ピッチ・パーフェクト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ピッチ・パーフェクト』とは、2012年アメリカで公開され、大ヒットしたミュージカルコメディ映画。
トニー賞のミュージカル演出賞にノミネートされたこともあるジェイソン・ムーアが監督を務めた。
孤独を抱えて大学に入学した主人公ベッカはひょんなことからアカペラサークル「バーデン・ベラーズ」に入部する。個性溢れるアカペラガールズが、ヒットチャートを賑わせた大ヒットナンバーをカバーし、大学アカペラ選手権を目指す。彼女たちの葛藤、友情、恋、成長をコメディタッチに描いた青春サクセスストーリー。
ゲイル(演:エリザベス・バンクス)
吹き替え:浅井晴美(日本語盤ソフト)/魏涼子(海外盤ソフト)
辛口コメンテーターのジョンのパートナーとして大学アカペラ選手権を盛り上げる。
やはり大学アカペラグループの出身で後輩たちには厳しいコメントを投げかける。
Dr.ミッチェル(演:ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)
ベッカの父親で、バーデン大学の教授。
ベッカの母親と離婚し、別の女性と結婚したためベッカには嫌われてしまう。
殻に閉じこもるベッカに大学を楽しむようにアドバイスしたりと、父親として関わろうと努力する。
ベッカがオーブリーとジェシーに拒絶された際に相談に乗り、励ましたことで孤独から抜け出すきっかけを作る。
最後はリンカーンセンターで開催された大学アカペラ選手権決勝を観覧し、再婚した女性とともにベッカを応援する。
『ピッチ・パーフェクト』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
己の間違いに気付くベッカ
ずっと殻に閉じこもり孤独に生きてきたベッカ。
しかし「バーデン・ベラーズ」から離れ、ジェシーにも振られて思い悩んだベッカは確執のある父親を訪ねる。
父親はそんなベッカを優しく受け入れる。父親と話すうちに「孤独は楽だから」と周囲に壁を作っていたのは自分自身だったと気付く。
これをきっかけにベッカは「バーデン・ベラーズ」に戻る決心をし、仲間と共に新しいチームを作り上げていく。
ゲロとリリー
「バーデン・ベラーズ」の伝統を頑なに守ろうとするオーブリーと、一旦脱退してしまったベッカの復活を願うメンバー達の意見がついに対立してしまう。
オーブリーは思いと共にゲロを吐き散らし、それにメンバー達が体を張って応戦したが、体の細いリリーは弾き飛ばされ、ゲロ溜めの中へ放り出されてしまう。
しかしリリーは臆することなく泳ぎ始めたり、ゲイのシンシアはお色気ステイシーにさり気なくタッチしたり、と現場は混とんを極める。
『ピッチ・パーフェクト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・ 逸話
オープニングのユニバーサルスタジオの紹介シーン
映画には最初に必ず映画会社のロゴが紹介されるシーンがあるが、このお馴染みのシーンでユニバーサルスタジオのロゴが映る際、バックグラウンドミュージックを「トレブルメーカーズ」がアカペラで歌っている。
ジェシーとオーブリーの仲
ジェシー役のスカイラー・アスティンとオーブリー役のアンナ・キャンプはこの映画がきっかけで交際に発展。
2016年に結婚するが、2019年に破局。
バンパーの日本語吹き替えは桜塚やっくん
ライバルのアカペラグループ「トレブルメーカーズ」のリーダー、バンパーの吹き替え(海外盤)を担当したのは、芸人の桜塚やっくん。
2013年に交通事故で亡くなっているが、彼の才能を生かした役柄を演じている。
『ピッチ・パーフェクト』の用語
『ピッチパーフェクト』の意味
映画の題名である『ピッチ・パーフェクト』は「絶対音感」や「一部の隙もない」という意味合いを持つ。
オーブリーが一部の隙もない完璧なアカペラを作り出そうとしたことに通じるタイトルだが、最終的には多様性と個性が混ざり合ったグループが出来上がる。
シスター
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目次 - Contents
- 『ピッチ・パーフェクト』の概要
- 『ピッチ・パーフェクト』のあらすじ・ストーリー
- 大学アカペラ選手権での大失態
- 「バーデン・ベラーズ」との出会い
- 「バーデン・ベラーズ」活動開始と鬼コーチ・オーブリー
- リフ・オフへようこそ
- 大学アカペラ選手権南東地区予選大会
- ゲロまみれのケンカ
- 大学アカペラ選手権決勝
- 『ピッチ・パーフェクト』の登場人物・キャラクター
- ベッカ(演:アナ・ケンドリック)
- オーブリー(演:アンナ・キャンプ)
- クロエ(演:ブリタニー・スノウ)
- 太っちょエイミー(演:レベル・ウィルソン)
- シンシア(演:エスター・ディーン)
- ステイシー(演:アレクシス・ナップ)
- リリー(演:ハナ・メイ・リー)
- バンパー(演:アダム・ディバイン)
- ジェシー(演:スカイラー・アスティン)
- ジョン(演:ジョン・マイケル・ヒギンズ)
- ゲイル(演:エリザベス・バンクス)
- Dr.ミッチェル(演:ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)
- 『ピッチ・パーフェクト』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 己の間違いに気付くベッカ
- ゲロとリリー
- 『ピッチ・パーフェクト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・ 逸話
- オープニングのユニバーサルスタジオの紹介シーン
- ジェシーとオーブリーの仲
- バンパーの日本語吹き替えは桜塚やっくん
- 『ピッチ・パーフェクト』の用語
- 『ピッチパーフェクト』の意味
- シスター
- 小結節
- ソッカペラ
- 『ピッチパーフェクト』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:アジーリア・バンクス『212』
- 挿入歌:リアーナ『ドント・ストップ・ザ・ミュージック』
- 挿入歌:アナ・ケンドリック『カップス』
- 挿入歌:ブラックストリート『ノーディ・ギティ』
- 挿入歌:エイス・オブ・エイス『ザ・サイン』、バングルス『エターナル・フレーム』、ヴィッキー・スー・ロビンソン『ターン・ザ・ビート・アラウンド』
- 挿入歌:マイリー・サイラス『パーティー・イン・ザ・ユーエスーエー』
- 挿入歌:ブルーノ・マーズ『ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー』、ネリー『ジャスト・ア・ドリーム』
- 挿入歌:シーロー・グリーン『ブライト・ライツ・ビガー・シティ』、B.o.B『マジック』
- 挿入歌:ジェシー・J『プライス・タグ』他