ジュドー・アーシタ（機動戦士ガンダムΖΖ）の徹底解説・考察まとめ

実の妹。
アーガマのシャングリラ寄港までは、実質的に（父行方不明、母不在のため）ジュドー唯一の家族として彼から経済的に支えられ、生活・精神的には逆にジュドーを支えていた。
心優しく、芯の通った強い少女。
第一次ネオ・ジオン抗争の最中でジュドーを救うために出撃するも、乗機としたコアファイターから放り出されて行方不明になってしまう。

行方不明中は、じつはネオ・ジオンのグレミー・トトによって保護されており、彼の趣味でレディとしての教育を受けさせられていた。
グレミー戦死後はセイラ・マスによって密かに救助され、最終的にはジュドーとの再会を果たした。

エルピー・プル

ネオ・ジオンに作られたクローン人間「プルシリーズ」の第1号、あるいはクローンの基となった人間（設定が定かでない）。
10歳程度の少女の外見・思考を持っている。
ニュータイプではない人間=オールドタイプが、手術や薬物投与で人工的にニュータイプの能力を持たされた「強化人間」でもある。

ネオ・ジオンの宇宙要塞アクシズへ潜入したジュドーと初対面し、彼に激烈といえるほどの親愛の情を示す。
やがてエゥーゴの捕虜に落ちるという形でジュドーへ味方するようになる。
だがその後、プルシリーズ第2号、プルツーと遭遇。
ある意味で妹、ある意味で自分自身でもあるプルツーがジュドーを攻撃した際、彼をかばう形で戦死した。

グレミー・トト

ネオ・ジオンの将校。
旧ジオン公国（ネオ・ジオンとなる前の、ザビ家によって運営されていた国家）時代からの名家トト家出身で、高い教養を持つものの、それを他の登場人物からからかわれるコメディーリリーフとしてとして登場していた（『機動戦士ガンダムΖΖ』放映当時は人の特徴や性格を「からかう」事も差別・いじめではなく、ギャグとして看過されていた時代背景に留意されたい）。

ネオ・ジオンに誘拐されたリィナ・アーシタの面倒を見る事になり、捕虜・人質にすぎないはずの彼女に対して礼儀を重んじつつ、自身の趣味・趣向をリィナへ反映すべくレディ教育を施す一面もある。

しかし野心家であり、物語の終盤ではハマーン・カーンに反旗を翻し、クローン人間・プルシリーズを戦力の核とした私設軍隊（グレミー軍）をもってネオ・ジオンを離反。
大義としては「自身こそザビ家の正当なる後継者であり、ハマーンはミネバ・ザビの摂政という立場を利用してネオ・ジオンを私物化している人間で、打倒せねばならない」とするものだった。
こうしてグレミー軍を率いてネオ・ジオンとエゥーゴの両方を相手取るものの、最終的には戦争中に出会って一目惚れをしていたルーに討たれる。

ハマーン・カーン

『機動戦士Ζガンダム』から続投したキャラクターの一人。
ネオ・ジオン総帥。
旧ジオン公国の支配者だったザビ家の一員、ドズル・サビの忘れ形見たるミネバ・ザビの摂政でもある。
また、その立場を利用して、ネオ・ジオン内部の権力闘争を制する事で総帥の座を維持している。

第一次ネオ・ジオン抗争の最中にジュドーを知り、彼に興味を持って仲間になる事を誘いかけるも拒絶される。
最終決戦では、専用のモビルスーツ「キュベレイ」を駆ってジュドーのΖΖガンダムと一騎打ちをして敗北するも、彼に出会えた事を「強い子に会えた」と表現し、自身の人生に後悔していない様子で死亡した。

なお、監督の富野由悠季は、インタビューの中でハマーンを「強い男に憧れながらもそうした存在を理解できず、結果的に漁夫の利を得ようとする小悪党に成り下がった女」と評している。

ジュドー・アーシタの搭乗した機体

Ζガンダム

『機動戦士ΖΖガンダム』の前作となる『機動戦士Ζガンダム』で主役を張った、カミーユ・ビダンが愛機としたモビルスーツ。
変形による高機動力が売りであり、ΖΖガンダムのロールアウト後も機動力の面ではこちらの方が有利とされる場面があった。
『機動戦士ΖΖガンダム』の物語序盤ではジュドーの愛機となり、彼がΖΖガンダムに乗り換えた後はルー・ルカの乗機となる。

一時期破損し、頭部が「ザクII」のものに置き換えられてしまっていた事があった。

Ζガンダム（モビルスーツ）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

Ζガンダム（ゼータガンダム）とは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』の主役機であり、ウェイブライダー（戦闘機）形態への変形機能を有する可変型モビルスーツである。
機動力を特色としたバランスの良い機体で、同世代では最強クラスの性能を誇る。ただし操縦性は悪く、パイロットにも高い資質が求められる。
また、バイオセンサーというニュータイプ（宇宙進出で感知力を増大した人種）の精神波に反応し、それを力に変えるシステムが搭載されており、パイロット次第ではスペック以上の性能を発揮する。

ΖΖガンダム

エゥーゴの新型モビルスーツ。
ジュドーの愛機。
コアファイター・コアトップ・コアベース三機からなる戦闘機が合体して完成する、ガンダムシリーズ以前のロボットものアニメを彷彿とさせるような「変形合体」を行うモビルスーツである。
取り扱う兵装のことごとくが大火力を誇る上、さらに必殺技のごとく頭部に超高出力のビーム砲「ハイメガキャノン」をも装備する。

また、合体状態から重爆撃機形態の「Gフォートレス」へ多段変形する事も可能であり、単機でも圧倒的な戦闘力を発揮して「恐竜的進化を遂げた」と評されるガンダムである。

ΖΖガンダム（モビルスーツ）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ΖΖガンダム（ダブルゼータガンダム）とはアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』の主役機であり、多段変形合体機能に加えて、重武装を誇る恐竜的進化を遂げたモビルスーツである。
凄まじい戦闘能力を誇り、単機で戦局を変えうる可能性をも秘めている。
地球連邦軍およびエゥーゴと、ネオ・ジオンの戦いとなる、第一次ネオ・ジオン抗争の最中に地球連邦軍・エゥーゴの切り札として投入された。主なパイロットはジュドー・アーシタ。

ズゴック

中立コロニー「タイガーバーム」に乗り込んだジュドーが、曰く「成金趣味」のコロニー支配者、スタンパ・ハロイ私邸に飾られていたものを無断で拝借した。
旧式のモビルスーツだが、中身は最新式のものに換装されている様子が描写されている。

ジュドー・アーシタの戦歴・活躍