もあり拒否する姿勢だったが、王女の教育を通して国民の声を届けることが自分の使命だと思い直し、最終的には自分の意思で王室仕えを決定する。

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