『スーパーマリオ ラン』の評価&感想まとめ!名作かクソゲーか賛否両論!

2016年に配信されたスマホ用アプリ『スーパーマリオ ラン』の評価・レビューや感想をまとめました。海外のレビューなどでは概ね高い評価を受けたものの、APP Storeのレビューは低評価ばかり。賛否両論のレビュー動画やツイートなどを紹介していきます。

SUPER MARIO RUN Gameplay

メディア側・一般客側の両者をまとめた総合評価は「賛否両論」。
メディア側の評価は「称賛」、一般客側の評価(及びそちらの動向で評価を下す市場側の評価)は「批判」の二極化の傾向が見られた。

内容重視のメディア側が高評価・価格も含めた評価の一般客側が低評価である点や、一般客側の批評に価格批判が多い点から、「内容は良いが価格面がネック」という評価を下されていることが窺える。

『スーパーマリオラン』感想

ここからは「『スーパーマリオラン』を1200円で購入し、プレイした」筆者が、プレイして純粋に感じた感想を書いていきます。

■良い点

ステージ構成やギミックはよく考えられています。
またステージに関しては使い回しも無く、毎ステージ新鮮なゲーム体験ができます。

操作性も悪くなく、『スーパーマリオラン』は「ランゲームとしては」かなりハイクオリティなゲームであると言えるでしょう。

■悪い点

まず「ワンウェイ・オートラン・ワンキー」のランゲームである点。
ワンウェイのため自由度が低く、オートランのため操作できる部分が少なく、ワンキーのためやれることも少ないです。
特にワンキーである点は致命的で、その単純で単調な操作方法のせいでやっていてすぐに飽きが来てしまいます。
勿論ステージ自体は使い回しなく考えて作られているため新たなステージをプレイするという楽しみはありますが、一度プレイしたステージのリプレイ性は低い印象です。

次に「ボリューム不足」な点。
『スーパーマリオラン』のメインモード「ワールドツアー」は制限時間90秒の短いステージが1-1から6-4までの全24ステージありますが、これははっきり言ってボリューム不足です。
「一ステージのクオリティを上げるために全体のボリュームが少なくなる」というコンシューマーメインのゲーム会社がスマホ向けの新作を出す際にやってしまいがちなミスを、任天堂もやってしまったという印象です。
これならもっと使い回してでも全体のボリュームを上げた方が良かったと個人的には思います。

最後に、上記二点を踏まえたうえで、1200円と高額であるという点です。

■「マリオラン」1200円は高いか

ここからは、よく議論になっている「『マリオラン』1200円は高いか」について解説します。
まず先に結論を言ってしまうと、マリオランで1200円は高いです。

順を追って説明します。

まず前提として、マリオランは「買い切り型」のゲームアプリです。
マリオランの金額の比較対象として「ガチャゲー」の課金額が挙げられ、それに比べれば高くない、むしろ安いという論をよく目にしますが、それは適切な比較を行っているとは言えず、間違いです。
(それとは別に「ガチャゲー」でも1200円の課金は間違いなく高いですが)

その上で、まず買い切り型のスマホのゲームアプリとして1200円は高いです。
それ以上の値段のゲームアプリもあるにはありますが、1200円は「他の安いゲームアプリを複数買った方が良いのでは?」とかなり迷う金額です。
はっきり言って1200円は強気な値段設定だと言えるでしょう。

次に「横スクロールアクションゲーム」として見ても1200円は高いです。
勿論「べらぼうに高い・全く妥当性が無い」という値段ではありませんが、3Dオープンワールドが主流のこの時代に横スクロールアクションで1200円は少し高く感じます。

最後に「ワンウェイ・オートラン・ワンキー」のランゲームである点。
このシステムで1200円は、はっきり言ってムチャクチャ高いです。
「ミストタイプのアドベンチャーゲームをフルプライスで発売する」のと同じくらい、このシステムで1200円は無謀な値段設定と言えます。

これら三点から、マリオラン1200円はどの切り口から見ても「高い」と言えます。

■結論

『スーパーマリオラン』は丁寧に考えられ作られた、非常によくできたゲームで、プレイしていてきちんと面白く、クソゲーということは全くありません。

ただ値段が高いのも事実で、そこを中心に否定的な意見が出ても仕方が無いとも感じます。

その点も含めて、マリオランは単体としてよくできたゲームであり、パズドラ・モンストといったスマホゲーの看板作品に取って代わったり、基本無料ゲーから買い切りゲーにスマホゲームの主流を変えたりするエネルギーは無いというのが結論です。

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