ローマの休日(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ローマの休日』とは、1953年にアメリカで製作されたロマンティック・コメディー映画である。舞台はヨーロッパ。小国の王女アンは締め付けられた生活を疎み、滞在中のローマでこっそりと大使館を抜け出してしまう。ローマの街へと繰り出したアンは、アメリカ人記者のジョーと偶然出会うことになる。世界中から高い評価を受けた、身分違いの2人が繰り広げるラブストーリー。主役は名優グレゴリー・ペック、ヒロインにはほぼ無名ながらも今作で有名女優となったオードリー・ヘプバーンが務めている。
アービング・ラドビッチ(演:エディ・アルバート)
出典: www.jiji.com
ジョーの新聞記者仲間。カメラマンであり、ライターにもなるカメラを使い、アンの写真をたくさん撮っていた。ジョーとは親しく、ポーカーでも他の新聞記者やジョーと一緒に過ごしていた。ジョーに特ダネの協力を求められたときは、本物のアン王女がいるということは伝えられず、実際に会ったときに事情を説明された。ジョーが記事を出さないという決断をした当初は、なんとか説得を試みようとしていたが、最終的にはアンにこれまで撮った写真をプレゼントした。
ジョバンニ
ジョーが住む家の管理人。ジョーが支局長との会話で自分の家にいるのがアン王女であることに気づき、連絡したのがジョバンニである。家に誰も入らないようジョバンニは指示され、真面目に守っていた。
大使(演:ハーコート・ウィリアムズ)
アンの国のローマ大使。アンが大使館に戻った時、国の王女としての責任感をもつよう説教をするが、ジョーとの恋を捨てて戻ってきたアンに毅然とした態度を取られ、何も言えなくなっていた。
ヴィアルバーグ伯爵夫人(演:マーガレット・ローリングス)
出典: fukino515.com
アン王女のお付きの女性。アン王女の寝る準備を手伝い、スケジュール管理をしている。アンに翌日のスケジュールを伝えていると、アンがヒステリーを起こしてしまった。その後、医者を呼び安定剤を打ってもらうことになった。
マリオ・デラーニ(演:パオロ・カルリーニ)
出典: pbs.twimg.com
アンの髪を切った美容師。アンの長い髪を切ることを何度もためらい、アンに確認するが、アンの意志は変わらず思い切って髪を切った。髪を切ったアンがとても美しく、夜に船上で開かれるパーティにアンを誘うも断られてしまう。その後、たまたまアンがジョーと訪れた船上パーティで再会し、ダンスを踊るが、アン保護のために訪れた部隊との乱闘に巻き込まれてしまう。
プロブノ将軍(演:トゥリオ・カルミナティ)
アン王女の国の将軍。アン王女がヒステリーを起こし、医者に安定剤を打ってもらったときに、ショックのあまり気を失って倒れてしまった。
ヘネシー支局長(演:ハートリー・パワー)
出典: stat.ameba.jp
ヘネシー支局長はジョーやアービングが働く新聞社であるアメリカン・ニュース・サービスのローマ支局長である。ジョーが遅刻してきた際、中止になったアン王女の記者会見を取材してきたという嘘をついたので、「朝刊を読まないから、そんな嘘が出るんだ」と怒った。ジョーがアン王女のインタビューを取ってくると豪語したので、ジョーがインタビューを取ったら5000ドル払う、取れなかったらジョーが500ドル払うという賭けをした。
結局ジョーがインタビューを取れなかったので、「500ドルの借金だ」と捨て台詞を吐いて、ジョーの前を後にした。
タクシー運転手(演:アルフレッド・リゾ)
ジョーがアンを家まで送ろうとしたときに乗ったタクシーの運転手。ジョーの家まで着き、寝ているアンを家まで送ってやってくれとジョーに言われとき、そんな遅くまで付き合ってられないとジョーに懇願した。結局ジョーはアンを自分の家に連れていくことになったのだった。
Related Articles関連記事
ティファニーで朝食を(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ティファニーで朝食を』とは、1958年にトルーマン・カポーティが発表した中編小説及び、それを基にして1961年にアメリカ合衆国で制作された恋愛映画である。ニューヨークで気ままに暮らすホリーは同じアパートに越してきた作家ポールと出会う。お互いに惹かれ合っていく2人の姿がロマンティックかつコミカルに描き出されていく。映画の冒頭と中盤に有名な宝石店ティファニーが登場するシーンが見どころだ。また、オードリー・ヘップバーンが着こなす華麗な衣装も見どころである。
Read Article
【ローマの休日】ラブロマンス映画30選!究極の愛にドキドキが止まらない!【魔法にかけられて】
オススメのラブロマンス映画をランキング形式で30作紹介。 どの世代からも愛される不朽の名作「ローマの休日」、2Dアニメーションと実写の入り混じったストーリーが話題を呼んだ「魔法にかけられて」など。世代を問わず楽しめる人気作ばかりとなっている。
Read Article
映画『ローマの休日』撮影裏画像まとめ!オードリー・ヘップバーンのショットが満載【ファン必見】
名作映画『ローマの休日』の撮影裏画像を集めました。主役を務めたオードリー・ヘップバーンの可愛らしさに魅了される画像や、貴重な映画のメイキングシーンを掲載。ファン必見のショットが満載です。
Read Article
カップルで観たい素敵な恋愛映画まとめ!『ローマの休日』など
ここではカップルで観たい素敵な恋愛映画をまとめた。伝説の女優オードリー・ヘプバーンの代表作『ローマの休日』や、若いふたりの恋が学校中を巻き込む騒ぎを起こす『小さな恋のメロディ』、恋愛小説家の前途多難な恋を描いた『恋愛小説家』などを紹介している。
Read Article
ハリウッドや海外女優のビフォーアフター画像まとめ
美貌と演技力でファンを魅了する海外女優たち。そんな彼女たちも平等に年を取るものです。ここでは彼女たちの若かった頃と年老いてからの画像を交互に並べました。少女時代とベテラン時代、それぞれの魅力を堪能してくださいね!
Read Article
映画『マイ・フェア・レディ』撮影裏画像まとめ!オードリー・ヘプバーンの美しすぎるショットが満載
オードリー・ヘプバーン主演のミュージカル映画『マイ・フェア・レディ』の撮影裏画像を集めました。オードリー・ヘプバーンの美貌や魅力がつまったショットが満載!映画ファン必見の貴重な画像をたっぷり紹介していきます。
Read Article
【ティファニーで朝食を】何回みても飽きない「猫映画」9選!年末年始は猫が一番!【猫が教えてくれたこと】
猫好きの間で評価が高い映画9作品を紹介する。年末年始、一仕事終えてコタツで温まっていると、ふと猫が恋しくなるのが猫好きのサガ。今自宅に猫がいないなら、その寂しい気持ちを傑作猫映画で埋めるのが一番である。
Read Article
ファッションデザイナーが衣装を担当している映画まとめ!ディオールやアルマーニなど有名デザイナーが関わった作品を紹介
有名ブランドのファッションデザイナーが衣装を担当した映画をまとめました。ここに掲載しているのは、ジャン・ポール・ゴルチエが衣装を手掛けた『フィフス・エレメント』や、オードリー・ヘップバーンの衣装を数多く手がけてきたジバンシィの優美な衣装が見られる『ティファニーで朝食を』、この他にもディオールやアルマーニなど有名デザイナーが関わった作品ばかり。物語だけでなく衣装にも注目して欲しい映画を紹介していきます。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ローマの休日』の概要
- 『ローマの休日』のあらすじ・ストーリー
- アン王女の苦悩
- ジョーと支局長の賭け交渉成立
- ローマの街へ冒険に行こう
- ジョーの嘘
- アンとジョーの一夜の恋
- アンは王女へと戻る
- アン王女と新聞記者ジョー
- 『ローマの休日』の登場人物・キャラクター
- アン王女(演:オードリー・ヘプバーン)
- ジョー・ブラッドレー(演:グレゴリー・ペック)
- アービング・ラドビッチ(演:エディ・アルバート)
- ジョバンニ
- 大使(演:ハーコート・ウィリアムズ)
- ヴィアルバーグ伯爵夫人(演:マーガレット・ローリングス)
- マリオ・デラーニ(演:パオロ・カルリーニ)
- プロブノ将軍(演:トゥリオ・カルミナティ)
- ヘネシー支局長(演:ハートリー・パワー)
- タクシー運転手(演:アルフレッド・リゾ)
- 『ローマの休日』の用語
- アメリカン・ニュース・サービス
- 真実の口
- 『ローマの休日』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ショートカットのアン
- 真実の口に手を入れるシーン
- 『ローマの休日』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オードリー・ヘプバーンの起用
- 日本でも高評価
- グレゴリーや監督の一考
- 『ローマの休日』の主題歌・挿入歌
- オリジナルサウンドトラック 『Roman Holiday』