気持ち悪くてひたすら不快な衝撃映画まとめ!『マニアック』など

ここでは気持ち悪さ・不快感を追求した、鑑賞注意な衝撃映画をまとめた。マザコン変態中年男の狂気と蛮行を描くウィリアム・ラスティグ監督の『マニアック』、一家を惨殺した殺人鬼と対決する女性を主人公にとにかく派手な残酷描写を追求した『ハイテンション』などを紹介している。
▼『ボクシング・ヘレナ』

出典: www.amazon.co.jp
”リンチ娘が監督した作品は、こんな事よく考えるよなっていう不快感に満ちている!”
デヴィッド・リンチの娘ジェニファー・リンチによる1993年の監督デビュー作。主役を演じる予定だったキム・ベイシンガーが途中降板したという事も話題になった。スキャンダラスな内容が物議を醸し、以後ジェニファー・リンチは次回監督作「サベイランス」までに14年もの歳月を経る事となる。亡き母の影響で心に深い傷を残した医師が、女性ヘレナに横恋慕する。彼の行動は次第にエスカレートし、遂には彼女をある驚愕の方手段で幽閉する...。
横恋慕する偏執的な男の心は気持ちの良いものではないが、とにかく彼が彼女を封じ込めるために行った行動がオカシすぎる。不快を通り越して、もう何も言う事は無い...。
『ボクシング・ヘレナ』予告編
ソフトポルノもどきのシーンといい、道義に外れるテーマといい、誰にでも勧められる映画ではないし、絶対受けつけられないという人がいるのも事実だろう。
ニックは大事に大事にラッピングするみたいに、ヘレナを飾り立てるあたりは、ある意味恐ろしさの極致。まるで人形でも愛でるみたい…。
この映画が酷評された理由は、こうした異様愛の表現より、むしろあまりに単純な結末であり、その安易さが猟奇的な愛の物語に水を差したことは否めない。
出典: ameblo.jp
▼『マーターズ』

出典: www.amazon.co.jp
”暴行と拷問のオンパレードな鬼畜映画の代表作は、不快感しか残らない!!”
フランス映画界の新鋭、パスカル・ロジエ監督による2007年の作品。1970年代のフランスを舞台に、廃墟に監禁されて、拷問と虐待を繰り返し受けていた女性が保護される。彼女の心的外傷が余りにも強く、捜査は難航を極めていた。その後、養護施設での生活により彼女は平穏な生活を取り戻していったかに見えたが...。
途中退出者続出、不条理な暴力、拷問に虐待といった残酷鬼畜オンパレードの不快そのものといった作品。暴力の連鎖、ちょっとお休みの後に復讐劇、しかしまたもや拷問と虐待の極み!そしてラストは...ああ、不快な映画としか言いようがないぞ!
『マーターズ』予告編
痛くて、つらくて、憐れで、哀しくて、どうしようもなく無力な自分に打ちひしがれる事が出来る、実にパンチの効いた映画でした。
ホラーを人よりは多く見てきた私でさえ、この映画を良いと言ってしまうと自分の人格を疑われちゃうんじゃないかと思った一本です。半端ない痛みと暴力のオンパレード!次から次へと!
お子ちゃまや心の狭い人は要注意の、見て決していい気分にはなれそうにない強烈作。フツーの刺激じゃ感じなくなってしまったアナタにのみ、おすすめしたい。
@50matuyan 主人公が記憶を辿るところからかなり面白くなるよね。映画として秀作だと思う。次はマーターズにいこう!マーターズマジでいいよ!本当最高!
— おぎゃあ (@ogyaa666) 2013.04.16 23:51
マーターズ からの ショッカー もう むり こわい
— ▽ HkRu (@___8hkar) April 15, 2013
@kaz_zuki あの事件は胸糞悪過ぎますね…。マーターズしかり、今のフレンチホラーの勢いはすごいと思います。
— 早田優太 (@hytyut) 2013.04.14 02:59
@One_eyed_JOKER メンタルに活を入れるなら、とりあえず『マーターズ』観るといいよ うなされる
— 片目のウィリー (@oneyedwillymovi) April 15, 2013
パスカル・ロジェの「マーターズ」はホラー+ゴア+近未来SF合わせたような基地外な作品でとても良かったですね。金持ちが人体使って「人は生死の境で何を見るのか?」を実験する発想は素晴らしい。最後に金持ち自らがその実験に挑むというのが落とし前の付け方としてなお素晴らしい。
— もちだ (@mochida_ky) April 14, 2013
「トールマン」のパスカル・ロジェ監督は「マーターズ」でフレンチホラーの新鋭として注目されています 「マーターズ」youtube.com/watch?v=DAU9Fd… 勿論、鑑賞済みです この監督はとにかくすごい!
— いろは♪ (@irohanihokecho) 2013.04.14 03:51
@kaz_zuki 読んでみます!マーターズの方が不快だと思います。マーターズを超える映画はなかなかないんじゃないですかね(笑)
— 早田優太 (@hytyut) 2013.04.14 02:49
▼『キャビン・フィーバー』

出典: www.amazon.co.jp
”思いもしない展開や描写、不安定な精神状態を誘う不快で愉快な作品!”
かの『ホステル』の鬼畜監督イーライ・ロスが2003年に発表した監督デビュー作。学生生活最後の夏休み、残り僅かとなった自由な時間を楽しもうと、森の小屋を借りきった5人組。しかし、小屋に血だらけの男が突然乱入してきたことで一変する。ゾンビも殺人鬼も登場せず、彼らをパニックに陥らせるのは謎の細菌!ある意味よくあるパンデミック物?と思ったら大きな間違い!
感染した人間のなれの果ての描写ってものも常軌を逸していて凄いが、一見無意味そうて本当に無意味かも知れないシーンを盛り込み、映画の文脈を軽く逸脱している。それこそが、監督自身の狙いである不快感なのだった!
この映画にはもっと深い悪意が込められているような気がする。見るものを不快で落ち着かない気持ちにさせる訳のわからない悪意。
出典: www.geocities.jp
つまらないようでいて、おもしろい。不思議な魅力に、けっこう評価が高い。最後のすっとんきょうな明るい明るい音楽が、ますますマニア心をそそる。
ホントにこわーい話を、こんな風にブラックユーモア交じりでホラーに仕上げちゃう悪趣味さには脱帽でした
出典: www6.plala.or.jp