イコライザー2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『イコライザー2』とは、2018年に製作されたアメリカのヴィジランテ・アクションスリラー映画で、2014年に製作された『イコライザー』の続編である。普段は配車サービスの会社で運転手として働いている元CIAエージェントだったロバート・マッコールが、CIA時代の同僚スーザンが殺されたことを受けてその復讐に動き出すというストーリーになっている。監督は前作に引き続きアントワン・フークアが務め、主人公のロバート・マッコールも引き続きデンゼル・ワシントンが演じている。

デイブとの最後の戦いの舞台として、マッコールは彼の亡くした妻の家を選んだ。その家のある地域にはハリケーンが迫っており、周囲の住民は避難して誰もいない状態であった。デイブは3人の部下を従えてその家の近くまでやって来る。デイブは高台からスナイパーライフルのスコープ越しに周囲を見渡しながら部下に指示を出し、3人の部下らはマッコールの居場所を探していた。マッコールはコバックをある建物内におびき出すと、鏡を使ってコバックを錯覚させた隙に、モリでコバックの首を一突きにする。また、スーザンの写真を壁一面に貼ったマッコールは、その写真に気を取られているアリを刀でめった刺しにする。そして、マッコールは亡くなった妻が営んでいたパン屋に忍び込んで、小麦粉を辺りにまき散らした。そのパン屋にマッコールがいると判断したレズニックはパン屋に手榴弾を投げ込むと、爆破によって小麦粉にも発火し、火力が増した爆発に巻き込まれて死ぬ。デイブの部下3人全員を殺したマッコールは、奪ったトランシーバーでデイブへ降参を促すも、諦めないデイブは車のトランクに監禁しているマイルズをスナイパーライフルで狙い始める。マッコールが車のタイヤを銃で撃ってパンクさせて車高が下がったおかげで、デイブの放った銃弾が逸れてマイルズは間一髪で助かる。デイブのいる高台に登ったマッコールはデイブと格闘になる。デイブの攻撃をかわしたマッコールはデイブが振り回すナイフを奪い取ると、デイブをナイフでめった刺しにする。マッコールは倒れたデイブを高台から突き落としてスーザンを殺された復讐を完了させるのだった。

マイルズとサムのその後、そしてマッコール

傷も癒えたマイルズは美術学校へも再び通い出し、スプレーで汚された壁にはきれいな画を完成させていた。

姉と生き別れたサムは、マッコールがスーザンから得た情報をもとに姉と再会を果たす。

ハリケーンも去り、海も落ち着いた亡き妻の海辺の家でマッコールは海を眺めていたのだった。

『イコライザー2』の登場人物・キャラクター

主人公と関連人物

ロバート・マッコール(演:デンゼル・ワシントン)

日本語吹替:大塚明夫

元CIAのエージェント。前作ではホームセンターで勤務していたが、今作では配車サービスの会社Lyftで運転手をやっている。いつも時間に正確で明るく対応しており、乗客からの評価も高い。彼の住むアパートに住んでいる若者のマイルズには、悪の道へ逸れることがないように声をかけており、過去に読んだ本をプレゼントしている。CIA時代の友人スーザンが殺されると独自に調査を進め、CIA時代に相棒だったデイブが黒幕であると突き止める。自首しないデイブと戦うことになり、その戦いの場に自分の亡くなった妻の海辺の家を選ぶ。ハリケーンの迫る中、デイブと手下3人を皆殺しにする。

マイルズ・ウィテカー(演:アシュトン・サンダース)

日本語吹替:福西勝也

マッコールの住むアパートの住人。画家を目指すために美術学校に通っているが、サボりがちになっているところをマッコールに諭される。スプレーで落書きされた壁をマッコールが自発的に汚れを落としているところを見て、汚れを落としたうえで壁に画を描くことを申し出る。その後、壁をきれいにする作業も疎かになり、不良に絡まれて殺人を促されているところをマッコールに救い出してもらう。そのお礼にマッコールの家の壁のペンキ塗りをしていると、マッコールを捕まえに来たデイブらによって捕まる。デイブによって車のトランクに監禁されることになるが、間一髪のところでマッコールに再び助けてもらう。その後は美術学校にも真面目に通い、落書きされた壁をきれいにして画を完成させる。

ブライアン・プラマー(演:ビル・プルマン)

日本語吹替:安原義人

マッコールとはCIA時代に共に働いていた同僚。妻のスーザンが殺された後、マッコールにスーザンの死を電話で知らせる。

スーザン・プラマー(演:メリッサ・レオ)

左がスーザン。

日本語吹替:高島雅羅

マッコールとはCIA時代に共に働いていた同僚。ベルギーのブリュッセルでCIAの協力者であったカルベル氏の死を受けて、マッコールとかつて相棒だったデイブとともに捜査のために派遣される。カルベルの死がデイブによるものとは知らなかったが、真相に近づいたとしてデイブにより殺される。

殺し屋とその仲間

デイブ・ヨーク(演:ペドロ・パスカル)

日本語吹替:西健亮

マッコールとかつて7年間CIAで相棒だった男。妻と2人の小さな娘がいる一家の大黒柱でもある。マッコールが死んでからは仕事がなくなり裏稼業として殺しの仕事を請け負っている。カルベル氏をCIAの協力者と知らずに殺してしまったことを気付き始めたスーザンを口封じのために強盗を装って殺害する。スーザンの死に疑問を抱いたマッコールを殺すために殺し屋を送り込むが失敗し、その男のスマートフォンの記録からその黒幕が自分であることがマッコールにバレる。最後の戦いでは、部下3人が殺されたうえ、自身もマッコールにナイフでめった刺しにされて殺される。

レズニック(演:ジョナサン・スカーフ)

中央がレズニック。

日本語吹替:東條達也

かつてマッコールと仕事を共にした仲間だったが、現在ではデイブの手下になってしまった男。最後の戦いでは、マッコールが小麦粉をまき散らしたパン屋に手榴弾を投げ込み、小麦粉にも引火して強力な爆破になり、その爆破に巻き込まれて死ぬ。

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@konta920e7

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