古見さんは、コミュ症です。(漫画・ドラマ・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『古見さんはコミュ症です。』は、オダトモヒトによる漫画および、それを原作としたアニメ、TVドラマ作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2016年25号から連載。コミックス累計発行部数は550万部を突破している。コミュ症(コミュニケーション障害)の女子高生・古見と特に特徴のない普通の男子高校生・只野とそのクラスメイト達との交流を描いたコメディ作品。
個性的なキャラクターによる軽妙なやり取りや、コメディの中で描かれる只野や古見の心の成長が魅力となっている。

今年の文化祭のクラスの出し物を考えた結果、演劇をやる事になった。 ヒロインを古見がやる事になったのだが、緊張とコミュ症で上手く出来ない。 そこで、ヒロインを万場木に変えて、古見はもう一つの劇のヒロインをやる事になった。 古見の役はセリフがほとんどなく、最後にあるセリフは他人が声を入れる事となった。 古見の相手役は只野である。
劇が始まり、古見は緊張しながらも演技をこなしていく。 クライマックス、古見がセリフを言う場面になり、古見は口パクで声を合わせるはずだった。 しかし、古見は自分でセリフを言い出した。
「貴方のことが好きです。」というセリフを只野に向かって言う古見。只野は古見が突然セリフを言い出し困惑するが、劇は無事終わった。
その劇を万場木は見ていた。 そして、古見の只野に対する気持ちを理解してしまったのだった。

古見と万場木の気持ち

劇が終ると古見は皆から称賛された。素敵な声だったと言われ照れる古見。只野も恥ずかしそうに褒めていた。 そんな中、目を腫らした万場木が現れる。 二人の劇を見て感動して泣いたから腫れてしまったと言う万場木。
わざとらしく元気に振る舞う万場木に只野と古見は違和感を感じる。 古見はその事を只野に伝えると、只野は万場木の所へ行って下さいと言う。
古見は万場木を探し、階段で泣いている万場木を見つける。 次の劇が始まるから戻れと言う万場木。しかし古見は帰らない。そんな古見に万場木は感情的になり、悪態を吐いてしまう。
しかし、すぐに我にかえり古見に謝罪する。 古見はハンカチで万場木の涙を拭いてあげた。 しばらくして落ち着いた後、万場木は古見に「只野の事が好きなのか?」と聞いた。
万場木に「只野の事が好きか?」と聞かれ古見は頷く。 万場木は実は私も好きだと告げる。只野の良さをムキになって話すと、古見もそれに合わせて只野の良さを話す。
一通り話終えると万場木は、「もう好きじゃないから安心して。だから気にするな。」と古見に言う。 それを聞いた古見は「嘘をつくな。なぜ好きじゃなくなったのか。」と問い詰める。
「只野も古見の方がいいに決まっている。」という万場木に、古見は自分の気持ちを言葉で伝えるのだった。
万場木は「只野も好きだが、古見の事も好きだ。」と言い、古見も「万場木の事が好きだ。」と伝える。 だからこそ私が諦めるという万場木に、「それではダメだ。」と古見は言う。
そんな問答をしばらく繰り返していると、女装した只野が現れる。
この状況がワケ分からないと大笑いする万場木を、古見と只野は笑いながら見つめていた。

万場木と只野の告白

バレンタインに告白すると万場木は古見に伝えた。古見も後押しするのだが、心中は不安だった。
只野に放課後教室に残るように言い、告白する決心を固める。 放課後、只野と教室に残りチョコを渡した際に気持ちを伝えた。 断られるだろうと考えていた万場木は、ジッと只野の返事を待つ。只野の返事は万場木の予想と違い、僕でよければ付き合うましょうという言葉だった。 その言葉に涙がでるほど嬉しかったが、只野の本当の気持ちを知っている万場木は只野に「好きな人はいないのか?」と問い詰める。只野はしばらく考えた後古見さんの事が好きかもしれないと言い、万場木に謝るのだった。
自分の気持ちを万場木に伝えた只野は、万場木に古見の所へ行けと背中を押され古見の家にいく。玄関先で古見と出会った只野は古見に気持ちを伝えたのだった。

『古見さんは、コミュ症です。』の登場人物・キャラクター

主要登場人物

古見 硝子(こみ しょうこ)

CV:古賀葵
容姿端麗、才色兼備の才女。学校のマドンナであり『神』として扱われている。しかし唯一にして最大の欠点「コミュニケーションが苦手な症状」、通称「コミュ症」を持っている。その為、過度に自分に自信が無く他人と打ち解ける事が出来ない。 不安の中高校に入学するのだが、多くのクラスの仲間達の力や絆により、少しずつ克服していく。

只野 仁人(ただの ひとひと)

CV:梶原岳人
何事も平凡であり、本人も平凡に目立たなく生きていきたいと考えている。全てが平凡な所がすでに平凡ではないのだが、本人は気づいていない。高校入学時に古見に惹かれ、古見のコミュ症を克服し、友達を100人作る手助けをする事になる。性格は温厚で他人を人一倍思いやる優しい心を持っている。

長名 なじみ(おさな なじみ)

CV:村川梨衣
誰とでも仲良くなれる特殊能力ともいえるコミュニケーション力を持つ。只野仁人の中学からので友達であり、只野の黒歴史を知っている。中学時代は男で通していたが高校では女の子として通っている。非常に活発で多くのイベントを企画・実行している。 ただ自分勝手で勝手に物事を進めてしまうため、皆からよく反感を買う。しかしそのキャラクターゆえ許されてしまう。

万場木 留美子(まんばぎ るみこ)

2年生からのクラスメイト。当初、ヤマンバメイクにギャル語のためクラスから浮いていた。その孤独に悩んでいた所を古見と只野によって励まされ、クラスの皆と打ち解ける事ができた。古見を親友として慕っている。只野の優しさと気遣いから只野に好意を抱いている。

片居 誠(かたい まこと)

CV:神尾晋一郎
入学初頭に風邪を引いて休んだらそのまま2学期まで登校しなかった。内気で人見知りが激しく、なかなか人と打ち解けられない。体も大きく金髪のため、周りから恐れられて誰も近づかなかった。しかし只野は普通に接して話かけていたため、只野を友達として慕っている。只野を通じて他のクラスメイトとも仲良くなり始めた。

成瀬 詩守斗(なるせ しすと)

画像右側が成瀬

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