STRATOVARIUS(ストラトヴァリウス)の徹底解説まとめ
ストラトヴァリウスとは、フィンランド出身のヘヴィメタルバンドである。
ジャンルは、パワーメタルやスピードメロディックメタルに分類される。1989年にアルバム『FRIGHT NIGHT』でデビュー。北欧メタルを代表するバンドであり、クラシック音楽を取り入れ、メロディックスピードメタルの定番を確立したグループ。
母国フィンランドやヨーロッパのみならず、日本でも、哀愁を感じさせるメロディーで、根強い人気を保っている。幾度のメンバーチェンジを経て、活動を続けるバンドである。
『ELYSIUM』
2011年リリース。
(収録曲)
1. Darkest Hours
2. Under Flaming Skies
3. Infernal Maze
4. Fairness Justified
5. The Game Never Ends
6. Lifetime In A Moment
7. Move The Mountain
8. Event Horizons
9. Elysium
新生ストラトヴァリウスとなってから2作目のアルバムリリースとなった。
ギターのマティアス・クピアイネンのテクニックが光る作品。メロディックスピードメタルを踏まえた上で、プログレッシブ要素も取り入れている。演奏テクニックに耳を奪われる。
「The Game Never Ends」はキーボードのイェンス・ヨハンソンが作曲。彼のソロパートでの早弾きを注目して聴いて欲しい。
『NEMESIS』
2013年リリース。
(収録曲)
1. Abandon
2. Unbreakable
3. Stand My Ground
4. Halcyon Days
5. Fantasy
6. Out Of The Fog
7. Castles In The Air
8. Dragons
9. One Must fall
10. If The Story Is Over
11. Nemesis
2012年にドラムのヨルグ・マイケルが脱退して、オーディションを勝ち抜いたロルフ・ピルヴが加わった最初のアルバム。
プログレッシブ要素の強い前作から一変、2曲目の「Unbreakable」にも表れているようにシンフォニック且つスピードメロディックメタルが戻ってきている。イェンス・ヨハンソンの挑戦的なキーボードが新鮮。
『ETERNAL』
2015年リリース。
(収録曲)
1. My Eternal Dream
2. Shine In The Dark
3. Rise Above It
4. Lost Without A Trace
5. Feeding The Fire
6. In My Line Of Work
7. Man In The Mirror
8. Few Are Those
9. Fire In Your Eyes
10. Lost Saga
ギターのマティアス・クピアイネンがプロデュースをつとめた通算15枚目のオリジナルアルバム。
新体制になってからのストラトヴァリウスはメンバーそれぞれが楽曲を制作しており、聴き手を飽きさせない曲がちりばめられている。
長く続いてるバンドゆえ、進化し続けながらも初期から聴いているファンをも裏切らない。
「Shine In The Dark」は北欧メタルバンドCain's Offeringのギタリスト、ヤニ・リーマタイネンが参加している。
ライブアルバム・コンピレーションアルバム
『BEST OF』
2016年リリース。
(収録曲)
CD 1:
1. Until The End Of Days (brand new song)
2. My Eternal Dream
3. Eagleheart
4. Speed Of Light
5. S.O.S .
6. Forever Free
7. Wings Of Tomorrow
8. No Turning Back
9. Break The Ice
10. Distant Skies
11. Will The Sun Rise?
12. A Million Light Years Away
13. Under Flaming Skies
14. Darkest Hours
15. Winter Skies
16. I Walk To My Own Song
17. Maniac Dance
CD 2:
1. Halcyon Days
2. Will My Soul Ever Rest In Peace?
3. Destiny
4. Paradise
5. Deep Unknown
6. Elysium
7. Black Diamond
8. If The Story Is Over
9. Unbreakable
10. Forever
11. Shine In The Dark
12. Hunting High And Low
最新リマスター仕様のベストアルバム。新曲も含んでいる。
ストラトヴァリウスを聴いてみたかったけれど、どれから聴いたらいいか分からなかった人に最適である。
初期から最新の曲まで代表曲を網羅している。最新曲は1曲目の「Until The End Of Days」。ベースのラウリ・ポラーがソングライターだ。
まとまりがあり通勤の時などに聴くと元気がもらえそうな曲。
『DESTINY』
2016年リリース。
(収録曲)
CD1
1. Destiny
2. S.O.S.
3. No Turning Back
4. 4000 Rainy Nights
5. Rebel
6. Years Go By
7. Playing With Fire
8. Venus In The Morning
9. Anthem Of The World
Bonus Tracks
10. Cold Winter Nights (European Edition Bonus Track)
11. Dream With Me (Japanese Edition Bonus Track)
12. Blackout (US Edition bonus track)
CD2
1. Destiny
2. Paradise
3. Speed Of Light
4. S.O.S.
5. Anthem Of The World
6. Forever
7. Black Diamond
8. The Kiss Of Judas
9. Distant Skies
10. Forever
1998年に発売した同タイトルアルバムのリマスターバージョン。
30周年のストラトヴァリウスがいままでの作品を総括することを決め、リマスタリング制作した作品の一つである。
『VISIONS OF EUROPE』
2016年リリース。
(収録曲)
CD1
1. Intro
2. Forever Free
3. Kiss Of Judas
4. Father Time
5. Distant Skies
6. Season Of Change
7. Speed Of Light
8. Twilight Symphony
9. Holy Solos
CD2
1. Visions
2. Will The Sun Rise?
3. Forever
4. Black Diamond
5. Against The Wind
6. Paradise
7. Legions
絶頂期にリリースした『VISIONS』後のライブアルバムをリマスターした作品。
当時の人気ぶりを体感できるライブアルバムが良い音質になって再現されているので、以前持っていなかった人にもおすすめのライブアルバムである。
曲目もライブで盛り上がる「Forever Free」を始め、揃っている。「Forever」は韓国ドラマでも使用された秀逸バラードだ。
『ENIGMA: INTERMISSION II』
2018年リリース。
(収録曲)
1. Enigma
2. Hunter
3. Hallowed
4. Burn Me Down
5. Last Shore
6. Kill It With Fire
7. Oblivion
8. Second Sight
9. Fireborn
10. Giants
11. Castaway
12. Old Man And The Sea
13. Fantasy
14. Shine in the Dark
15. Unbreakable
16. Winter Skies
新曲3曲とオーケストラヴァージョン4曲で構成されたコンピレーションアルバム。
新曲は「Enigma」、「Burn Me Down」、「Oblivion」となっている。
「Unbreakable」のオーケストラヴァージョンは、弦楽器の旋律がより悲壮感を引き立てて、メタルとは違う顔を見せてくれる。
シングル
『FUTURE SHOCK』
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目次 - Contents
- STRATOVARIUSの概要
- STRATOVARIUSの活動経歴
- STRATOVARIUS誕生
- デビューから絶頂期へ
- バンドの活動休止とティモ・トルキの脱退
- 新生・STRATOVARIUS
- STRATOVARIUSのメンバー
- 現メンバー
- ティモ・コティペルト / Timo Kotipelto
- イェンス・ヨハンソン / Jens Johansson
- ラウリ・ポラー / Lauri Porra
- マティアス・クピアイネン / Matias Kupiainen
- ロルフ・ピルヴ / Rolf Pilve
- 旧メンバー
- ティモ・トルキ
- カタリーナ・ウィーアラー
- スタファン・ストロールマン
- ジョン・ヴィヘルヴェ
- ユルキ・レントン
- ヤリ・ヘベム
- ヤリ・カイヌライネン
- トゥオモ・ラッシーラ
- ヨルグ・マイケル
- ミカ・エルヴァスカリ
- アンティ・イコーネン
- STRATOVARIUSのディスコグラフィー
- アルバム
- 『FRIGHT NIGHT』
- 『TWILIGHT TIME』
- 『DREAMSPACE』
- 『FOURTH DIMENSION』
- 『EPISODE』
- 『VISIONS』
- 『DESTINY』
- 『INFINITE』
- 『INTERMISSION』
- 『ELEMENTS PART.1』
- 『ELEMENTS PART.2』
- 『STRATOVARIUS』
- 『POLARIS』
- 『ELYSIUM』
- 『NEMESIS』
- 『ETERNAL』
- ライブアルバム・コンピレーションアルバム
- 『BEST OF』
- 『DESTINY』
- 『VISIONS OF EUROPE』
- 『ENIGMA: INTERMISSION II』
- シングル
- 『FUTURE SHOCK』
- 『BLACK NIGHT』
- 『BREAK THE ICE』
- 『WINGS OF TOMORROW』
- 『FATHER TIME』
- 『WILL THE SUN RISE?』
- 『BLACK DIAMOND』
- 『THE KISS OF JUDAS』
- 『S.O.S』
- 『HUNTING HIGH AND LOW』
- 『IT'S A MYSTERY』
- 『A MILLION LIGHT YEARS AWAY』
- 『EAGLEHEART』
- 『I WALK TO MY OWN SONG』
- 『MANIAC DANCE』
- 『DEEP UNKNOWN』
- 『DARKEST HOURS』
- 『UNBREAKABLE』
- DVD
- 『INFINITE VISIONS』
- 『UNDER FLAMING WINTER SKIES』
- STRATOVARIUSの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Black Diamond
- Forever Free
- Father Time
- Speed of Light
- Will the Sun Rise?
- Hunting High and Low
- STRATOVARIUSの名言・発言
- ティモ・トルキ「人間というのは学びながら生きていくものだよ」
- イェンス・ヨハンソン「俺は他の人達みたいに1日に8時間も練習したりしなかったよ。せいぜい3~4時間かな。それ以上やっていたら頭が変になっていたと思う」
- STRATOVARIUSの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ティモ・トルキ脱退の一因は傷害事件
- 精神病と闘っていたティモ・トルキ
- ティモ・コティペルトの呼び名は小ティモ