狼陛下の花嫁(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『狼陛下の花嫁』とは2009年から2018年まで『LaLa』で連載された可歌まとによる人気ラブコメディ少女漫画。
舞台は中華風の国、白陽国の王宮と後宮、そして下町。
下町で働く汀 夕鈴(てい ゆうりん)が父の知人の紹介で”冷酷非情な狼陛下”と呼ばれる白陽国(はくようこく)国王、珀 黎翔(はく れいしょう)の臨時花嫁として雇われ、時に甘く、時に悲しく厳しい現実に立ち向かい数々の困難を周囲の協力を得て乗り越え成長していく物語である。
CV:岡本信彦(ドラマCD)
王宮の臨時補佐官の1人。19歳。
ドがつくほどの真面目で優秀な人材と言われるが”狼陛下”を尊敬しており最初は黎翔の執務室に出入りする夕鈴をわがまま妃と嫌っていたが後に「夕鈴が後宮にいないと陛下に影響がでる」と夕鈴を手助けする。
黎翔と夕鈴の2人の行く末に大きく関わる人物。父親に柳義広を持ち将来有望と言われている。ライバルである氾水月のおっとりした性格とは合わずいつも対立している。
氾水月(はん すいげつ)
CV:内山昴輝(ドラマCD)
王宮の臨時補佐官の1人。20歳。
同じ臨時補佐官である柳方淵とは真逆でおっとりで不真面目な性格。
”狼陛下”が怖く仮病を使い自宅でのんびり過ごしていたが夕鈴が訪ねたことがきっかけで出仕してくるようになる。だが「狼陛下」が怖いこと、出仕したくないことには変わらず”狼陛下”に対しては「夕鈴がいないと怖くて出仕できない」との言い、飼っている金魚の餌やりを忘れたため体調不良で早退しようとする不真面目さは変わらない。父親に氾史晴を持ち将来を約束されているが本人はとにかく出仕したくないらしい。
氾紅珠(はん こうじゅ)
氾水月の妹。14歳。
父親である氾史晴から国王の正妃になるべく育てられた生粋のお嬢様。正妃の座を狙い夕鈴と黎翔に近づくが夕鈴の言動に感激してしまい親友になる。
趣味であるラブストーリー執筆の題材に夕鈴と黎翔を使い、あることないことをを書き進める。後に下町や他国で人気の小説家になり”紅珠先生”と呼ばれるほどに。夕鈴曰くなぜ恋愛経験のない紅珠がこんなに恋愛に詳しいのかわからないとのこと。
張元(ちょう げん)
CV:宮崎敦吉(ドラマCD)
後宮管理人を任されている老師。
浩大(こう だい)
CV:村瀬歩(ドラマCD)
黎翔の側近の1人であり隠密。
酒とお菓子が大好きでよく黎翔と酒を飲んでいるが酔っている様子はない。
黎翔の命令には忠実で夕鈴と黎翔の行く末を面白そうに見守る。
夕鈴の「陛下の親友なのか」という問いに対して「自分はただの道具」と言い、否定する。
夕鈴のことを”お妃ちゃん”と呼ぶ。
徐克右(じょ こくう)
黎翔の側近の1人。27歳。
黎翔が即位前に北の僻地にいる時に出会う。
元は国軍所属の兵士だが黎翔に出会い側近になる。
地方で夕鈴と黎翔の手助けをする。黎翔の幼少期の剣術の師匠でもあり晏流公の剣術の指南も行っている。
周康蓮(しゅう こうれん)
白陽国の宰相。39歳。
面立ちは常に体調が悪そうで陰気。常に仕事をしており李順と並ぶほどに休んでいないと思われる仕事人間。
黎翔の即位前にいた北の僻地で出会い、白陽国を思うあまり王位を望まない黎翔の即位のため独断で動いてしまいかなりの怒りを買う。
夕鈴に不吉な予知のようなものをたびたび授け手助けを行う。
柳義広(りゅう ぎこう)
柳家の当主で白陽国の大臣のひとり。50歳。方淵の父親。氾家当主とは犬猿の仲。
氾史晴(はん しせい)
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目次 - Contents
- 『狼陛下の花嫁』の概要
- 『狼陛下の花嫁』のあらすじ・ストーリー
- 白陽国王、珀黎翔と汀夕鈴との出会い
- 春の宴
- 星祭り
- 蒼玉国、瑠霞姫の来訪
- 壬州の閑積への地方視察
- 臨時花嫁バイト終了
- 蓉州、晏流公のお邸への潜入
- 王都の妓館へ潜入
- 幽閉された花嫁
- 告白
- 再会の宴
- 炎波国、赤朱音の来訪
- 黎翔の過去
- 夕鈴の記憶喪失
- 正妃冊立の儀
- 『狼陛下の花嫁』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 汀 夕鈴(てい ゆうりん)
- 珀 黎翔(はく れいしょう)
- 李順
- 王宮関係者
- 柳方淵(りゅう ほうえん)
- 氾水月(はん すいげつ)
- 氾紅珠(はん こうじゅ)
- 張元(ちょう げん)
- 浩大(こう だい)
- 徐克右(じょ こくう)
- 周康蓮(しゅう こうれん)
- 柳義広(りゅう ぎこう)
- 氾史晴(はん しせい)
- 珀瑠霞(はく るか)
- 赤朱音(せき しゅおん)
- 晏流公(あんりゅうこう)
- 菫蘭瑶(とう らんよう)
- 柳経倬(りゅう けいたく)
- 桃香(とうか)
- 韋良(いりょう)
- 下町関係者
- 汀青慎(てい せいしん)
- 几鍔(き がく)
- 汀 岩圭(てい がんけい)
- おばば様
- 明玉(めいぎょく)
- 『狼陛下の花嫁』の用語
- 地名
- 白陽国(はくようこく)
- 蒼玉国(そうぎょくこく)
- 炎波国(えんはこく)
- 壬州(じんしゅう)
- 蓉州(ようしゅう)
- 白華園(はくかえん)
- 離宮(りきゅう)
- 名称
- 狼陛下(おおかみへいか)
- 妖怪妃(ようかいきさき)
- 『狼陛下の花嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 珀黎翔「ごめん、夕鈴。僕はもう君が目の前にいて愛しさを抑えることが出来る気がしない」
- 汀夕鈴「この先がどんな形になっても私はもう後悔はしないんです」
- 晏流公「まるで彼女が私たちを兄上の元へ導いてくれたみたいだと」
- 珀黎翔「お前が私に仕掛けた”戰”なかなか面白いものであった」
- 赤朱音「全員殴るだけ…一人目で大当たりとは運がいいわ」
- 菫蘭瑶「けれど、私にしてみれば後宮の女などすべて妖の類にございますよ」
- 珀黎翔「君を僕から引き離そうとするなら、それが何者であっても…必ず滅びの末路を与えよう」
- 『狼陛下の花嫁』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 夕鈴の臨時バイトの紹介者は周康蓮
- 黎翔は仕事以外、夕鈴にかまうことしか興味が湧かない
- お転婆な夕鈴似の女性を探し出すのは困難
- 紅珠の小説のタイトルは『リリカルドリーミング☆ラブロマンス』