ぼっち・ざ・ろっく!(ぼざろ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ぼっち・ざ・ろっく』とは『まんがタイムきららMAX』にて連載中のはまじあきによる漫画作品である。コミュ障陰キャである主人公の後藤ひとりを中心としたガールズバンド「結束バンド」の模様を描く。きらら系作品でのバンド作品としては『けいおん!』があるが本作はライブハウスでのバンド活動をメインとして描いている。次にくるマンガ大賞2019・コミックス部門で8位にランクイン。キャッチコピーは「陰キャならロックをやれ!」。

『ぼっち・ざ・ろっく!(ぼざろ)』の概要

『ぼっち・ざ・ろっく』とは『まんがタイムきららMAX』にて連載中のはまじあきによる漫画作品である。『まんがタイムきららMAX』にて、2018年5月号から連載開始。ギターヒーローとして動画サイトで人気を誇る後藤ひとり。しかし実生活では極度の人見知りでありコミュ症であるひとりは、中学時代にはバンドメンバーどころか友達を作ることもできずにいた。「高校こそは友達を作ってバンドをやる」と決意を新たに高校に入るものの、1か月が経っても友達が出来ずに落ち込むひとり。ある日「結束バンド」というロックバンドに所属する伊知地虹夏に助っ人としてバンドに参加してほしいと頼まれる。この事をきっかけにひとりの「結束バンド」として活動が始まる。コミュ症の性格により他人と合わせての演奏に慣れず、ネットのように実力を発揮できないひとり。それでもドラムの虹夏、ベースのリョウ、ギター、ボーカルの郁代と一緒に「結束バンド」として様々な活動を通し、成長していく。バンドものとしての青春要素や音楽要素はもちろんの事、主人公のひとりの陰キャエピソードや自虐ネタが豊富に盛り込まれてもいる。
「ぼっちJK×ロックバンド」という異色の組み合わせによるガールズバンドマンガとして人気を博した本作は、次にくるマンガ大賞2019・コミックス部門で8位にランクイン。2022年にはTVアニメの放送も予定されている。

『ぼっち・ざ・ろっく!(ぼざろ)』のあらすじ・ストーリー

結束バンド結成

高校に入学して一か月、後藤ひとり(ごとうひとり)はクラスで友達を作れずにいた。高校にギターを持っていくも誰にも話かけられなかった。帰り道に公園でいじけていると、サポートギターを探す伊地知虹夏(いじちにじか)に声をかけられる。自分のバンド「結束バンド」のギターに急に空きが出たため、今日だけサポートギターとして協力してくれるように頼まれる。道中、虹夏からネットに動画投稿しているギターヒーローの存在を耳にする。それはひとりが投稿しているカバー動画であった。下北沢のライブハウス「STARRY」にやってきたひとりはベースの山田リョウ(やまだりょう)を紹介される。3人で練習するが、全く息が合わない。ギターヒーローとしてネットでは話題のひとりは一人での演奏は上手だが、皆と一緒に演奏すると素人のような演奏になってしまうのであった。なんとかその日のライブを終わらせるがMCも滑りミスも多い状態であった。ひとりはコミュ症を治して、ギターヒーローとしての力を結束バンドで披露する事を誓う。

翌日、ひとりの歓迎会も兼ねてライブ反省会がおこなわれる。まだファンの少ない結束バンドは、ライブの度にノルマ代がかかってしまう。ライブのノルマ代を稼ぐためにひとりは下北沢のライブハウスでバイトをすることになる。行きたくないと思ったひとりは風邪をひこうと氷風呂に浸かるが翌日も平熱であった。丈夫な体を恨みつつ、ライブハウス向かうと虹夏の姉の伊地知星歌(いじち せいか)に声をかけられる。戸惑いつつも虹夏とリョウと共にバイトに励むひとり。無事にバイトを終えたひとりは、明日からも頑張ろうと思うが翌日になって熱が出るのであった。学校で人気者の喜多郁代(きたいくよ)が、バンドでギターをしている事を知る。結束バンドに誘えないかと思ったひとりは、郁代の教室に行くが上手く会話を出来ずに逃げ出してしまう。学校の人気の少ない場所でギターを弾いているひとり。その演奏を聴いて、後をつけてきた郁代が話しかけてくる。ひとりはギターボーカルとして郁代をバンドに誘う。しかし郁代は全くギターを弾けないと言い、以前にバンドに入っていたのも恰好の良い先輩目当てで、すぐに逃げ出したと語る。「一度逃げ出した自分はもうバンドができない」と郁代。ひとりは「ここでやめたら一生引きずるんじゃないか」と話すと、郁代はひとりにギターの練習に付き合ってほしいと頼む。郁代を下北沢「STARRY」へ連れていく。出迎えた虹夏は郁代を見て逃げたギターだと言う。郁代こそが以前に結束バンドから逃げたギターであった。反省も兼ねてメイド服でライブハウスのバイトをする郁代。バイトが終わり皆の前から去ろうとするが、ひとりは郁代の手を見て楽器の練習にかける思いを感じ取り、引き止めて結束バンドへと誘う。

郁代を迎えて4人となった結束バンドはアーティスト写真をとったり、楽曲を作成したりとバンド活動を本格的にスタートさせる。リョウの作曲した歌に合わせてひとりが歌詞をつくる事になる。作詞のアイデアが出ないひとりは、ボーカルの郁代に合わせた明るい応援ソングを作詞する。作った歌詞をリョウに見せるが、歌詞ノートを見たリョウは「これで満足か?」とひとりに尋ねる。口籠るひとりを見て、リョウは自分が過去に別のバンドにいた時の事を語る。そのバンドは売れる為に必死になって売れ線の曲に走り、それが原因で解散してしまった。リョウはひとりに「他人の事を考えないで自分の好きな歌詞を書いてほしい」と頼む。ひとりは自分の正直な気持ちを歌詞にして再度リョウに見せる。暗い歌詞だがこちらの方がひとりらしくていいとリョウは思う。

「STARRY」でのライブ

虹夏は星歌に夏休みに「STARRY」でライブをさせてほしいと頼みこむ。星歌は結束バンドはまだライブに出れる実力ではないと思い、まずはオーディションで審査する事になる。バンドとして成長しているかを星歌は試していると感じたひとりは「この四か月で自分がどう成長したのか? いま何のためにバンドをしているのか?」を考える。一晩考えたひとりは「最初は自分がちやほやされたいからだった。今はこの4人でバンドをしていたい」と、自分に起こった変化に気づく。
オーディションに挑んだ結束バンドは、無事に合格を貰う。星歌はひとりの演奏を聞き、チームプレイの経験不足で本来の実力を発揮できていないと気付く。
無事にライブに出演できる事になった結束バンドの面々には、1人5枚づつのチケットノルマが課せられた。皆がチケットを捌いていく中で、ひとりは誰にもあてがなくて途方に暮れていた。困っていると行き倒れの女性に出会う。彼女の名前は廣井きくり(ひろい きくり)。ひとりのギターを見ると、自分もベース弾きでライブをやっていると名乗る。ひとりが困っている事を知ると一緒に路上ライブをしてチケットを買ってもらおうと提案。きくりと一緒に演奏するひとりは最初は壁をつくった演奏をする。しかし、きくりが自分を支えた演奏をしていると気付き、迷いなくギターを弾く。路上ライブは大好評を博し、ひとりはチケットを無事に全部売ることに成功する。
「STARRY」でのライブの開催日、関東は台風が直撃。結束バンドの目当てでチケットを買ってくれた人はほとんどが来場できなくなっていた。興味なしといった客ばかりでのライブを余儀なくされる結束バンド。周囲の冷ややかな目線に虹夏もリョウも郁代も全く息のあった演奏することができない。客も退屈そうにする中、ひとりは皆をリードしてギターを弾く。ひとりの頑張りを見て皆は勢いを取り戻す。ライブはなんとか成功させた結束バンド。虹夏は今日の演奏を聴いて、ひとりがギターヒーローだと気付く。ごまかすのは無理と思ったひとりは肯定する。虹夏は自分の夢をひとりに語る。バンドに憧れる虹夏を見て星歌は自分のバンドを辞めて「STARRY」を作った。姉の分までバンドをやって、姉のライブハウスをもっと有名にしたい。無謀な自分の夢を、ひとりとなら叶えられると思った虹夏は、これからも一緒にライブをしてほしいと頼む。

文化祭のライブ

夏休みが終わり、2学期がやってきた文化祭の出し物としてひとりのクラスはメイド喫茶をやることになる。クラスの出し物とは別に、個人ステージがある事を知ったひとりは、結束バンドとしてエントリーしたいと思うが勇気を出せずにいた。虹夏やリョウ、星歌は出るべきだと背中を押すが、踏ん切りがつかずにエントリー用紙を捨ててしまう。一連の様子を見かねた郁代は、ひとりの代わりに個人ステージのエントリーをする。無事に文化祭へのエントリーを済ませた結束バンド。しかし文化祭の前には中間テストが控えていた。赤点を取り、補習になれば練習が出来ずにバンドどころではない。赤点を回避するためにひとりは郁代と、リョウは虹夏と一緒にテスト勉強をする事になる。郁代の助けもあってひとりはギリギリ赤点を回避する事に成功する。付きっ切りの郁代は成績が下がってしまった。
文化祭ライブを前に心配の抜けきらないひとり。それを見たきくりは、ひとりを自分のバンド「SICK HACK」のライブへと誘う。ライブの行われる「新宿FOLT」へとやってきたひとり達。きくりの圧倒的なカリスマ性で大盛況の「SICK HACK」のステージを見たひとりは、あらためてバンドの魅力を確認する。終演後にきくりにライブの感想を伝えるひとり。あんなにキラキラとなれないと思うひとり。きくりは勇気さえあればどんな奴だってキラキラできると励ます。
文化祭のセトリを決める結束バンド。リョウはひとりと郁代の文化祭だと思い、ひとりにギターソロの見せ場を用意する。帰り道、郁代はひとりに文化祭の申し込みを自分がだしたと告白する。不安な気持ちもあるが後悔しなくてすんだと、ひとりは感謝する。文化祭当日。結束バンドの出番がやってくる。順当に盛り上がりを見せるものの、ひとりのギターソロが迫る中で、ギターの弦の故障によりチューニングが安定しなくなってしまう。替えのギターもなく絶体絶命の状況の中で、郁代がアドリブ演奏で時間をつなぐ。ひとりはボトルネック奏法でギターソロをやり遂げる。大盛り上がりのステージ、最後のMCでひとりは客席にダイブする。色んな意味で伝説になるひとり。郁代は皆と合わせるのは得意だと思い、これからひとりを支えいけるようなギタリストになりたいと思う。ひとりの事を「後藤さん」から「ひとりちゃん」へと呼び方を変える。
文化祭の最後でのひとりのダイブはSNSや動画サイトに拡散されて、学園の外でも話題になっていた。「ぽいずん♡やみ」という名前で、音楽サイトのフリーライターとして活動している佐藤 愛子(さとう あいこ)の耳にもひとりのことが入る。ダイブ少女の正体が結束バンドのメンバーであると突き止めた愛子は、取材のために「STARRY」を訪れる。取材の中、結束バンドの演奏を聞いた愛子はひとりがギターヒーローだと確信し、皆の前でその事をばらす。愛子は編集長にかけあってでもひとりを音楽業界の人に紹介したいと話す。同時に結束バンドはガチのバンドとは思えない、ここにいてはギターヒーローとしての才能が腐ってしまうと言って去っていく。結束バンドを否定されて悔しい思いを持ちつつも、今の実力では仕方がないと思う虹夏。皆の実力を証明するために、10代アーティスト限定のロックフェスである「未確認ライオット」への出場を決める。リョウも郁代も同じ気持ちであった、ひとりも未確認ライオットの広告を持ち「結束バンドでグランプリを獲りましょう!」と決意する。

クリスマス「新宿FOLT」ライブ

未確認ライオットへの出場を決めた結束バンド。まずは4月に行われるデモ審査を通過するために楽曲とMVの制作にとりかかる。同時に路上ライブも始める。12月。クリスマスイブにおこなわれる「SICK HACK」のワンマンライブに、結束バンドのゲスト出演の話が舞い込んでくる。新宿FOLTで行われたワンマンライブには、FOLTを中心に活動するバンド「SIDEROS」(シデロス)もゲスト出演していた。アウェイな環境の中、結束バンドはなんとかライブをやりきる。大成功とは言えなかったものの、今の結束バンドでは考えられないほどの大きな会場での経験を積めたと決意を新たにする。ライブの翌日、クリスマスには「STARRY」でライブの打ち上げが行われる。打ち上げには「SIDEROS」のメンバーも参加する。打ち上げの終わり際、SIDEROSのリーダーの大槻ヨヨコは自分たちも未確認ライオットへ参加すると告白する。同時に結束バンドの改善点をアドバイスする。

年明け、リョウが学校にも「STARRY」にも姿を現さなくなっていた。心配したひとりは結束バンドの皆でリョウの家を訪れる。リョウは作曲の途中で気が散るから帰ってくれとひとり達に言う。部屋には作りかけの譜面が沢山おかれていた。リョウは未確認ライオットへ向けてのプレッシャーで上手く曲が作れなくなっていた。作曲のスランプに陥っていると感じたひとり達は、一緒にセッションをする。リョウはスランプから抜け出し曲を完成させた。
2月、ひとりの歌詞も完成し無事に曲が出来上がる。楽曲名は「グルーミーグッドバイ」で、出来上がった曲をもとにMVを作ることになる。以前にひとりの路上ライブから結束バンドのファンになってくれた二人に協力してもらうことにする。彼女たちは映像科学生である、結束バンドファン1号、2号の2人の力を借りてMVを完成させる。出来上がったMVは順当に再生数を伸ばし続ける。ボーカルを担当する郁代は、MVを見て自分の歌い方がこのままでいいのかと悩み、ある日ひとりを誘ってカラオケに行く。カラオケに行ったひとりと郁代はヨヨコに出会う。自分の歌い方に違和感があると伝える郁代に、ヨヨコは「技術的なものだけでなく、自分達の歌がどういうものなのか、内面的なところも考えてみたら?」と言う。ボーカルは自分の曲への理解を深めた方がいいと思う郁代は、突破口を見出すためにひとりの家に泊まりに行く。ひとりから作詞の意味を聞くが、あまり理解することが出来ない。ひとりの家で家族からも話を聞く郁代だが、特に何か新しい事をつかめる事は出来なかった。「自分とひとりは正反対の人生を歩み続けている」と思う郁代に、ひとりは「二人ともバンドを通して自分を変えたいと思って音楽をやっている」と二人の共通点を指摘する。ひとりの一声で、すっきりとした郁代は歌を撮りなおす。

新学期 ブッキングライブ

進級した新学期、リョウと虹夏はクラスが同じになる。ひとりは郁代と同じクラスになる。自己紹介では郁代に場をあたためてもらうものの、上手くできずに失敗してしまう。放課後、進級しても誰とも話せなかったひとりは落ち込むが、郁代の友達の佐々木次子(ささきつぐこ)が話しかけてきて、昨年の文化祭の話題を振ってくる。郁代と次子の協力もあって、ひとりはクラスのグループチャットに入ることになる。もしかしたらこのクラスでは少しは楽しい思い出を作れるかもしれないと思うひとり。
結束バンドにブッキングライブの誘いがやってくる。知らない箱からのライブの誘いに浮かれる虹夏だが、星歌は難色を示す。ブッキングライブの為に池袋へとやってくる結束バンド。しかしライブに呼ばれたのはジャンルもコンセプトもバラバラなグループばかりであった。こんなにバラバラなジャンルではプッキングライブの意味がないと思うリョウ。何か狙いがあるはずだと思う虹夏であったが、ブッカーは結束バンドの名前も覚えておらず、ライブ中に居眠りまでもする始末であった。結束バンドが期待されて招待されたわけではなく、スケジュールを埋めるためだけに呼ばれたと気付く虹夏。皆に謝る虹夏にリョウはここにいる皆をファンにさせるライブをやると意気込む。観客の気を引くためにひとりずつMCやソロ演奏の時間を披露する結束バンド。さらには新曲も披露する全力のライブを行い、静まる会場を盛り上げる。ブッキングライブを見に来ていた愛子は、結束バンドの実力が以前よりも上がっていると思う。よみ瓜ランドで打ち上げをする結束バンド。皆で観覧車に乗る中、デモ審査の結果メールが届き、結束バンドは無事デモ審査を通過するのだった。

『ぼっち・ざ・ろっく!』の登場人物・キャラクター

「結束バンド」

後藤ひとり(ごとうひとり)

本作の主人公。「結束バンド」のギター担当。人見知りでコミュ症であり、会話の頭には「あっ」とつける。中学時代にギターに出会い、毎日6時間の演奏をしていくうちにプロ並みの実力を身に着ける。ネットには「ギターヒーロー」という名前で動画を投稿しており、かなりの再生数を誇っている。ネットの活躍とは裏腹に、現実のバンド活動では1人の演奏でないため本来の実力を出し切れておらずに下手である。中学時代は友達が出来ず、高校こそはと意気込むがなかなか友達が出来ずにいた。落ち込んでいるところを虹夏に声をかけられて「結束バンド」として活躍していくことになる。人見知りの激しい性格であるが承認欲求は強く、妄想癖も激しい。感情が顔に出やすく、ネガティブな想いが強くなると顔面崩壊するシーンも見られる。洞察力は鋭く、他の人がきづかない他人の事もよく見ている。ルックスは虹夏も郁代も認める美人である。スタイルも良く、文化祭のクラスの出し物でメイド服を来た時は「ビジュアル系で売り出すのもアリ」とリョウに言われた事もある。愛称は「ぼっちちゃん」。

伊地知虹夏(いじちにじか)

「結束バンド」のドラム担当。高校2年。リョウとは同じ高校で同じクラス。公園でいじけているひとりを見てバンドに誘いこんだ張本人。「結束バンド」の結成人でもあり、リーダーとしてバンドをまとめるている。姉の星歌もかつてはバンドをやっており、現在はライブハウスの店長。その事もあって幼い頃から音楽に触れてきていた。バンドから引退した姉に変わり、自分のバンドをもっと有名にするという夢をもっており「結束バンド」にかける意気込みは人一倍強い。ギターヒーローとしてのひとりのファンでもあり、「結束バンド」の活動中で一早くひとりがギターヒーローだと見抜いていた。

山田リョウ(やまだリョウ)

「結束バンド」のベース担当。高校2年。虹夏とは同じ高校で幼少の頃からの付き合い。クールな外見で女性ファンも多いが、性格はマイペースで変わった性格。友達も少ないが、ひとり曰く「1人でいるのが好きな人」。結束バンドでは作曲も担当している。両親は病院を経営しており、実家は豪邸。バンドを始めた理由も過干渉してくる両親に反抗して「グレたと思うかも」という理由だった。学校の成績は良くはないが、一夜漬けの勉強をして虹夏と同じ高校に入学する。テストで留年しそうになった時も一夜漬けで全ての教科で満点近くの点数を出すが、意識が高くなりすぎて「バンドをやめる」と言う事もあった。

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