信長協奏曲(信コン)のネタバレ解説・考察まとめ
『信長協奏曲』は2009年から『ゲッサン』(小学館)で石井あゆみが連載中の歴史漫画であり、第57回小学館漫画賞少年向け部門を受賞した。2014年からはフジテレビ開局55周年プロジェクトとしてアニメ・実写ドラマ・実写映画化を果たしている。勉強が苦手な普通の高校生サブローが、川沿いで足を滑らせて戦国時代にタイムスリップしてしまうところから物語は始まる。そこで出会ったサブローに瓜二つの織田信長に頼まれて、身代わりとして乱世を生きていくことになってしまう。
CV:悠木碧
映画:水原希子
信長の妹。織田の領内を超えてその名前が知られるほどの美しい姫君。しかし、顔に似合わず天真爛漫でおてんばな性格な上、蛙や蛇などの生き物を愛でる独特な感性を持っている。自他共に認める「ブラコン」で、嫁いだ夫よりも兄・信長のことを慕っている。そんなお市もいざ夫が死ぬとなると涙を見せる場面もあった。乱世の女子の凛とした強さを三人の子供たちにも教えている。サブローからは「おいっちゃん」と呼ばれている。
茶々(ちゃちゃ)
ドラマ・映画:渋谷そら(第11話)
信長の姪。浅井長政とお市の間に生まれた。三姉妹の中では長女で、眉毛が長政似である。性格は、サブローが「ミニチュア版お市」というくらい母親のお市に似たおてんば娘。姉妹の中で唯一、父親の面影が記憶に残っている。
初(はつ)
ドラマ・映画: 横溝菜帆(第11話)
信長の姪。浅井長政とお市の間に生まれた。三姉妹の中では次女に当たり、目が長政似である。臆病で大人しく、いつも眠そうにしている。
江(ごう)
ドラマ・映画: 佐々木六花(第11話)
信長の姪。浅井長政とお市の間に生まれた。三姉妹の三女に当たる。広いおでこが長政似である。
織田信秀(おだのぶひで)
信長の父親。尾張の守護代の家臣だったが、下克上で戦国大名に成り上がった男。「うつけ者」の信長を後継者に指名する。
織田信行(おだのぶゆき)
出典: neoapo.com
CV:内山昂輝
ドラマ:柳楽優弥
信長の弟。品行方正な性格で、うつけ者の信長よりも信行を後継者にあげる声も城内には少なくなかった。有力家臣の柴田勝家も後ろ盾になっていたが、何度も謀反を繰り返す信行とカリスマ性の感じられる信長との差を目の前にして信行の元をさる。信長との協力を拒んだ信行は、武士の意地を通してサブローの前で切腹して果てる。
織田長益(おだながます)
信長の弟。お市とは同い年だが、兄とされている。サブローに会うたびに甘えており、「ブラコン」のお市とはライバルである。茶器に凝ったり、景色を楽しんだりする様子から武人というよりは茶人のような印象の男。
織田家家臣団
平手政秀(ひらてまさひで)
出典: neoapo.com
CV: 清川元夢
信長のお目付役で、家臣の中でも昔からの重臣である。サブローに変わってからのうつけぶりに頭を抱えていたが、城内に紛れ込もうとした忍の秀吉を追い返すことで秀吉に暗殺される。「天下をお取り下さい」と瀕死のところに駆けつけたサブローへ遺言を残す。平手のこの言葉が、サブローに天下統一を目指させるきっかけの一つとなる。
池田恒興(いけだつねおき)
出典: neoapo.com
CV:興津和幸
ドラマ・映画:向井理
信長の乳兄弟で、世話役も務めている。サブローのうつけぶりに困惑し、当初は殺害を試みる場面もあった。突飛な行動をとるサブローに次第に慣れてくるが、慎重に動くように毎度説教をしている。真面目で常識人であるため、サブローの教育係としていつもそばにいる。サブローからは「恒ちゃん」と呼ばれている。
柴田勝家(しばたかついえ)
出典: neoapo.com
CV:小山力也
ドラマ・映画:髙嶋政宏
織田家の筆頭家臣の一人。当初は信長の弟である信行についていたが、将の器の違いを感じて信長に忠誠を誓う。作中では恒興同様、サブローの近くにいることが多い。武勇の面でも家中では一目置かれており、四人の軍団長のうちの一人に選ばれている。家臣団の中では髭をたたえた渋い強面であるため、作者自身も「一番武将っぽい」とコメントしている。サブローからの信頼も厚く、「シバカツさん」と呼ばれている。
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目次 - Contents
- 『信長協奏曲』の概要
- 『信長協奏曲』のあらすじ・ストーリー
- 織田信長との出会い、天下統一の大望
- 弟の裏切り、斉藤道三との出会い
- 桶狭間の戦い
- 美濃奪取
- 明智光秀の登場と上洛
- 義昭との軋轢、浅井の裏切り
- 比叡山延暦寺の焼き討ち
- 武田の進軍、三原ヶ原の戦い
- 浅井・朝倉との決着
- 長篠の戦い
- 上杉から織田の忍へ
- 松永久秀の謀反
- 上杉謙信の死と秀吉への疑念
- 光秀の思いと突然の刺客
- 秀吉と毛利、武田征伐
- 光秀から徳川への頼み事
- 『信長協奏曲』の登場人物・キャラクター
- 織田家の人々
- 織田信長/サブロー(おだのぶなが/サブロー)
- 明智光秀(あけちみつひで)
- 帰蝶(きちょう)
- お市(おいち)
- 茶々(ちゃちゃ)
- 初(はつ)
- 江(ごう)
- 織田信秀(おだのぶひで)
- 織田信行(おだのぶゆき)
- 織田長益(おだながます)
- 織田家家臣団
- 平手政秀(ひらてまさひで)
- 池田恒興(いけだつねおき)
- 柴田勝家(しばたかついえ)
- 丹羽長秀(にわながひで)
- 前田利家(まえだとしいえ)
- 佐々成政(さっさなりまさ)
- 竹中重治(たけなかしげはる)
- 竹中重矩(たけなかしげのり)
- 堀秀政(ほりひでまさ)
- 細川藤孝(ほそかわふじたか)
- 森家
- 森可成(もりよしなり)
- 森長可(もりながよし)
- 森蘭丸(もりらんまる)
- 森坊丸(もりぼうまる)
- 森力丸(もりりきまる)
- 秀吉の一派
- 羽柴秀吉(はしばひでよし)
- 羽柴秀長(はしばひでなが)
- 蜂須賀小六(はちすかしょうろく)
- 石田佐吉(いしださきち)
- その他の配下たち
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- 弥助(やすけ)
- おゆき
- 徳川家
- 徳川家康(とくがわいえやす)
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- 『信長協奏曲』の用語
- デート
- あいださん
- ブラコン
- 『信長協奏曲』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- サブロー「信長は、天下を取る男だぞ。」
- お市「その身に、織田と浅井の血が流れていることを、誇りに思って生きよ。」
- 森可成「息子どもの誇りでありたい。」
- 『信長協奏曲』の裏話・トリビア/エピソード・逸話
- 制作のきっかけは作者・石井あゆみの歴史好き
- アニメ版ではロトスコープとCG技術を採用
- 『信長協奏曲』の主題歌・挿入歌
- アニメ主題歌:MY FIRST STORY『不可逆リプレイス』
- テレビドラマ・映画主題歌:Mr.Children『足音〜Be Strong』