誰も眠らない森(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『誰も眠らない森』とは、2020年に公開されたポーランド制作のホラー映画である。監督・脚本はバルトシュ・M・コヴァルスキである。あらすじは、ネット依存を克服するためのオフラインキャンプ「アドレナリン」に参加した少年少女たちが、キャンプ中に不可解な事件に巻き込まれていく。森には人を食べる殺人鬼が住んでおり、次々と参加者が殺されていく。そんな中、恐怖に立ち向かい、なんとか山奥から脱出するため、少年少女たちは行動を起こしていく。

バリエーション豊富な双子たちの殺戮シーン

執拗にゾーシャたちを追う大男だが、殺し方は実に多様である。武器で殺すこともあれば、直接食いちぎることもある。更には腹部を刺したまま放置することもあり、大男たちの目的が殺しなのか食事なのかは知れない。どのような襲い方をするのかは見どころである。

『誰も眠らない森』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

殺害方法の違いから見る双子の性格

ダニエルを殺した際は、湖で殺すが自宅に持ち帰っており、食用に保管していると思われる。しかし、アニエラは頭から喰いちぎられて死亡しており、その後すぐに逃げたバルテクを追ってアニエラを放置している。
また、神父を殺した際は一口も食べずに、庭にある粉砕機でバラバラにしている。

地下室でゾーシャを見つけた際は、掴みあげてゾーシャを凝視している。そこに背後から攻撃してきたユレクも、ゾーシャ同様に掴みあげて凝視するも、顔を食いちぎり、ナイフで腹部を刺している。

ダニエル・イザ・ユレク・ゾーシャを襲った大男1と、アニエラ・バルテク・神父を襲った大男2は別人であり、大男2の方が単直的ですぐに殺す描写がある。警察官を殺し、ゾーシャを執拗に追っており、人間を食べることが真の目的かは不明であるが何度も人間に襲いかかっている。また直接食いちぎって食べることや、鉈や斧で切断してから食べる等、様々な方法をとっている。

『誰も眠らない森』の主題歌・挿入歌

挿入歌:今夜その森では誰も眠らない

怪物になる前の描写で、母親が双子に眠る前に絵本を読み聞かせている。魔女は夜な夜な恰幅のいい子供たちをさらい、深鍋に入れて食べるが、その前にある歌を歌うのだという。その歌の歌詞が、『今夜その森では誰も眠らない』である。

挿入歌:アンセム(聖歌)

警察官の兄弟でるマリウシュと弟が酔っぱらってアンセム(聖歌)を歌っている。「金色の光が我らを包む 白いワシは空高く舞い上がる 埃を胸に頭を上げよう あの十字架と紋章を見よ 新しいポーランドを築くのだ 」

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