狼陛下の花嫁(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『狼陛下の花嫁』とは2009年から2018年まで『LaLa』で連載された可歌まとによる人気ラブコメディ少女漫画。
舞台は中華風の国、白陽国の王宮と後宮、そして下町。
下町で働く汀 夕鈴(てい ゆうりん)が父の知人の紹介で”冷酷非情な狼陛下”と呼ばれる白陽国(はくようこく)国王、珀 黎翔(はく れいしょう)の臨時花嫁として雇われ、時に甘く、時に悲しく厳しい現実に立ち向かい数々の困難を周囲の協力を得て乗り越え成長していく物語である。
夕鈴や黎翔達一行が地方視察で訪れた場所。
蓉州(ようしゅう)
晏流公のお邸があり、下町は賑やか。
白華園(はくかえん)
花の宴や珀瑠霞とのピクニックが行われた王都の端にある花や湖のある美しい土地。
離宮(りきゅう)
王都から少し離れた場所にある星祭りが執り行われた場所。ここにいる従者達は星読みについてかなりのこだわりがある様子。
名称
狼陛下(おおかみへいか)
白陽国国王、珀黎翔の通称。即位後早々に国内で起きていた反乱を鎮圧し、荒れ果てていた中央政治を粛正したためこのような名で呼ばれることになる。
妖怪妃(ようかいきさき)
夕鈴の通称。一度いなくなった妃が突然戻ってきたため世間では夕鈴は死んでよみがえり後宮へ舞い戻った妖怪妃と呼ばれるようになる。
『狼陛下の花嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
珀黎翔「ごめん、夕鈴。僕はもう君が目の前にいて愛しさを抑えることが出来る気がしない」
一度自分から手放した夕鈴に久しぶりに再会した黎翔が熱を帯びた目で夕鈴に向けた一言。
演技ではこのような言葉を何度も交わしてきた2人だったがこの告白は本心からの言葉を包み隠さず告げている。
汀夕鈴「この先がどんな形になっても私はもう後悔はしないんです」
黎翔と想いが通じ合い共に生きていくために夕鈴が李順に向けた覚悟のこもった一言。
李順は夕鈴に妃になると家族にも会えなくなるため妃へと戻ることをやめ、身の丈に合った生き方をするように伝える。
夕鈴の決意は家族にも会えないことも覚悟の上だった。黎翔が自分の大変な人生に夕鈴を巻き込んでくれると言ってくれた以上、努力を惜しまず本当の妃になることを夕鈴は望んでいる。
夕鈴の覚悟を認めた李順の2人への説教は夜まで続くのであった。
晏流公「まるで彼女が私たちを兄上の元へ導いてくれたみたいだと」
晏流公は妃と紹介された夕鈴があまりにも過去に自身の邸で働いていた夕花に似ていたため思い出して語った一言。
夕鈴は以前、夕花という偽名を使い晏流公のお邸に潜入しており、その際に晏流公と出会い、黎翔への尊敬の念や会って認めてもらいたいという想いを聞いていた。
王都で生活をしていた夕鈴の話や黎翔について話ができる時間は晏流公にとってとても有意義な時間であった。
珀黎翔「お前が私に仕掛けた”戰”なかなか面白いものであった」
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目次 - Contents
- 『狼陛下の花嫁』の概要
- 『狼陛下の花嫁』のあらすじ・ストーリー
- 白陽国王、珀黎翔と汀夕鈴との出会い
- 春の宴
- 星祭り
- 蒼玉国、瑠霞姫の来訪
- 壬州の閑積への地方視察
- 臨時花嫁バイト終了
- 蓉州、晏流公のお邸への潜入
- 王都の妓館へ潜入
- 幽閉された花嫁
- 告白
- 再会の宴
- 炎波国、赤朱音の来訪
- 黎翔の過去
- 夕鈴の記憶喪失
- 正妃冊立の儀
- 『狼陛下の花嫁』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 汀 夕鈴(てい ゆうりん)
- 珀 黎翔(はく れいしょう)
- 李順
- 王宮関係者
- 柳方淵(りゅう ほうえん)
- 氾水月(はん すいげつ)
- 氾紅珠(はん こうじゅ)
- 張元(ちょう げん)
- 浩大(こう だい)
- 徐克右(じょ こくう)
- 周康蓮(しゅう こうれん)
- 柳義広(りゅう ぎこう)
- 氾史晴(はん しせい)
- 珀瑠霞(はく るか)
- 赤朱音(せき しゅおん)
- 晏流公(あんりゅうこう)
- 菫蘭瑶(とう らんよう)
- 柳経倬(りゅう けいたく)
- 桃香(とうか)
- 韋良(いりょう)
- 下町関係者
- 汀青慎(てい せいしん)
- 几鍔(き がく)
- 汀 岩圭(てい がんけい)
- おばば様
- 明玉(めいぎょく)
- 『狼陛下の花嫁』の用語
- 地名
- 白陽国(はくようこく)
- 蒼玉国(そうぎょくこく)
- 炎波国(えんはこく)
- 壬州(じんしゅう)
- 蓉州(ようしゅう)
- 白華園(はくかえん)
- 離宮(りきゅう)
- 名称
- 狼陛下(おおかみへいか)
- 妖怪妃(ようかいきさき)
- 『狼陛下の花嫁』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 珀黎翔「ごめん、夕鈴。僕はもう君が目の前にいて愛しさを抑えることが出来る気がしない」
- 汀夕鈴「この先がどんな形になっても私はもう後悔はしないんです」
- 晏流公「まるで彼女が私たちを兄上の元へ導いてくれたみたいだと」
- 珀黎翔「お前が私に仕掛けた”戰”なかなか面白いものであった」
- 赤朱音「全員殴るだけ…一人目で大当たりとは運がいいわ」
- 菫蘭瑶「けれど、私にしてみれば後宮の女などすべて妖の類にございますよ」
- 珀黎翔「君を僕から引き離そうとするなら、それが何者であっても…必ず滅びの末路を与えよう」
- 『狼陛下の花嫁』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 夕鈴の臨時バイトの紹介者は周康蓮
- 黎翔は仕事以外、夕鈴にかまうことしか興味が湧かない
- お転婆な夕鈴似の女性を探し出すのは困難
- 紅珠の小説のタイトルは『リリカルドリーミング☆ラブロマンス』