メイちゃんの執事(漫画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『メイちゃんの執事』とは、少女漫画雑誌『マーガレット』にて2006年から長期連載された宮城理子による漫画であり、ドラマ化や舞台化、さらにゲーム化もされた大人気作品である。また、2013年より続編やスピンオフが3作品連載された。単行本累計発行部数は750万部を突破し、幅広い世代から支持されている。物語の主人公・東雲メイは両親の死をきっかけに突然大富豪の後継者となり、淑女教育を受けるためにお嬢様学校に入学する。そこで新しい学園生活を執事と送りつつ友情を育んだり、恋をしながら成長していく学園物語だ。

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本名はクラウス・カールードヴィヒ・フォン・ベルンシュタイン。婿選び編から登場するメイの婚約者候補の1人である。聖ルチア女学園の姉妹校から留学生としてやってきた男子生徒で、ヨーロッパにあるベルンシュタイン公国の次期国王。金髪に青い眼のとても美しい見た目を持つが実は女性であり、本来の名はクラリス・テレジア・フォン・ベルンシュタインという。双子の兄だったクラウスと幼少期に湖で遊んでいた際、船が転覆しクラウスに守られたクラリスだけが生き残った。そのためクラウスが死んだのは自分のせいだと自分を責め、責任を取って男性にしか継げない国を守るために自らの意思で女を捨て、男性としてクラウスのフリをして生き、王子になった。メイと結婚し、メイの財産で国を繁栄させることを目当てに、婚約者候補として学園にやってきた。だが、お酒を飲んでメイを部屋に連れ込み、酔いながらシャワーを浴びようとした時に女性だとバレてしまう。その後、メイに自国を救われて聖ルチア女学園に女子留学生として入学した。

レオン

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婿選び編から登場するクラウスの執事であり、王立騎士団団長を務める19歳の男性。執事ランクはB+ランクである。貴族出身のため、常識人であり礼儀作法は完璧に心得ている。遊び人のような見た目や言動だが、クラリスとクラウスとは幼少期から一緒に過ごしていてクラウスを一番近くで理解している存在。そしてクラウスには密かに想いを寄せつつ、見守っている。

中田 彼方(なかた かなた)

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婿選び編から登場するメイの婚約者候補の1人。メイと剣人と同じ四国出身であり、幼馴染として一緒に野球を楽しむ仲だった。そしてメイとは生まれた病院や誕生日も同じである。幼い頃に父を亡くし片親で貧乏だったが、メイのソウルメイトとして婚約者候補に選ばれた。また、もし彼方が婚約者として選ばれた場合、メイは故郷である四国に帰り、以前と同じような平凡な世界に戻ることができるため、その切符を選ぶかどうかを試す意味も込められていたのだ。過去に野球大会で剣人に圧勝し、その大会をメイも観戦に来ていたがそのことを剣人以外は覚えていなかった。それが原因で剣人が怒り、野球勝負をする。勝負の結果、彼方が勝利。彼方は一緒に四国へ帰ることをメイに提案するが、メイはすでに自分はお嬢様として生きなければならない自覚があるとこの学園に残る、この世界で自分は生きていくと力強く言い、彼方は婚約者として選ばれなかった。

柏木 圭 (かしわぎ けい)

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婿選び編から登場するメイの婚約者候補の1人である。聖ルチア女学園には留学生としてやってきた18歳の男の子。5人組アイドル「B・M・W」(ボクとみんなのワンダホー)のメンバーでありテレビで活躍している。自意識過剰で横柄な態度を取ることが多いが、実は婚約者候補者の中で誰よりも影が薄く、特に大きな問題や事件も起こさない内にメイの婿選びは終了する。

東条 伸之介 (とうじょう しんのすけ)

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婿選び編から登場した人気アイドル・柏木圭のマネージャーを務める21歳の男性。聖ルチア女学園を占拠し、麻々原みるくと木場を人質にとった際、実は内閣総理大臣・東条武の息子であることが発覚し、政界の御曹司としてメイの婚約者選びに途中から参加することになる。お嬢様たち相手にデュエロを決行し、本郷家の財産が目当てのように見られたが、占拠した本来の理由は別にあった。東条は幼い頃に実家へ執事の手伝いとして来た木場と出会い、泉のことを教えられた。泉の虜になった東条は以降ずっと泉に憧れていて、泉に近づくためにメイの婚約者として学園へやって来た。本当の望みである「泉とデートがしたい」という願望を打ち明けると、それだけの理由で友人を拉致して、学園を占拠したことを泉に怒られたが、メイや木場の配慮により無事に泉との1日デート券を手に入れた。だが、今よりもっと泉に相応しい男性になってからデートを改めて申し込むと宣言し、デートはせずに家出中だった実家へ帰った。

揚雪(やんすー)/揚 飛(ヨウ フェイ)

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婿選び編から登場するメイの婚約者の1人。中国富豪番付第1位の揚一族の跡取り息子であり、姉妹校から学園へ小青と共にやってきたという設定だが、実はS級暗殺者の16歳の少年。揚雪は仮の名であり、本名は揚 飛。本郷家からメイの婚約者選びの審判の役割を依頼された執事ランクCの執事である。「世界一のお嬢様」を手に入れることを真の目的としていて、詩織やメイを奪い本郷家を支配しようと計画していた。また理人や剣人も殺すことも考えていたが、全て失敗に終わる。女性としての魅力が溢れる不二子に密かに恋心を抱いている。婿選び終了後は世界中を放浪していろんな情報を集め、メイの目と耳としてお庭番をしている。

小青 (しゃおちん)/ 揚 翔(ヨウ シャン)

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婿選び編から登場し、揚雪の執事として学園にやってきた設定だが、実はS級暗殺者の16歳少年。小青は仮の名であり、本名は揚 翔。本郷家からメイの婚約者選びの審判の役割を依頼された執事ランクCの執事である。「世界一のお嬢様」を手に入れることを真の目的とし、詩織やメイを奪って本郷家を支配しようと計画して忍の怒りを買い、右目に傷を負わされ義眼が入っている。メイと2人で無人島に流れ着いた際、メイの心の優しさに触れ惹かれてゆき、正式にメイの婿候補者に立候補する。だが、メイを手に入れられなければ死ぬと自殺しようとすると、そんな翔の荒んだ心を救って暴走を止めようとメイが結婚を決めてくれる。その後、期限であるメイの18歳の誕生日までメイと共に逃亡し、国外に潜伏したりするがすぐに理人や剣人に追い着かれてしまう。メイとの逃亡も上手くいかず、自暴自棄になって母国の首相暗殺を企てるが、理人に計画を先読みされ返り討ちにされ制止される。理人や剣人も殺すことも考えていたが、全ての計画が失敗に終わり、メイとの婚約も破棄となる。婿選び終了後は世界中を放浪していろんな情報を集め、メイの目と耳としてお庭番をしている。

ダミアン・アダムス (だみあんあだむす)

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婿選び編から登場するメイの婚約者候補の1人。姉妹校から留学生としてやってきた24歳の男性。アメリカが誇る発明の超天才で医師でもある。そしてみるくの父親でもある。みるくと同じく、数えきれないほど多くの発明品や特許を持っている。物静かでいつも眠そうにしていて、白衣に眼鏡をかけている。その眼鏡も集めることが好きで、多くのコレクションを持っている。陸軍少佐だった母が自分の発明品が原因で自殺し、責任を感じて引きこもりゲーム世界「ハレルヤ」へと没頭していた。その時にくるみと出会い、病弱だったくるみの病気部分を除き、自分の遺伝子と組み合わせてくるみのクローンであり2人の娘みるくを創った。その後くるみを失い、みるくに出生の事実を伝えるために拉致する。みるくの意思によりハレルヤは消滅させられる。現在は学園の学校医を務め、金太郎の寿命を5年伸ばし、メイの婿選びを終了させた。

麻々原 くるみ (ままはら くるみ)

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