メイちゃんの執事(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『メイちゃんの執事』とは、少女漫画雑誌『マーガレット』にて2006年から長期連載された宮城理子による漫画であり、ドラマ化や舞台化、さらにゲーム化もされた大人気作品である。また、2013年より続編やスピンオフが3作品連載された。単行本累計発行部数は750万部を突破し、幅広い世代から支持されている。物語の主人公・東雲メイは両親の死をきっかけに突然大富豪の後継者となり、淑女教育を受けるためにお嬢様学校に入学する。そこで新しい学園生活を執事と送りつつ友情を育んだり、恋をしながら成長していく学園物語だ。
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イル王子との決闘であまりにも感情が高ぶって暴れてしまい、剣人にも「執事として失格だ」と言われた翔は落ち込んで自暴自棄になり、母国の首相暗殺を企てた。だが、先回りした理人が翔を返り討ちにして暴走を止め、さらに事前に爆弾まで撤去していた時に翔へ言った言葉。この理人の行動と言葉があり、翔は初めて理人に感謝することができる。
『メイちゃんの執事』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
宝塚歌劇団による舞台「メイちゃんの執事」はルチア編のダイジェスト版
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2011年2月に宝塚歌劇団・星組公演で選抜メンバーにて舞台化され、脚本・演出を演出家の児玉明子が務め、公演名は『メイちゃんの執事-私(わたくし)の命に代えてお守りします-』というタイトルになった。ストーリーは原作漫画7巻までのルチア編をダイジェスト版にした内容であり、設定やキャラクターなどに大きな違いはなく、原作を忠実に再現している。またキャストは星組トップスター紅ゆずると星組娘役スター音波みのりが主演を務め話題となった。
テレビドラマ「メイちゃんの執事」と原作漫画の主な相違点
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2009年1月から放送されたテレビドラマ「メイちゃんの執事」、通称「メイ執」は全10話構成で放送された。原作漫画7巻までのルチア編を、オリジナルストーリーを混じらせながら再現した。そのため、原作とは大きく異なる相違点が多々ある。主な相違点は以下の通りである。
・原作漫画ルチア編でメイは中学生だが、ドラマ版では17歳の高校2年生に変更されている。そのため庶民の生活が長かったドラマ版では家事全般ができ、特に粉物料理が得意である。そして聖ルチア女学園に転校するまではずっと眼鏡をかけている。
・原作漫画で理人に対してメイは敬語であり、さん付けで話しているが、ドラマ版では敬語ではなく、さらに最終話でメイは呼び捨てで理人の名前を呼んでいる。
・ドラマ版での剣人は聖ルチア女学園併設の執事学校に入学後、すぐにリカの見習い執事となっている。
・原作漫画で本郷詩織と夏目不二子はメイよりも年上の20代だが、ドラマ版では同世代になっている。
・麻々原みるくは原作漫画とは違ってオカルト趣味がなく、ドラマ版で詩織の劣悪な行動を批判して怒りを買い、陰ランクまで降格させられている。
・メイが四国時代に通っていた栗の木中学校の担任教師だった仲本美冬は、ドラマ版ではOLに変更され、イケメン好きで合コンによく行く能天気な性格になっている。
・ドラマ版は原作漫画とは違ってミッションスクールではないため、学園長のシスター・ローズはシスターではない。
・原作漫画ではメイの両親とシスター・ローズの関係は明かされていないが、ドラマ版では過去に友人関係があり、メイの母も元お嬢様だったという設定になっている。
・ドラマ版では学園のお嬢様ランクで「星(ステラ)ランク」は存在せず3段階になっている。また、善い行いをする度に与えられる球「光(ルチア)」の名称が、「星(ステラ)」に変更されている。
・学園の学費は、原作漫画では年間約1億円だが、ドラマ版では月1億円に変更されている。
・学園の制服が原作漫画では黒の膝丈ワンピースだが、ドラマ版ではブレザーとスカートになっている。
・ドラマ版最終回では、詩織は失明せずに忍と共に新たな道へ進むため学園を去り、後任として泉がルチアの座に就いている。
テレビドラマ「メイちゃんの執事」で使用された衣装の制服が実際に販売される
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テレビドラマ「メイちゃんの執事」でキャストが衣装として着用した聖ルチア女学園の制服は、若い女性に大人気のブランドCECIL McBEEがデザイン・プロデュースを手がけた。ドラマ放送後、制服が好評だったため実際にブレザーとスカートが数量限定で販売された。
テレビドラマ「メイちゃんの執事」のロケ地には主演キャストのサインや台本が展示されている
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ドラマの撮影が行われたロケ地である静岡県の虹の郷修善寺には、実際に使用されたセットの一部や、台本が展示されている。また、主演キャストの水嶋ヒロ、榮倉奈々、佐藤健の直筆サインも飾られている。
『メイちゃんの執事』の主題歌・挿入歌
主題歌:ROCK'A'TRENCH『My SunShine』
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目次 - Contents
- 『メイちゃんの執事』の概要
- 『メイちゃんの執事』のあらすじ・ストーリー
- 一変した生活
- 波乱の学園生活
- 詩織の登場
- 理人を巡って
- 婿選び開始
- 詩織との再会
- 翔の想い
- スピンオフ作品『ミカド☆ボーイ』
- 続編『メイちゃんの執事DX』
- 続編『真夜中の執事たち -メイちゃんの執事 side B-』
- 『メイちゃんの執事』の登場人物・キャラクター
- 聖ルチア女学園
- 本郷 メイ(ほんごう メイ)/東雲 メイ(しののめ メイ)
- 柴田 理人(しばた りひと)
- 柴田 剣人(しばた けんと)
- 本郷 詩織(ほんごう しおり)
- 忍(しのぶ)
- 竜恩寺 泉(りゅうおんじ いずみ)
- 木場(きば)
- 華山 リカ(かやま リカ)
- 青山(あおやま)
- 夏目 不二子(なつめ ふじこ)
- 根津(ねづ)
- 麻々原 みるく(ままはらみるく)
- 大門(だいもん)
- 山田 多美(やまだ たみ)/タミー
- 神崎(かんざき)
- シスター・ローズ
- 桜庭(さくらば)
- 風前 アカリ (ふうぜん あかり)
- 綾瀬 (あやせ)
- 栗の木中学校
- 仲本 美冬(なかもと みふゆ)
- 仲本 夏美 (なかもと なつみ)
- 志村 法子(しむら のりこ)
- 加藤 舞(かとう まい)
- 江成 エミリ(えなり えみり)
- 婿選び編からの登場人物
- イルファーン
- クラウス
- レオン
- 中田 彼方(なかた かなた)
- 柏木 圭 (かしわぎ けい)
- 東条 伸之介 (とうじょう しんのすけ)
- 揚雪(やんすー)/揚 飛(ヨウ フェイ)
- 小青 (しゃおちん)/ 揚 翔(ヨウ シャン)
- ダミアン・アダムス (だみあんあだむす)
- 麻々原 くるみ (ままはら くるみ)
- その他の登場人物
- 本郷 金太郎(ほんごう きんたろう)
- 東雲 周太郎/本郷 周太郎(しののめ しゅうたろう/ほんごう しゅうたろう)
- 柴田 英人(しばた ひでと)
- 柴田 マリア(しばた マリア)
- 柴田 泰三(しばた たいぞう)
- ドラマオリジナルキャラクター
- 天羽 凛(あもう りん)
- 四谷(よつや)
- 松城 ひかる(まつしろ ひかる)
- 築地(つきじ)
- 竹ノ宮 奈央(たけのみや なお)
- 乃木坂(のぎざか)
- 梅島 京子(うめじま きょうこ)
- 六本木(ろっぽんぎ)
- 上村 香織(うえむら かおり)
- 中目黒(なかめぐろ)
- 中野 ゆう子(なかの ゆうこ)
- 御徒町(おかちまち)
- 太陽四人衆
- 赤羽 右近、赤羽 左近(あかばね うこん、あかばね さこん)
- 仲本 秋子、仲本 春平(なかもと あきこ、なかもと しゅんぺい)
- 東雲 ユウ(しののめ ゆう)
- 『メイちゃんの執事』の用語
- 聖ルチア女学園
- 栗の木中学校
- デュエロ
- ルチア
- 執事
- 婿選び
- 女王(レジーナ)杯
- ハレルヤ
- 『メイちゃんの執事』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 柴田理人「この私がその涙の全てを引き受けましょう」
- 柴田剣人「好きだ…俺はお前だけだから」
- シスター・ローズ「じゃあ死になさい、すべてを終わりにするにはあなたが消えるしかない」
- 本郷メイ「それでもあたし…理人さんを信じる」
- 柴田理人「執事を甘くみるなよ」
- 『メイちゃんの執事』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 宝塚歌劇団による舞台「メイちゃんの執事」はルチア編のダイジェスト版
- テレビドラマ「メイちゃんの執事」と原作漫画の主な相違点
- テレビドラマ「メイちゃんの執事」で使用された衣装の制服が実際に販売される
- テレビドラマ「メイちゃんの執事」のロケ地には主演キャストのサインや台本が展示されている
- 『メイちゃんの執事』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ROCK'A'TRENCH『My SunShine』