宇宙よりも遠い場所(よりもい)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『宇宙よりも遠い場所』とは、それぞれの目的から南極を目指す少女たちの姿を描いたアニメ作品。
高校2年生の玉木マリ(キマリ)は、同級生の小淵沢報瀬が“南極で行方を絶った母を追う”ために並みならぬ努力していることを知り、彼女と共に南極に行くことを決意。フリーターの三宅日向、タレントの白石結月もここに加わり、彼女たちは一致団結して南極を目指していく。
キマリたちのみならず、それを見守る大人たちにも、数多くの名言が存在する。それらは国境を越えて多くの人々の心を震わせ、世界的な評価を受けるに至った。

バーベキューと同じ時間、報瀬と吟の会話の中のワンフレーズ。
報瀬は母が消息を経った場所へ行くことを迷っている。そこへ行ってなにもないとこの感情を一生引きずるのではないかと大きい不安を抱えている。吟は「貴子がきてほしいと思っていると私が思い込んでいる。結局、人なんて思い込みでしか行動できない。 けど思い込みだけが現実の理不尽を突破し、不可能を可能にし、自分を前に進める。私はそう思っている」と話し「あなたもそうじゃないの?」と報瀬の背中を押した。

観測隊員の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「すっかり平均年齢上がったな」

報瀬たちを乗せたヘリが去っていく中、観測隊員が思わず漏らした本音。過酷な任務に臨む観測隊は当然ながら基本的に大人ばかりであり、その中にあって高校生である報瀬たちがとてもかわいがられていただろうことがうかがえるセリフである。「すっかり平均年齢上がったな」という言葉を口にした男性隊員は、若い女性がいなくなったことにどこか寂し気にしており、即座にツッコミを受けていた。なんということのないセリフではあるが、「報瀬たちの南極での冒険が全て完了した」ことを意味するものでもあり、視聴者にも寂寥感を感じさせる言葉である。

小淵沢貴子の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「本物はこの一万倍綺麗だよ」

南極からの帰路の途中、夜空に広がるオーロラを見上げる報瀬たち。その荘厳な美しさに圧倒される中、船はちょうど通常の電波が通じる海域に到達し、報瀬のスマホにメールが入る。それは貴子が最後に娘に当てて送ろうとしてできず、キマリたちが見つけたノートPCの中に眠っていた彼女の最後のメッセージ「本物はこの一万倍綺麗だよ」だった。南極を愛し、死の間際までその美しさを娘に伝えようとしていた貴子の想いと、母に会うために“宇宙よりも遠い場所”を目指した報瀬の想いが重なる瞬間である。

please_go_home
please_go_home
@please_go_home

目次 - Contents