Life Is Strange 2(ライフ イズ ストレンジ 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『Life Is Strange 2』とは、とはフランスのゲームスタジオDONTNODが開発し、スクウェア・エニックスにより発売されたPS4ソフトアドベンチャーゲームである。前作である『Life Is Strange』の続編。シアトル郊外に住む兄ショーンと、超能力が発現した弟ダニエルの旅を通じての成長と兄弟愛を描く。前作に続き、今回の作品でもアメリカが抱えている移民国家ならではの問題(人種差別、銃社会、国境)が鮮明に描かれ、アメリカの生活風景がリアルに描写されている。

ショーンとダニエルの母親が暮らすアリゾナ州グランド・キャニオン近くにあるキャンプコミュニティ。

『Life Is Strange 2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『Life Is Strange 2』にはフランス人アーティストの楽曲が多数使用されている

『Life Is Strange 2』ではエレクトロニック系の楽曲が取り入れられていて、各エピソードにフランス人アーティストの楽曲が最低1曲は入っている。
オープニングシークエンスで使われているのは、フランスのバンドPhoenixの2009年の楽曲『Lisztomania』である。Phoenixは2000年にデビューアルバムをリリースしたインディー・ポップのバンドで、日本でも一定数のロックファンにとってはおなじみの存在。

禅モーメントと呼ばれる特別なシーンがある

『Life Is Strange』シリーズではキャラクターが佇んで、特別なカメラワークとともに音楽が流れる禅モーメント(オフィシャルの呼称は“A Moment of Calm”)と呼ばれるシーンがある。
禅のように、心静かにシーンに浸れるということで、そう呼ばれている。

『Life Is Strange 2』に影響を及ぼした作品はデヴィット・フィンチャー監督の作品

デヴィッド・フィンチャーの作品に多くの影響を受け(映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』など)、開発が進んでいった。

アジア映画はハリウッド作品に比べ時間がゆっくり流れているため、アジア映画をゲームの画作りの参考にした。

ゲームコンセプトは他人との接し方を試行錯誤すること

開発を手掛けたDONTNOD Entertainmentのクリエイティブ・ディレクターの一人であるラウル・バーベット(Raoul Barbet)いわく、今回のコンセプトのひとつは、弟の面倒を見るということだけではなく、自分が家族や友人、周りの人と関わるときにどのように考えて接するべきなのかを試行錯誤することであるということであった。

プレイヤーに季節の変化を感じてもらうため、エピソード配信の形式をとった

エピソード配信の目的は、兄弟たちが旅の中で感じる季節の変化を、現実の季節の変化とともにプレイヤーにも感じてもらうことであった。
エピソード1なら秋のハロウィンの時期。エピソード2では雪が降り、エピソード3では夏。季節が変わることで、各エピソードへの没入感を際立たせることができている。

日本文化の影響を受けている

ラウル・バーベット(Raoul Barbet)氏自身が日本文化に触れて育ってきていることから、作品には日本のアニメの影響を受けたシーンが登場する。
キャプテン・スピリットの変身のシーンでは、『美少女戦士セーラームーン』や『聖闘士星矢』の影響を受けていて、終盤のダニエルの破けた赤いTシャツと腕の包帯のシーンでは、『AKIRA』の鉄雄の影響を受けている。

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