『子連れ狼』(こづれおおかみ)とは、小池一夫原作、小島剛夕作画による漫画作品、および同作品を原作とした映画、ドラマ作品などのシリーズ。1972年、若山富三郎を主演に迎えたシリーズ映像化の第1作目として映画版『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』が公開された。この映画版シリーズは全6作が制作されている。一族を滅ぼされ、息子と二人で復讐の機を待ちながら旅を続ける流浪人を主人公に、人間ドラマや豪快な立ち合いシーンを描く。特に戦闘時のスプラッタ描写は話題となり、後年の映画界にも強い影響をもたらした。
日本の俳優として、拝一刀役を演じた若山富三郎が堂々5位にランクイン!
()内は作中で人を殺した人数。
「映画の中の死」を集計している米ウェブサイト『Movie Body Counts』のデータベースに基づき、米ミシガン州立大学の博士課程でコンピュータサイエンスを研究するランダル・S・オルソンが、「映画史上もっとも人を殺した俳優トップ25」のランキングを作成した。
ただし、1960年以前の作品やB級映画などは集計されていないものが多いとのことで、「基本的には1960年以降の映画をもとにしたランキングだと考えてほしい」とオルソンは補足している。
画像の中にある()の中の数字は、トータルで殺してきた人数だという。
全世界で名を馳せるスターたちの中に、本作で主人公の拝一刀を演じた若山富三郎は226人を殺害したとして、堂々の5位ランクインを果たした。
しかし、ひとりの俳優による1作品中の殺人数に関していえば、トータルで5位に入った若山富三郎が「子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎」で記録した150人が最高といわれている。
後年の映画界に激震をもたらしたスプラッタ描写
SHOGUN ASSASSIN HD Trailer
本作『子連れ狼』シリーズは、指が飛んだり頭を割ったりと、結構えげつない描写がてんこ盛りであることでも有名だ。特に人体が真っ二つになったり、手足を斬られて芋虫のように転がったりする描写は、その後のスプラッター映画にも強烈な影響を与えたといわれている。
「B級映画の帝王」とも称されるロジャー・コーマンは本シリーズに感銘を受け、『子を貸し腕貸しつかまつる』『三途の川の乳母車』を再編集し、『SHOGUN ASSASS4IN』として公開した。要するに『子連れ狼』の第1作目と第2作目のいいとこどりをしてくっつけちゃったというわけだ。この『SHOGUN ASSASSIN』は、日本版『子連れ狼 冥府魔道の巻』の4枚組ボックスセットにおいて、特典ディスクとして付属している。ストーリーや音楽がオリジナルとはちょっと違うものになっているため、元の作品とは違う楽しみ方を見つけることが可能だ。
さらに、クエンティン・タランティーノ作の大ヒット映画『キル・ビル』の中に登場する血みどろ殺陣は、『三途の川の乳母車』の再現であることも有名だ。モデルになった血みどろ殺陣は、恐らく「青葉屋での死闘」のシーンであると推測されている。
のちに放送されたテレビシリーズ版『子連れ狼』
出典: www.amazon.co.jp
テレビシリーズの主人公・拝一刀を演じるのは、こちらも名優、萬屋錦之介。
その他、高橋英樹、北大路欣也、田村正和版のドラマも制作された。
1973年から1976年にかけて、テレビシリーズ版『子連れ狼』の第一弾が放送された。主人公の拝一刀を萬屋錦之介が演じている。しかし、このテレビドラマ版のキャスト発表の際、『子連れ狼』に愛着を持っていた若山富三郎が、萬屋銀之助主演というキャスティングを耳にして激怒。「錦之介と俺と、どっちが拝一刀にふさわしいか真剣で勝負したるわい!」と息巻いているところを、弟の勝新太郎が必死になだめたという。
この万屋銀之助版のほか、テレビ版は高橋英樹や北大路欣也、田村正和が拝一刀を演じるものも制作された。
『子連れ狼』(若山富三郎版)の主題歌・挿入歌
主題歌:若山富三郎「子連れ狼」(「死に風に向かう乳母車」とも)
作詞:小池一夫
作曲:かまやつひろし
歌:若山富三郎
第3作『死に風に向う乳母車』で登場した。
曲名については、映画公開当時発売されたシングルレコードでは「子連れ狼」と表記されているが、初登場した作品のタイトルにちなみ『死に風に向かう乳母車』とされていることもある。
「しとしとぴっちゃん」の歌詞で始まる、橋幸夫の「子連れ狼」とは同タイトルの別楽曲。
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目次 - Contents
- 『子連れ狼』(若山富三郎版)の概要
- 『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』のあらすじ・ストーリー
- 流浪の刺客・拝一刀
- 『子連れ狼 三途の川の乳母車』のあらすじ・ストーリー
- 新たな依頼
- 『子連れ狼 死に風に向う乳母車』のあらすじ・ストーリー
- 女郎の少女を匿う一刀
- 『子連れ狼 親の心子の心』のあらすじ・ストーリー
- 悲しい女と柳生との死闘
- 『子連れ狼 冥府魔道』のあらすじ・ストーリー
- 不思議な和尚との出会い
- 家臣からの新たな依頼
- 『子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』のあらすじ・ストーリー
- 柳生の妾腹・土蜘蛛兵衛
- 最後の死闘
- 『子連れ狼』(共通)の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 拝 一刀(演:若山富三郎)
- 拝 大五郎(演:富川晶宏)
- 柳生 烈堂(演:伊藤雄之助/遠藤辰雄/大木実)
- 『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』の登場人物・キャラクター
- 一刀父子の関係者
- 拝 薊(演:藤田佳子)
- その他
- 『子連れ狼 三途の川の乳母車』の登場人物・キャラクター
- 柳生一族の関係者
- 柳生鞘香(演:松尾嘉代)
- 黒鍬小角(演:小林昭二)
- 一刀を狙う刺客たち
- 左弁馬(演:大木実)
- 左来馬(演:岸田森)
- 左天馬(演:新田昌玄)
- 別式女お時(演:鮎川いづみ)
- 別式女お近(演:笠原玲子)
- 別式女お蓮(演:池田幸路)
- 別式女お葉(演:三島ゆり子)
- 別式女お陸(演:水原麻紀)
- 別式女お紋(演:若山ゆかり)
- 別式女お滝(演:正桐衣麻)
- 別式女お甲(演:東三千)
- その他
- 『子連れ狼 死に風に向う乳母車』の登場人物・キャラクター
- 一刀の依頼関係者
- 孫村 官兵衛(演:加藤剛)
- 木颪の酉蔵(演:浜木綿子)
- 三浦帯刀(演:浜村純)
- 猿渡玄蕃(演:山形勲)
- その他
- 『子連れ狼 親の心子の心』の登場人物・キャラクター
- 柳生一族の関係者
- 柳生軍兵衛(演:林与一)
- 一刀の依頼関係者
- お雪(演:東三千)
- 徳川義直(演:小池朝雄)
- 狐塚円記(演:岸田森)
- 乞胸仁太夫(演:山村聡(特別出演))
- その他
- 『子連れ狼 冥府魔道』の登場人物・キャラクター
- 一刀の依頼関係者
- 黒田斉隆(演:加藤嘉)
- 慈海和尚(演:大滝秀治)
- 不知火(演:安田道代)
- お妙の方(演:隅田和世)
- 黒田藩の住人
- 早変りのお葉(演:佐藤友美)
- その他
- 『子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』の登場人物・キャラクター
- 柳生一族の関係者
- 柳生香織(演:瞳順子)
- 土蜘蛛兵衛(演:木村功)
- 梓(演:小林千枝)
- 一刀を狙う刺客たち
- 無堂(演:草野大悟)
- 無我(演:宮口二郎)
- 無門(演:石橋蓮司)
- その他
- 『子連れ狼』(若山富三郎版)の用語
- 子連れ狼(こづれおおかみ)
- 乳母車(うばぐるま)
- 柳生一族(やぎゅういちぞく)
- 『子連れ狼』(若山富三郎版)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 傷を負った一刀を介抱する大五郎
- 『子連れ狼』(若山富三郎版)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「映画史上最も人を殺した俳優トップ25」にランクインした若山富三郎
- 後年の映画界に激震をもたらしたスプラッタ描写
- のちに放送されたテレビシリーズ版『子連れ狼』
- 『子連れ狼』(若山富三郎版)の主題歌・挿入歌
- 主題歌:若山富三郎「子連れ狼」(「死に風に向かう乳母車」とも)
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