鉄人28号(Gigantor)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鉄人28号』とは、横山光輝による漫画を原作とする、日本初の巨大ロボットものシリーズである。
少年探偵「金田正太郎」と、彼に操られる巨大ロボット「鉄人28号」の活躍を描く。
元々は少年探偵漫画だった所に「巨大ロボット同士のプロレス」という内容が加わった事で、昭和30年代に凄まじい人気を誇った。
『鉄腕アトム』と並び、我が国の漫画・アニメ黎明期における金字塔に輝く作品として、強く日本人の記憶に残り続ける作品である。

ドラグネット博士に改造されてしまった元助手。怪力を誇る。
ドラグネット博士に恨みを抱いており、彼を殺害するも、本来は穏和な性格の青年であった。

ブラック博士

体が徐々に崩壊するという恐ろしい奇病に冒されている医師で、赤死館(せきしかん)なる館に居住している。
息子まで奇病に感染した事からその命だけは救おうとして、息子の脳を佐良(さら)という青年の体に移植しようと試みる。
しかし、正太郎にその企みを見抜かれ、最終的に炎にくるまれた赤死館で息子ともども焼死した。

ビッグファイア博士

パガオニア国の科学者で、ファイア2世、ファイア3世の制作者。ロボット工場の経営者でもある。
後に投獄されるも、ファイヤ3世を操って脱獄を企んだ。しかし、鉄人にファイア3世を倒されてしまう。

『鉄人28号』の登場ロボット・メカ

鉄人28号

本作の主役ロボット。
旧日本軍の秘密兵器だが、開発が終戦に間に合わなかったという設定である。
ビルも粉々にする怪力と銃砲弾をものともしない装甲に、空を制する飛行能力をも備える。
リモコン操縦のため、弱点は電波妨害となる。

後の世の、あらゆる巨大ロボットの原点となった存在である。

ブラックオックス

黒いロボット。

本作を代表するライバルロボット。
鉄人よりも高性能であり、自律して動く事ができるが、飛行できないのが弱点。
電波かく乱も可能で、鉄人を翻弄した。後の警察に回収され、正太郎の心強い味方となる。

後の「ゲッター1」や「グリフォン」に「マスターガンダム」といった鋭角的デザインをしたロボットのモデルである。
強力なライバルが味方になる、という少年漫画の定番を行った初期の存在でもある。

モンスター

カリー国のロボット。
お世辞にも格好良いとはいえないデザインだが、鉄人よりずっと巨大で、見た目のインパクトが絶大。
劇中の登場期間は短いながらも、ファンの印象に強く残るロボットである。

鉄人27号

物を放り投げているロボット。

鉄人28号より、ひとつ前に制作された鉄人。
当初はこれが鉄人28号になるはずだったが、デザイン人気が青いロボット(後の鉄人28号)に集中したため、そちらにお株を奪われた。
そして、このロボットは「鉄人27号」だったという事にされ、破壊されてしまったのである。

バッカス

「ガーッ」と言っているロボット。

不乱拳博士が制作したロボット。
対鉄人戦闘を念頭に置かれており、飛行能力や火炎放射能力を備える。
しかし全体的には鉄人より劣っており、最終的には鉄人の攻撃で破壊された。

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