星の王子ニューヨークへ行く2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『星の王子ニューヨークへ行く2』とは、2021年に公開されたアメリカのコメディー映画。全世界で興行収入2億8800万ドルを超える大ヒットを記録したエディ・マーフィ主演映画『星の王子ニューヨークへ行く』から33年経ち満を持し続編が公開された。日本では2021年3月5日からAmazon Prime Videoでの配信となった。監督は『ルディ・レイ・ムーア』の監督クレイグ・ブリュワー。前回から引き続きの懐かしいキャストはもちろん音楽面でも注目されている。
ラヴェル・ジョンソン (演:ジャーメイン・ファウラー)
吹き替え:武内駿輔
アキームの実の息子だが30年間父親を知らずにクイーンズで育った。アキームが息子の存在を知ったときに初めて父親と対面し、最終的にザムンダに行くことを決意する。ザムンダでは過酷な王子の試練を彼のやり方で次々クリアし、立派な王子となる。政略結婚で決められた嫁がいたが、父アキームがしたように、本当に愛する人と結婚するため駆け落ちしニューヨークへ花嫁と共に逃げる。すぐにアキームに見つかってしまうが、最終的には自分の意志でザムンダに戻り無事自分の愛するミレンベと結婚し幸せになる。
ミーカ(演:キキ・レイン)
吹き替え:永宝千晶
アキームとリサの長女で小さいころから国王である父の後を継ぐため格闘技の訓練に全力を注ぐ。現ザムンダの法律では女子は国王になれないが、父アキームが法律を変えてくれることを密かに期待し日々過ごす。ある日突然できた男兄弟に最初は困惑し、自分が後を継げないことに絶望するが、次第にラヴェルとの仲がよくなり王子として認めるようになる。
ラヴェルの王子の試練の際にもアイディアを出したりして協力する。アキームがラヴェルの後を追ってニューヨークに行った際には、イジー率いるネクスドリア武装団に攻め込められるが、彼女と姉妹の力で制圧することに成功する。そしてアキーム王の死後は、現法律が変えられて、ミーカが後継者となることが約束された。
メアリー(演:レスリー・ジョーンズ)
吹き替え:斉藤貴美子
ラヴェルの母親。30年前、アキームとセミがニューヨークを訪れた際にアキームと関係を持ち、妊娠し出産したが当のアキームはそのことを知らされていなかった。
30年後息子の存在を知りメアリーを訪ねて来たアキームと再会する。ラヴェルの希望もあり、ラヴェルと一緒にアキームの国ザムンダへ移住する。
周りの空気を読むことなく王宮に仕える執事とセルフィ―を撮ったり、食事中にはフォークとナイフもマナー通りに使えない、人のワードローブから勝手にドレスを拝借しリフォームするなど多少気品にかけるが、持ち前の明るさでザムンダのアキーム一家に溶け込む。
リサ・マクドゥーウェル(演:シャーリー・ヘドリー)
吹き替え:深見梨加
アキームの妻。アキームがアメリカへの最初の旅で恋に落ち結婚した相手。リサが知らないうちにアキームは自分の息子をニューヨークから連れてきてひと悶着あるが、結局結婚前の出来事ということで何とか収まる。が、ガサツなメアリーと軽薄なラヴェルを受け入れることができない。少しずつ時間と共に歩み寄り、すっかり自分を見失ってしまったアキームに喝を入れて、目を覚まさせ家族は一つとなり幸せな日々を取り戻す。
クリオ・マクドゥーウェル(演:ジョン・エイモス)
吹き替え:麦人
アキームの義父であり、リサの父親。現在はザムンダでマクダウェルの経営をしている。アキームがリサと喧嘩して落ち込んでマクダウェルの床掃除を始めた時には、「君は父親だけでなく一国の王でもあるんだ。王冠を載せた頭はさぞ重いだろう」とアキームの立場に理解を示し、「アキームのお母さんが生きていたら何というか考えてみなさい」と掛けた言葉をきっかけにアキームは自分を取り戻した。
リーム(演:トレイシー・モーガン)
吹き替え:乃村健次
ラヴェルの伯父でクイーンズに住んでいる。ダフ屋をしていて甥っ子のラヴェルに自分の家業を手伝ってほしいと思っているが、ラヴェルはきちんとした職業に就きたがっている。甥のラヴェルとは仲が良くて、ラヴェルの31歳の誕生日のパーティーにはもちろん、ラヴェルの入社試験にも同行するほど。ラヴェルが先にザムンダに行ってしまったあと、相談役としてラヴェルに呼ばれザムンダに移住する。
イジー(演:ウェズリー・スナイプス)
吹き替え:江原正士
ザムンダの隣国であるネクスドリア国を率いる将軍。30年前アキームの花嫁候補だったイマニの兄で、今回はラヴェルの花嫁にと連れて来たポポトの父。ザムンダとは犬猿の仲だが、最終的にはザムンダと友好関係を築くことができる。
ジョフィ・ジャファ(演:ジェームズ・アール・ジョーンズ)
吹き替え:勝部演之
アキームの父で、ザムンダ王国の国王。現在は病により床に伏している。早くに王妃をなくしていて独り身となったジョフィ。派手なことが好きなジョフィは生前葬を盛大にしてくれるように息子アキームに頼み、実行し、式の最中に息を引き取る。
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目次 - Contents
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』の概要
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』のあらすじ・ストーリー
- ザムンダ王国王子アキーム・ジョフィ王子の結婚30周年の日
- 隣国ネクスドリアとの関係
- 王位継承問題
- クイーンズのアキームの息子との対面
- ラヴェルのザムンダ王国での生活
- ラヴェルの王子試験への挑戦
- 最期の試練へのチャレンジ
- ラヴェルの結婚式前夜祭
- アキームの想い
- 3度目のニューヨーク訪問
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』の登場人物・キャラクター
- アキーム・ジョフィ(演:エディ・マーフィ)
- ランディ・ワトソン(演:エディ・マーフィ)
- クラレンス(演:エディ・マーフィ)
- ソール(演:エディ・マーフィ)
- セミ(演:アーセニオ・ホール)
- モーリス(演:アーセニオ・ホール)
- ブラウン(演:アーセニオ・ホール)
- ババ(演:アーセニオ・ホール)
- ラヴェル・ジョンソン (演:ジャーメイン・ファウラー)
- ミーカ(演:キキ・レイン)
- メアリー(演:レスリー・ジョーンズ)
- リサ・マクドゥーウェル(演:シャーリー・ヘドリー)
- クリオ・マクドゥーウェル(演:ジョン・エイモス)
- リーム(演:トレイシー・モーガン)
- イジー(演:ウェズリー・スナイプス)
- ジョフィ・ジャファ(演:ジェームズ・アール・ジョーンズ)
- オーハ(演:ポール・ベイツ)
- ミレンベ(演:ノムザモ・ムバサ)
- モーリス(演:ルーイ・アンダーソン)
- ボポト・イジー(演:テヤナ・テイラー)
- イマニ・イジー(演:ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ)
- イディ・イジー(演:ロティミ)
- オマ(演:ベラ・マーフィ)
- ティナーシェ(演:アキレイ・ラヴ)
- スイーツ
- リビア(演:ルネル)
- ザムンダ・ニュース・ネットワークのキャスター(演:トレヴァー・ノア)
- グレース(演:ガーセル・ボベイ)
- モーガン・フリーマン(演:本人)
- リック・ロス(演:本人)
- アン・ヴォーグ(演:本人)
- ソルト・ン・ペパ(演:本人)
- ダヴィド(演:本人)
- グラディス・ナイト(演:本人)
- ディケンベ・ムトンボ(演:本人)
- ジョン・レジェンド(演:本人)
- カルバン・デューク(演:コリン・ジョスト)
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』の用語
- マクドゥーウェル
- ザムンダ王国
- ネクスドリア国
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』名言・名セリフ/名シーン・名場面
- イジー将軍「結婚という血の繋がりで結びつく方が、戦争で血を流して分裂するよりもいいだろう」
- ジョフィ・ジャファ王 「おべっか使う必要はもうない、私は、どうせもうすぐ死ぬんだ。それにしても、なぜおまえが死なないんだセミ」
- リサ・マクドゥーウェル 「ザムンダ王国のためにしてるの?それとも家族のため?」
- ミレンベ「ザムンダの王子になるのではなく、クイーンズの王子になればいい、あなたの思う道を歩みなさい」
- ポポト「あなたが幸せと思うことが私の幸せです」
- ラヴェル「宮殿も黄金の山もないけれど、全力で彼女を幸せにするよ」
- 王子になるための最後の試練のシーン
- モップ掃除をしながら30年前を思い返すアキーム
- ミーカがアキーム不在のザムンダを守るシーン
- リサの許しを請うため音楽団を指揮するアキーム
- アキームがミーカに王位を継承すること伝えるシーン
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エディ・マーフィの一人四役
- アーセニオ・ホールの一人四役
- 監督クレイグ・ブリュワーにとって思い入れがあるシーンは
- 三作目について
- エディ・マーフィの娘ベラ・マーフィの出演について
- ジェンダー問題、男女不平等について
- 『星の王子ニューヨークへ行く2』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):レディスミス・ブラック・マンバーゾ『Mbube』
- ED(エンディング):John Legend & Burna Boy Featuring Nile Rodgers『Coming 2 America』