フライト・ゲーム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『フライト・ゲーム』とは、2014年に公開されたアメリカのサスペンスアクション映画である。航空保安官としての任務でニューヨーク発ロンドン行きの飛行機に搭乗したビルは、何者かから機内で20分後に人を殺すというメッセージを携帯電話に受信する。ビルは周囲の協力を得ながら事件解決に向けて動くが、徐々に彼自身がハイジャック犯なのではないかと周囲から疑われてしまう。監督はジャウマ・コレット=セラが務め、主演したリーアム・ニーソンとは2度目のタッグとなった。共演はジュリアン・ムーアら。

乗客

ジェン・サマーズ(演:ジュリアン・ムーア)

日本語吹替:日野由利加

ビジネスクラスの乗客。手違いで通路側の席を予約したが窓側の席を希望しており、窓側に座っているザックと交渉して席を代わってもらい、ビルの隣に座ることになる。ビルが犯人探しを始めると、隣の席になったことから捜査協力を依頼される。

ジャック・ハモンド(演:アリソン・マウント)

日本語吹替:米田基裕

アクアランティック10便に乗り合わせたもう1人の航空保安官。犯人からのメッセージを受信したビルから真っ先に疑われる。一時は疑惑を解消するも、携帯電話を頻繁に捜査してトイレに入ったところでビルに追いつめられる。「お金がいるんだ」と言ってビルに襲い掛かり、銃を撃とうとしたところでビルによって首の骨をへし折られる。

トム・ボーウェン(演:スクート・マクネイリー)

日本語吹替:マンモス西尾

飛行機に搭乗する前にビルに行き先を聞くも無視されてしまう。行き先を聞いてきたことを不審に思ったビルによって一時は拘束されるが、犯人の持つ携帯電話が別人から見つかったために開放される。ビルによって自分が真犯人であるとバレそうになると、ライリーの銃を奪って撃とうとするも銃から弾が抜かれていたためにライリーを殺すことはできなかった。その後、ビルの銃を奪うまでに至るが、急降下によって無重力状態になった機内でビルの撃った銃弾に倒れる。

ザック・ホワイト(演:ネイト・パーカー)

日本語吹替:櫻井トオル

当初ビルの隣の席に座ったが、窓側の席を希望するジェンと代わる。スマートフォンのプログラマーであり、ビルの依頼によってメッセージを受信した携帯電話の通知音を鳴らす仕組みを作り上げた。ビルの指示でライリーが銃弾を取りに来ると、ライリーから銃を奪って銃弾を装填しライリーの肩を撃つ。ビルから爆弾を解除するように言われて携帯電話を受け取ろうとするとボーウェンから撃たれた。ボーウェンが殺された後には立ち上がってビルにナイフで襲い掛かるが、爆弾のある後方に投げ飛ばされ、爆弾の爆発に巻き込まれて死ぬ。

オースティン・ライリー(演:コリー・ストール)

日本語吹替:野沢聡

ニューヨーク市警の警察官。携帯電話の操作をしていたことからビルによる検査を受けた。ビルがハイジャック犯だと思って周囲の乗客と協力してビルを取り押さえるも、ビルの乗客を救いたいという訴えを聞いて開放する。ビルからハモンドの銃を手渡されるが、ボーウェンによって奪われる。銃弾が入っていなかったことで殺されずに済むが、銃弾を取りに行ったところでザックに銃を奪われ肩を撃たれてしまう。

ファヒム・ナジール(演:オマー・メトワリー)

日本語吹替:北田理道

アラブ系の医師。携帯電話の操作をしていたことからビルによる検査を受けた。デヴィッド機長やウィーラーが泡を吹いて倒れた際、ビルに呼ばれて手当てを施すが、いずれも手遅れだった。

チャールズ・ウィーラー(演:フランク・ディール)

日本語吹替:桂一雅

破産弁護士。携帯電話の操作をしていたことからビルによる検査を受けた。ビルが送ったメッセージを受信した携帯電話を持っていたことで犯人だと疑われる。ビルによって事情を聞かれているときに泡を吹いて倒れて死んでしまう。

トラヴィス・ミッシェル(演:コーリー・ホーキンズ)

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