ナルニア国物語／第3章：アスラン王と魔法の島（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ルーシー・ぺベンシー（演：ジョージー・ヘンリー）

ぺベンシー兄妹の末っ子で、ナルニアの女王である。ナルニアの創始者であるアスランのことを一番信頼している。ナルニア人が緑の霧にさらわれて生贄になった時から、アスランが助けてくれると信じていた。第1章と2章では、末っ子だったため、兄と姉に甘えることが多かった。しかし、3章ではピーターとスーザンはナルニアには来なかったため、甘えることができる人が少なかった。ルーシー自身も積極的に戦いに出て、自立する力を身につけようとする。

また、姉のスーザンの美しさに憧れていた。コリアキンの家にある「魔法の本」で憧れの人になれる魔法を唱えてしまうほど、スーザンのようになりたいと思うのだった。

ナルニアの国民

アスラン（演：リーアム・ニーソン）

ライオンの姿をした、ナルニアの創始者である。創始者ではあるが、国民をいつも悪から守ろうとすることはしない。それは、ナルニアの国民には危険なときは自ら戦いに行き、平和を手に入れる自立性をつけてほしかったためである。
それは、ぺベンシー兄妹にも望んでいたことだった。しかし、本当にピンチなときは助けに来てくれる優しさがある。

3章ではウミヘビと戦っている最中、ドラゴンになってしまったユースチスに剣が刺さった時にユースチスを人間に戻すのだった。そのおかげで、ユースチスが7本目の剣をテーブルに並べることができた。

カスピアン王子（演：ベン・バーンズ）

ナルニアを取りまとめる王である。もともと、ナルニアを支配していたテルマール人の子孫だったが、2章でテルマール人のミラースに命を狙われそうになる。同じくミラースを憎く思っているナルニア人と協力し、ナルニアに平和を取り戻すことを約束した。

ナルニアに平和を取り戻した後、アスランはテルマール人の7卿に剣を渡していた。しかし、ある日7卿が船で旅に出ると、東の諸島で行方不明になってしまう。カスピアン王子はそのことを不思議に思っていた。7人の居場所を突き止めるため、船で旅をしていた。

ドリニアン（演：ゲイリー・スウィート）

ナルニア人が載る船の船長であり、船の舵をきる役割を果たす。旅の順序については、ナルニア人を取り仕切るカスピアン王子に従っており、忠誠心が強い。

エドマンドとルーシーと初めて会った時に、「7卿が消えた東の諸島の付近には巨大なウミヘビが出るとか」と2人を脅そうとしてくる。冗談を言って驚かせる1面もまるが、船長として船の方位を決めることに大きな責任を感じている。

リーピチープ（演：サイモン・ペグ）

ネズミの恰好をした小柄な騎士である。体は小さいが、アスランへの忠誠心は強く、戦うことに誇りを持っている。

ウミヘビを最後に倒した後、アスランの国にたどり着く。アスランの国へは、島にかかる大波を超えると行くことができた。しかし、アスランの国に行ったあとは一生戻ってくることができなかった。それでも、ずっとアスランに憧れがあったため、リーピチープは波を超えてアスランの国へ行くのだった。

タヴロス（演：シェーン・ランギ）

牛の恰好をした、ナルニア人である。牛であるため、体力も十分にあり、重い荷物があるときは周りから頼りにされる存在である。見た目は怖い外見だが、困ったときは助けてくれる優しい人物だ。

ぺベンシー兄妹とユースチスがナルニアに来た時、ユースチスが「ここはどこなんだ！」と怒っているところに、「朝びらき丸だ。ナルニア海軍で一番速い船」と答える。ユースチスは、牛の姿をしたタヴロスが言葉を話すところを見て気絶する。

ラインス（演： アーサー・エンジェル）

人間の恰好をしたナルニア人である。カスピアン王子らがぺベンシー兄妹と会ってから旅を始めて、最初についた島に住んでいた。商人によって支配されていたナルニア人の1部は、生贄として緑の霧に差し出されていた。
ある日、ラインスの妻がその生贄になってしまう。ラインスは妻を取り戻すため、カスピアン王子と共に7卿を探しに行く旅について行く。

1人娘のゲイルがいたが、娘の心配をしていたため、旅に出るときに「この島にいるんだ」と安全にしておくように伝えた。しかし、ゲイルはこっそりと船に乗って旅についてきてしまっていた。ゲイルと共に、妻を探しに行く。

テルマール人の7卿

ゲイル（演：アラベラ・モートン）

ラインスの娘である。ある日、母親が商人によって緑の霧の生贄にされてしまい、大きなショックを受けていた。父親のラインスがカスピアン王子と共に、緑の霧の正体を掴むために旅について行く。ラインスから「ここにいるんだ」と言われるが、両親のことが気になったため、こっそりと船の中に忍びこんでいた。

旅に一緒についていくが、周りは大人の男性、兵士が多くて物怖じしていた。しかし、唯一船に乗っていた女性のルーシーをナルニアの女王として尊敬していた。「女王様みたいに強くなりたい」とルーシーに憧れを持っていた。

ベルン卿（演：テリー・ノリス）