STRATOVARIUS(ストラトヴァリウス)の徹底解説まとめ

ストラトヴァリウスとは、フィンランド出身のヘヴィメタルバンドである。
ジャンルは、パワーメタルやスピードメロディックメタルに分類される。1989年にアルバム『FRIGHT NIGHT』でデビュー。北欧メタルを代表するバンドであり、クラシック音楽を取り入れ、メロディックスピードメタルの定番を確立したグループ。
母国フィンランドやヨーロッパのみならず、日本でも、哀愁を感じさせるメロディーで、根強い人気を保っている。幾度のメンバーチェンジを経て、活動を続けるバンドである。

ヨルグ・マイケル

担当:ドラム
在籍期間:1995~2011年(2004年を除く)
ドイツ人ドラマー。ストラトヴァリウス絶頂期から新生ストラトヴァリウスまで長期に渡り在籍。
脱退後は、第一線から退いている。

ミカ・エルヴァスカリ

担当:キーボード
在籍期間:1984~1987年
ストラトヴァリウスの初代キーボーディスト。

アンティ・イコーネン

担当:キーボード
在籍期間:1987~1995年
デビューシングルリリース頃に加入。トゥオモ・ラッシーラと共に、ストラトヴァリウス脱退している。

STRATOVARIUSのディスコグラフィー

アルバム

『FRIGHT NIGHT』

1989年リリース。
(収録曲)
1. Future Shock
2. False Messiah
3. Black Night
4. Witch-hunt
5. Fire Dance
6. Fright Night
7. Night Screamer
8. Darkness
9. Goodbye

ストラトヴァリウスのデビューアルバム。この頃のヴォーカルはギターのティモ・トルキである。
ヘビメタ好きな人が「Future Shock」を聴くと、どこかで聴いたことあるような曲かもしれない。
しかし、正統派ヘヴィメタルを聴けるアルバムとなっているので、のちに確立する北欧メタルとは異なり、新鮮なアルバムと言えるだろう。

『TWILIGHT TIME』

1992年リリース。
(収録曲)
1. Break The Ice
2. The Hands Of Time
3. Madness Strikes At Midnight
4. Metal Frenzy
5. Twilight Time
6. The Hills Have Eyes
7. Out Of The Shadows
8. Lead Us Into The Light

1991年、『STRATOVARIUS Ⅱ』として、フィンランド国内のみでリリース。その後ドイツのレコードレーベルと契約し、『TWILIGHT TIME』とタイトルを変更後、ヨーロッパでリリース。日本国内でも輸入盤チャートにランクインをして、ビクターエンタテイメントより日本盤も発売された。初期のストラト決定盤と呼ばれることもある。ヴォーカルはティモ・トルキ。「The Hands Of Time」や「Out Of The Shadows」は絶頂期を予兆させる疾走感溢れるナンバー。

『DREAMSPACE』

1994年リリース。
(収録曲)
1. Chasing Shadows
2. 4th Reich
3. Eyes Of The World
4. Hold On To Your Dream
5. Magic Carpet Ride
6. We Are The Future
7. Tears Of Ice
8. Dreamspace
9. Reign Of Terror
10. Thin Ice
11. Atlantis
12. Abyss
13. Shattered
14. Wings Of Tomorrow

ティモ・トルキがヴォーカルを務める最後のアルバム。
1曲目の「Chasing Shadows」のように、絶頂期のストラトヴァリウスの代名詞ともなる哀愁漂うメロディーが台頭しはじめる。
「Shattered」もティモ・トルキのギターリフが耳に残る名曲。

『FOURTH DIMENSION』

1995年リリース。
(収録曲)
1. Against The Wind
2. Distant Skies
3. Galaxies
4. Winter
5. Stratovarius
6. Lord Of The Wasteland
7. 030366
8. Nightfall
9. We Hold The Key

このアルバムから、ティモ・トルキはギター専任し、ティモ・コティペルトをヴォーカルとして迎えたアルバム。
ヴォーカルから解き放たれたトルキのギタープレイが冴えわたる。特に1曲目「Against The Wind」や「Distant Skies」は、スピード感たっぷりで、ライブでの大合唱が容易に想像できる。

『EPISODE』

1996年リリース。
(収録曲)
1. Father Time
2. Will The Sun Rise?
3. Eternity
4. Episode
5. Speed Of Light
6. Uncertainty
7. Season Of Change
8. Stratosphere
9. Babylon
10. Tomorrow
11. Night Time Eclipse
12. Forever

キーボードにイェンス・ヨハンソン、ドラムにヨルグ・マイケルが加入し、ストラトヴァリウスの全盛期を支えるメンバーが揃うアルバム。
このあとにリリースする『VISIONS』が名盤と言われているが、このアルバムも名曲が揃っている。
「Will The Sun Rise?」のタイトルがトルキの繊細な心が表れている。日はまた昇るのか?というタイトルは絶望すら感じさせる。

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