ウィリアム・ワイラー / William Wyler

ウィリアム・ワイラー / William Wyler

ウィリアム・ワイラー(William Wyler)は、アメリカの映画監督。。ドイツ帝国のミュールハウゼン(現:フランス東部のオー=ラン県ミュルーズ)出身。母方の親戚に当時のハリウッドの重鎮とされていた、ユニバーサル・スタジオのカール・レムリがいたことから映画の道を志して18歳の頃に渡米し、同社で雑用係などを経て、撮影所の小道具係、配役係、助監督と着実に製作現場での経験を積む。1925年に映画監督に昇進し、短編の西部劇を監督してデビューを果たす。心理描写や人物の性格表現に長けたドラマ構成を得意とし、デビュー以降は幅広いジャンルの映画製作で活躍した。代表的な作品には1946年の『我等の生涯の最良の年』や、1953年の『ローマの休日』などがある。1981年、ロンドンで開かれた映画祭に出席して7月26日に帰国、しかし翌27日にビバリーヒルズの自宅にて心臓麻痺で死去。生涯にわたって映画にこだわり続けて新たな手法を追求したワイラーは、アカデミー賞の監督賞に12回ノミネートされ、うち3回では受賞という記録を打ち立てた。さらに、多くの名優を見出した輝かしい功績の数々で、ハリウッド黄金期に活躍した名監督として愛され続けている。

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