食戟のソーマ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『食戟のソーマ』とは平成24年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、附田祐斗原作、佐伯俊作画による料理・グルメ漫画および、それらを基にしたアニメ作品。下町の定食屋で育った主人公・幸平創真は店を継ぐつもりだったが、父親が突如店を閉めることを宣言し、創真は名門料理学校・遠月学園に進学することになる。そこには様々なジャンルの凄腕料理人がいた。彼らと「食戟」という名の料理バトルを行い、その中で成長をしていく物語である。

CV:高橋 未奈美

遠月学園高等部1年生。極星寮302号室の寮生である。
東北地方の漁師町出身。あがり症で気弱な性格。創真と出会う前までは、そのあがり症な性格のため試験をことごとく落として退学寸前までに追い込まれていた。しかし創真と出会うことで徐々に苦手を克服、自身が持つ料理の技術をたくさんの人の前で披露できるようになった。普段は標準語で話すが、パニックになると地元の独特の訛りが出てきてしまう。
得意料理は郷土料理。食べる人を気遣う優しい心を持ち、人々を優しく包み込むような料理を得意としている。実家は小さな旅館「荘恵園」を経営しており、そこで名物となっているアンコウの吊るし切りを7歳の時に経験している。
最終的には遠月十傑評議会の第十席にまで登り詰める。

タクミ・アルディーニ

遠月学園高等部1年生。日本人の父親とイタリア人の母親をもつハーフの美青年。

イタリアのフィレンツェにある大衆食堂「トラットリア・アルディーニ」の跡取りであり、創真と同じく実家は大衆食堂のため、なにかとライバル心をむき出しにする。
クールな外見とは裏腹に、創真と同様熱い性格の持ち主でもあり、創真のライバル的な立ち位置でもある。

葉山 アキラ(はやま あきら)

遠月学園高等部1年生。褐色の肌と後ろに束ねた長い銀髪が特徴である。

カレーやスパイスに関する深い知識をもっており、スパイスの配合を的確に嗅ぎ分けることができるほどの驚異的な嗅覚の持ち主でもある。
自身の特技を活かし、料理も香りを重視しており、その実力は1年生の中ではトップクラスの位置づけである。

『食戟のソーマ』の用語

遠月茶寮料理學園(通称:遠月学園)

創真が転入する料理学校。非常に厳しい料理学校で、成績の悪い生徒はすぐに退学させられてしまう。高等部1年生の時点では1000人近い人数が、2年生になると1割にも満たない人数になってしまう。在校生の多くは一流料理店や食産業の出身で、創真のような庶民的な料理を扱う店を嫌う傾向にある。
月饗祭の後、薊に学園を乗っ取られてしまうが、創真たちの活躍により無事元の姿を取り戻すことが出来た。

食戟

遠月学園の伝統ともなっている料理対決。生徒間で争いが起きたときに使用される決闘形式。生徒はそれぞれ対価を出し、負けた方はその対価や学園内での地位などを失うことになる。
食戟を行うためには「正式な勝負であることを証明する認定員」「奇数名の判定者」「対戦者両名の勝負条件に関する合意」が必要とされる。食材や調理器具も対戦者が自ら用意することになっている。遠月学園の中ではまさに聖域のような扱いをされており、いざ食戟が始まろうとすると多くの生徒が観戦に集まる。
基本的には1対1の対決をするが、複数の人数同士で行う「連帯食戟」という形もある。

遠月十傑評議会

遠月学園の最高意思決定機関。通常の学校でいうところの生徒会のような存在だが、それよりもはるかに発言権を持っている。学内評価の上位10名で構成される。総帥直下の組織であるため、講師といえど十傑の決定には逆らうことが出来ない。
薊が学園を乗っ取るときにはこの十傑の組織がまず狙われた。十傑メンバーに肩入れし、総帥の座を奪うことに成功した。
創真はこの十傑の席をかけて連帯食戟を挑み、見事勝利することで元の学園を取り戻すことができた。

『食戟のソーマ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

幸平創真「おあがりよ/お粗末」

創真が自身の料理を提供するときに言う名言。自信たっぷりに相手に見せつけるところがどれもかっこいい。

幸平創真「俺にとっちゃ、「ゆきひら」が世界で一番の看板なんだ」

創真の父はかつて遠月学園で優秀な成績を残した料理人で、十傑にも入るほどの実力者だった。しかし世界一の若手料理人を決める大会「BLUE」の直前、周りからのプレッシャーに耐えきれなくなって料理が作れなくなってしまう。そして学園を中退してしまう。
かつての自分を飛び越えて世界に挑戦しようとする創真を見た父は、「ゆきひら」がちっぽけな存在で創真の足かせになってしまっているのではないかと心配する。しかし創真はそんな父に向って「ゆきひら」が世界一の看板だと言ったのだ。BLUEで優勝しなければ世界一の看板を継ぐ権利はない、そう父に言い聞かせた。創真にとっての「ゆきひら」がどんなに大切かが分かる名シーン。

幸平創真「俺らは学生である前に料理人なんだよ 料理は何が何でも出す!手伝え!」

創真は遠月学園に編入した際、全校生徒の前で「てっぺんをとる」と大胆発言をしていた。そのことがきっかけで創真は全校生徒から目の敵にされていた。とある授業で田所恵と組んだ創真は、時間内に指定の料理を完成させて提出するという課題に挑戦していた。しかし目を付けられていた創真は生徒から嫌がらせを受けて食材に手を加えられてしまった。
このままでは不合格になってしまい、恵も退学になってしまう。そこで創真は「俺らは学生である前に料理人なんだよ 料理は何が何でも出す!手伝え!」と言う。「学生である前に料理人」というフレーズは、創真がただの学生ではないことがわかる。

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