賢者の孫(ラノベ・アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『賢者の孫』とは吉岡剛によるファンタジー小説及びそれを原作とした漫画、アニメ作品である。
小説は2015年1月より『小説家になろう』にて連載されている。小説版は菊池政治がイラストを担当し、ファミ通文庫より書籍化されている。ヤングエースUPにてコミカライズも連載されており、緒方俊輔が作画を担当している。外伝作品に、マーリンとメリダの若かりし頃を描いた『賢者の孫 Extra Story』のほか『賢者の孫SP おじょうさま奮闘記』、『賢者の孫SS』がある。

カイル=マクリーン

数十年前に現れた、最初の魔人。マーリンに匹敵する魔法の実力を持つ中等学院以来の親友だった。高等魔法学院卒業後、アールスハイド王国魔法師団所属。部下の手柄を自分のものに、自分のミスを部下の責任にするような上司の元で不満を募らせていた。
魔人化した後は理性を失い暴れ、アールスハイド王国を破滅寸前にまで追い込んだが、マーリンとメリダの手によって討伐されている。

『賢者の孫』小説とコミックの違い・相違点

魔人の描かれ方の違い

コミックでは小説よりも魔人の登場場面が多く、魔人達の会話やモノローグなどが多く描かれている。
コミックにしか出てこない魔人も書かれており、小説よりもコミックのほうが魔人達の過去や事情に目を向けやすい。
また、小説で出てこない場面にも魔人が出てくるため、起こった事象の内容が小説とコミックで異なるものが多数ある。

出来事の内容の違い

起きた事象の内容が小説とコミックで異なるものが多く存在し、時系列が違う場面も多数ある。
コミックのみに存在している出来事も多い。会話の内容やセリフにも違いがあり、そのため小説とコミックで人物像や印象が違うことがある。
また、同一人物であるはずの人物が別の人物になっていたり、シンが作り出した道具の素材が異なっていたりする。

『賢者の孫』の用語

魔物

魔力の制御に失敗し狂暴化、暴走してしまった状態の生物。目が赤くなるという共通点がある。基本的には魔物化する前の動物と同じ容姿だが、動物としての本能は狂暴になり、巨大化することが多い。体の大きさや魔力の暴走量により、一匹でも災害級の脅威とされることもある。魔物の爪や牙、毛皮などは魔道具の素材として売り物になるが、肉質が変わってしまうため食べることはできない。

魔人

魔力の制御に失敗し、人間が魔物と化した状態の存在。魔力の制御量が大きく上がり、無詠唱で強力な魔法を扱うことができる。
世界で初めての魔人は理性を失い暴走した。しかし、魔人となると必ず理性を失うというわけではなく、魔人となっても理性を持ったままの者もいる。

魔法

大気中に含まれる魔力を操作して、術を行う者のイメージをもとにして発動する。イメージをしやすくするために詠唱を行うのが一般的だが、マーリンが無詠唱を基本としているため、指導を受けたシンも無詠唱で魔法を発動する。訓練を行うことで制御できる魔力の量が増え、強力な魔法も扱えるようになる。
大きく分けて、炎や風を生み出して放つ「放出系魔法」、道具に魔法の力を組み込む「付与魔法」、術者の運動能力を向上させる「身体強化魔法」がある。
シンは結果をイメージするのではなく、事象の過程をイメージすることで通常とは異なる魔法を生み出すことができる。

異空間収納

魔法で作り出した空間を収納として使う。大人でも扱えるものは少なく、習得が難しい。
究極魔法研究会に入会希望者が集まった際、人選の基準となった。

ゲート

シンが開発した空間移動魔法。二つの空間を結びつけるイメージで発動される。
転移魔法ではなく、距離を縮めるイメージで開く。イメージをもとにするので、行ったことのある場所でないと開くことができない。
マーリンが習得していたことで、究極魔法研究会のメンバーも自信をつけ、全メンバーが習得に成功している。

魔道具

付与魔法によって魔力が込められた道具で、現象を言語化して書き込む。素材によって書き込める文字数が異なり制限があるが、シンは前世の日本で使っていた漢字を用いることで、文字数の制限をクリアしつつ、高度な効果を付与している。魔力を外部から供給するか、魔石を魔道具に組み込むことで付与された魔法を発動することができる。高い技術を必要とするが、書き換えや上書きも可能。メリダはこの分野を極めており「導師」と呼ばれている。

バイブレーションソード

シンが入学前から自作していた魔道具の一つで、刀身に超音波振動の効果が書き込んである剣。
刃を細かく高速振動させることで、力を入れることなくあらゆる物体を切ることができる。

ジェットブーツ

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