ザ・スイッチ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ザ・スイッチ』とは『ハッピー・デス・デイ』や『パラノーマル・アクティビティー 呪いの印』を手がけたクリストファー・ランドン監督によって製作されたスリラー映画作品。連続殺人鬼と女子高校生の体が入れ替わってしまうことで繰り広げられる新感覚ホラーである。コロナ禍に上映された映画にかかわらず2週連続で全米初登場NO.1を獲得するほどの人気ぶりだ。また、第一回Critics Choice Super Awardsでは殺人鬼のブッチャー役を演じたヴィンス・ヴォーンがホラー映画部門最優秀男優賞を受賞した。
短剣を思い切りブッチャーに突き刺したミリーは無事元の姿に戻ることに成功。ジョシュとナイラは元に戻ったか確認するために「好きなスポーツ選手は?」と質問を投げかける。その質問に対して「スポーツは嫌いよ」と答え、ミリーであることを確信。
目の前に立ち尽くしていたブッチャーは警察に発砲され、その場に倒れた。
自分の姿に戻ることができたミリーはブッカーと車の中ではできなかったキスをする。家族と共に家に帰り母から「ボストンの大学に通ってもいいわよ」と許可されるが、スーパーで独りになるのが寂しいと明かしていた母親のことを想い、ミリーは地元の大学に通う決意をする。
最終決戦
そのまま眠ろうと寝室に向かおうとしたところ、家から不審な気配を感じる。家の中を見渡してみるとなんと救急車で運ばれたはずのブッチャーがミリーの背後から近づき包丁を突きつけていたのだ。そこにシャーリーンが駆けつけ銃の引き金を引くがすでにブッチャーによって銃弾が抜き取られていた。母親も娘たちの危険を感じ、ブッチャーに抵抗しようとするが手も足も出ない。ブッチャーはミリーに向かって「お前の体になってみてお前の貧弱さがよくわかった。」と言い放つ。そこでミリーも「私もあなたの体になってみて分かったことがある。玉が痛いってことをね。」と思い切りブッチャーの急所を蹴り上げた。
ブッチャーが苦しんでいる間に、母親がブッチャーの頭を鈍器で殴り、シャーリーンは椅子を思い切りぶつけた。そしてミリーがバラバラになった椅子の破片をトドメにブッチャーの体に思い切り突き刺し、ブッチャーは死亡した。最後に今までのか弱いミリーとは違うという姿を見せ、映画の幕は閉じた。
『ザ・スイッチ』の登場人物・キャラクター
主人公
ブリスフィールド・ブッチャー/バーニー・ギャリス(演:ヴィンス・ヴォーン)
日本語吹き替え:江原正士
本名は「バーニー・ギャリス」で、殺人鬼としての通り名が「ブリスフィールド・ブッチャー」。「ブリスフィールド」は舞台となっている田舎町の名前で、「ブッチャー」は英語で「惨殺者」という意味を持っている。伝説の連続殺人鬼。過去に学園祭で高校生を大量殺人しているが忽然と姿を消し20年の月日が経過。そして20年後に再び現れ高校生4人を殺害。ある短剣を盗み逃亡した。その後、夜のブリスフィールド高校に侵入し1人グラウンドに残されたミリーを発見し盗んだ短剣で肩を刺した。しかし、この出来事から殺人鬼ブッチャーとミリーは入れ替わってしまう。
女子高生の姿になったブッチャーはむしろ好都合。新しい殺人計画を目論む。
ミリー・ケスラー(演:キャサリン・ニュートン)
日本語吹き替え:大地葉
ブリスフィールド高校に通う女子高生。1年前に父親が亡くなってから、気弱な性格になる。
その性格とダサいファッションから同級生からの嫌がらせ対象になってしまう。ミリーの友人は黒人の女の子ナイラとゲイの男の子ジョシュだけ。そして密かにブッカーという青年に恋心を寄せている。
ある日、アメフトの試合の応援後に母の迎えを待っているときに目の前にブッチャーが現れ、短剣で肩を刺される。その翌日にミリーは殺人鬼ブッチャーと入れ替わってしまう。
ミリーに関係する人物
ナイラ・チョーンズ(演:セレステ・オコナー)
出典: vaguevisages.com
日本語吹き替え:泊明日菜
ミリーの友人。父親が逝去した後から様子が変わったミリーを心配している。
ミリーがブッチャーと魂が入れ替わってしまった後には、元の姿に戻る解決策を一緒に見つけ出そうと奮闘する。
ジョシュ・デトマー(演:ミシャ・オシェロヴィッチ)
出典: theplaylist.net
日本語吹き替え:橘龍丸
ミリーの友人。ゲイであることを公表していて、車のナンバープレートは「HEYBTCH(そこのビッチ!)」。ナイラと同じくミリーが元の体に戻る手助けをする。
ブッカー・ストロード(演:ユリア・シェルトン)
出典: vaguevisages.com
日本語吹き替え:バトリ勝悟
ミリーが片想いしている相手。技術の授業ではミリーの隣の席で、度々遅刻してくるミリーに「時計を5分進めておくといいよ」とアドバイスをする。
実はブッカーもミリーに想いを寄せている。
ライラー(演:メリッサ・コラーゾ)
日本語吹き替え:田辺留依
ミリーに嫌がらせをしている一人。ミリーのファッションがダサいと思っている。
しかし、ミリーが事件に巻き込まれたとわかると態度は一変し何をされたのか事細かく聞こうとする。ミリーの姿をしたブッチャーに人気のない場所に連れて行かれ、医療用急速冷凍期に閉じ込められて凍死する。
目次 - Contents
- 『ザ・スイッチ』の概要
- 『ザ・スイッチ』のあらすじ・ストーリー
- 伝説の殺人鬼ブッチャーの登場
- 冴えない女子高生ミリー
- 悲劇的な瞬間
- 体が入れ替わった殺人鬼と女子高生
- 親友に助けを求めるミリー
- ブッチャーの悪事を止めようとするが…
- 「ラ・ドーラ」を取り返せ
- 絶体絶命
- 地獄のパーティー
- 午前12時まであと僅か
- 元に戻った二人
- 最終決戦
- 『ザ・スイッチ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ブリスフィールド・ブッチャー/バーニー・ギャリス(演:ヴィンス・ヴォーン)
- ミリー・ケスラー(演:キャサリン・ニュートン)
- ミリーに関係する人物
- ナイラ・チョーンズ(演:セレステ・オコナー)
- ジョシュ・デトマー(演:ミシャ・オシェロヴィッチ)
- ブッカー・ストロード(演:ユリア・シェルトン)
- ライラー(演:メリッサ・コラーゾ)
- ベルナルディ先生(演:アラン・ラック)
- コーラル・ケスラー(演:カティ・フィナーラン)
- シャーリーン・ケスラー(演:ダナ・ドロリ)
- サンドラ(演:エミリー・ホルダー)
- ジニー(演:ケリー・ラモア・ウィルソン)
- エヴァン(演:ミッチェル・フーグ)
- アイザック(演:ニコラス・スタージェル)
- フィル(演:マグナス・ディール)
- ブレット(演:エズラ・ジェブ・セクストン)
- ダニエルズ(演:アロンゾ・ウォード)
- 『ザ・スイッチ』の用語
- ブリスフィールド
- ビーバーズ
- ラ・ドーラ
- 『ザ・スイッチ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 入れ替わりのシーン
- ジョシュ「黒人とゲイじゃムリよ!」
- ミリー「私は上玉だから」
- 『ザ・スイッチ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- クリストファー・ランドン監督の前作『ハッピー・デス・デイ』との共通点
- 時間
- 家族関係
- 名作ホラー映画をオマージュしたシーン
- 13日の金曜日
- キャンディマン
- おじさんが演じる女子高生の役作り
- 『ザ・スイッチ』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):Haiku Hands「Suck My Cherry」