元奴隷少年とエロ本好き司教の旅を描く「07‐GHOST(セブンゴースト)」の魅力
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”―軍を追われて少年が流れ着いた先は、〈神の区域〉にあるバルスブルグ教会だった。”
漫画が完結し、現在文庫本になって新たに発売されている「07‐GHOST」。
ハッピーエンドと判断するかは人それぞれだが、綺麗に完結する物語を読みたい方にオススメの作品をご紹介。
あらすじ・ストーリー
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かつて人間世界にフェアローレンと名乗る死神が現れ、世界に災厄を振りまいた。
しかし天界の長が遣わした07-GHOSTという7人の死神によって
フェアローレンは封印され、世界は平穏を取り戻した。
時は過ぎ、物語の舞台・バルスブルク七大陸はラグス王国とバルスブルク帝国という
2つの超大国によって治められていた。
あるときラグス王国が教会からパンドラの箱を奪い、バルスブルク帝国と戦争になった。
この戦争はラグス戦争と呼ばれ、戦争の結果ラグス王国は滅亡し、王族も断絶したとされた。
ラグス戦争終結から10年後、主人公テイト・クラインは
バルスブルグ帝国軍に入隊するべく士官学校で生活を送っていた。
彼は幼少期の記憶を失っていたが、ある日、自分がラグス王国最後の王の息子であることと、
父を帝国軍参謀長官・アヤナミに殺されたことを思い出す。
出典: ja.wikipedia.org
原作の漫画を元にアニメ化、後文庫化されている作品。
物語のキーパーソン
テイト=クライン
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本作の主人公。
戦闘用奴隷として扱われていた為、士官学校ではかなりの実力者として認識されていた。
記憶を取り戻したことでアヤナミに歯向かい投獄されるが、命からがら逃げ延びる。
後にバルスブルグ教会の司教に助けられ、匿われることになる。
フラウ
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右腕にフェアローレンの鎌を宿すバルスブルグ教会の司教。
他の司教に比べていい加減な態度が目立つが、コール(使い魔)退治に限れば彼の右に出るものはいない。
弱者には公平に手を差し伸べる。愛読書はエロ本。
アヤナミ参謀長官
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冷徹非道な性格で帝国軍人からも恐れられる一方、「ブラックホーク」の仲間には気遣う一面も見せる。
テイトにただならぬ執着心を見せるが、その理由は物語が進むにつれ明らかにされる。
作中の中でも特に謎の多い人物。
漫画版ではギャグ要員として活躍することも多い。
ブラックホーク
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バルスブルグ帝国に所属、アヤナミが率いる直属部隊。
セブンゴーストと渡り合える実力者ぞろいの悪役ポジションだが
キャラクターにクセがあり意外とファンからの人気が高い。
主にサングラス男の扱いが悲惨。
セブンゴーストは今も人間として暮らしている?
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災厄をもたらした死神フェアローレンはセブンゴーストによって封印されたが、
それは同時に死を司り、魂を管理する者が居なくなってしまったことを意味していた。
結果的にセブンゴーストは天界に戻らず地上で人として生活し、その役割を担っているのだが…
一体誰がセブンゴーストなんだろうなぁ(棒)
目指すはゼーレの地
序盤はバルスブルグ教会で匿われているテイトだが、失われた記憶を求めてフラウと共に旅をする事になる。
どうして幼少期の記憶がないのか?
なぜ父は殺されなければならなかったのか?
ラグス戦争の真相とは?
記憶を取り戻す中で、驚きの事実が次々と明らかになっていく。
さらに旅の途中では鎌の影響を受けたフラウに異変が起き始める。
果たして無事ゼーレ後にたどり着くことができるのか…。
旅にハプニングは付きもの
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