SAINT LAURENT/サンローラン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『SAINT LAURENT/サンローラン』とは、20世紀の「モードの帝王」と呼ばれるフランスのファッションデザイナー、「イヴ・サン=ローラン」の栄光と転落の約10年間を描いた伝記映画作品である。“フランスのアカデミー賞”と呼ばれるセザール賞では、最多10部門をノミネートしている。また日本では、本作品にむけて日本のモデル「栗原類」がヌードを披露したことで話題を呼んだ。「イヴ・サン=ローラン」の10年間にはなにがあったのか?イヴの成功の裏側にある、苦悩や愛人などの真相に迫った作品となっている。

通称「マダム・ムニョス」。アトリエの責任者。強い心で困難に立ち向かい、イヴやアトリエスタッフの心の支えとなる。イヴが引退を発表するまで支え続けた。

ジャン=ピエール氏(演:ミシャ・レスコー)

アトリエスタッフの戦力の1人。日々の業務に追われ、余裕がない。作中も、焦りを見せることが多い。

オートクチュールの依頼主

ドゥーザー夫人(演: ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)

画像の向かって右側に立っている女性。イヴにオートクチュールの依頼をした夫人。メンズライクのスーツに驚くが、イヴの指示のもと、髪型やスーツの着方をスタイリングし直す。当初の野暮ったいスーツ姿から「かっこいい女性」へと変化した自身の姿に感嘆の声をもらした。

「イヴ・サンローラン」下着部門のデザイナー宅で出会った女優

タリタ・ゲティ(演:ジャスミン・トリンカ )

芸術家の両親の元で育った、オランダ系の女優。また20世紀のファッションアイコンだった。サンチェス宅で会ったイヴは、タリタの美貌に感動する。

『SAINT LAURENT/サンローラン』の用語

オートクチュール

高級衣装のこと。パリの高級注文服業界でつくられる服のことであり、デザイナーが顧客のために完全オリジナルで製作する。所謂、「オーダーメイド」であり、全てが手作業で行われている。また、メゾン(店)自体が「パリ・オートクチュール組合(通称サンディカ)」という組合に所属している必要がある。外注や量産、規格化は行われない。

プレタポルテ

高級な既製服のことを指すファッション用語。卸売業者から大量受注し、消費者に向けて既製品として大量に生産した高級衣装をいう。私たちが店頭で目にする「シャネル」や「コーチ」などのハイブランド品は、「プレタポルテ」というわけだ。

ミューズ

芸能人(ファッション業界も然り)に大きな影響を与えたモデルや女優を指す。ミューズと呼ばれる人物は、外見内面共に秀でているとされる。

アトリエ

芸術家が仕事を行うための専用の作業場のこと。

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