ベイブ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ベイブ』とは、ユニバーサル・ピクチャー製作のもと、1995年にアメリカで公開された子豚が主人公のファミリー向け映画。のどかな農村を舞台に、主人公ベイブが農場の動物たちと絆を作りながら、牧羊犬ならぬ牧羊豚を目指すストーリー。奮闘する子豚の愛くるしい姿に思わず心が揺さぶられる癒し度マックスのこの作品は、動物達が演じる俳優顔負けの熱のこもった表情や、コミカルな動きなどを撮影した技術が評価され、第68回アカデミー視覚効果賞ほか、第53回ゴールデングローブ賞では作品賞を受賞している。

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映画『ベイブ』は全編オーストラリアで撮影され、動物達のシーンにはCG等に加えて本物の動物も参加した。主人公のベイブ役にはランドレース種という生後1ヶ月位の子豚が起用されたが、豚は発育がとても早く成長速度が撮影に間に合わないため、1匹だけで撮影するのは困難だった。そのため実際には48匹の子豚が使われ(作品全編を通して延べ200匹以上とも言われる)、入れ替わりが激しかったことから現実にはどの子豚が主役だったのか判別できないほどだった。
撮影後は各地のイベントに出演した子豚もいたという。また、他の動物については56人の飼育係が1000匹余りを使って順次エキストラ並みの待遇で撮影を進めた。映画撮影後には「動物たちを殺さないで」という嘆願書も寄せられたが、それぞれ元の農場や動物園に返却されたため、その後の消息は不明とされている。

撮影後は食用利用されたベイブ役の子豚

映画『ベイブ』の主役である子豚の「ベイブ」は、劇中では牧羊犬ならぬ牧羊豚として活躍するが、実は撮影後には食用利用されていたという説がある。
映画に出てくるのはランドレース種の生後1ヶ月位の仔豚である。この時期の仔豚は成長が著しいため、撮影では延べ200匹以上の仔豚が使われたそうだ。大きくなった豚は食用にされたそうで、勿論、撮影が終了した後には、豚本来の仕事に戻ったものと思われる。豚は余すことなく食用から衣類としても人々の暮らしに役立つ共存関係にある哺乳類であり、映画ベイブの撮影で出演した豚も例外ではない。

ミニーマウスの声も務めた豪華な俳優陣

動物達の声を務めた俳優には、誰もが一度は耳にしたことがある作品に出演している実力派のキャストが顔を連ねている。中でも、猫のダッチェス役のルシー・テイラーという声優は、TVアニメやOVAを中心にミッキーマウスの声を33年間担当していた。他にも母犬のフライ役に、『ハリー・ポッター』シリーズにも登場した俳優のミリアム・マーゴリーズなど、著名なキャストが参加している。

ジェームズ・クローウェルの生き方に大きな影響を与えた作品

農場の主人・ホゲット役を務めたジェームズ・クロムウェルは、『ベイブ』をきっかけに俳優として広く知られるようになった。また、この映画を通して厳格なベジタリアンになり、私生活で動物の権利を主張する愛護運動を積極的に行うようになった。体を張った抗議活動で何度か逮捕された経歴も持っている。

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『ベイブ』の主題歌・挿入歌

主題歌:サン=サーンス『交響曲第三番オルガン付き』

サン=サーンスという「フランスのベートーヴェン」と称えられた作曲家によって生み出された名曲。本作と続編の『ベイブ/都会へ行く』では、この第2楽章第2部の主題に、下記の『If I Had Words(もし私が言葉を持っていたら)』という曲の歌詞を付けたものが使われている。

挿入歌:Scott Fitzgerald & Yvonne Keeley 『If I Had Words(もし私が言葉を持っていたら)』

ホゲットのベイブに対する愛情がたっぷり感じられるシーンで使われた曲。ネズミたちが歌うエンドロールでは、サン=サーンスの「交響曲第三番オルガン付き」の主題にこの曲の歌詞をつけたものが起用されている。1978年に全英チャートで3位、オーストラリアチャートで3位に達し、世界中で100万部以上を売り上げたヒット曲で、歌手はScott Fitzgerald & Yvonne Keeley。原曲は同じフレーズを繰り返し歌っていて、作中ではカントリー調にアレンジされている。

挿入歌:『Blue Moon(ブルームーン)』

『Blue Moon』 JULIE LONDONがカバーしたヴァージョン。

作中にたびたび登場するネズミたちが、クリスマスの夜に歌った曲。1934年の歌で、作詞はロレンツ・ハート、作曲はリチャード・ロジャースによる。ボブ・ディランやエルヴィス・プレスリーなど多くの著名なアーティストによってもカバーされている。

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