竈門炭治郎(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

竈門炭治郎(かまど たんじろう)とは、『鬼滅の刃』の主人公で、鬼を滅する組織『鬼殺隊』に所属する剣士である。『水の呼吸』と『ヒノカミ神楽(日の呼吸)』の使い手で、嗅覚に優れている。
炭治郎はある日、鬼の首魁である鬼舞辻無惨によって家族を惨殺される。唯一、生き残っていた妹の禰󠄀豆子は鬼にされていた。炭治郎は『鬼殺隊』へと入隊し、無惨の打倒と、禰󠄀豆子を人間に戻すべく戦いを繰り広げる。

上弦の参・猗窩座の襲来

魘夢が倒されたことで、列車は脱線事故を起こした。炭治郎たちは魘夢の肉に跳ね返り無事だった。乗客たちも脱線の衝撃を煉獄が和らげた為、死傷者はいなかった。炭治郎たちは胸をなでおろし一息つくが、そこへ上弦の参・猗窩座が襲来する。

煉獄は猗窩座と戦いを始めるが、猗窩座は魘夢とは比べ物にならないほどの力を持っており、腕を切断されても即座に修復した。炭治郎は煉獄に加勢しようとするが、魘夢との戦いで重傷を負っていたことにより、煉獄から戦闘を禁止される。そして傷を即座に治し、無尽蔵の体力を持つ猗窩座は徐々に煉獄を追い詰めていき、最後には煉獄の胸に腕を串刺しにした。しかし、それでも煉獄は諦めることなく、猗窩座の頸に日輪刀を振るった。その時、夜が明けて朝日が差そうとしており、猗窩座は腕を引きに抜いて逃げようとしたが、煉獄は筋肉を引き締めて逃さなかった。しかし、猗窩座は自身の腕を切断して逃亡した。炭治郎は逃げる猗窩座に対し日輪刀を投げて刺し、「逃げるな卑怯者!」と叫んだ。この言葉により猗窩座は炭治郎に憎しみを抱くようになる。

煉獄の最後の言葉を聞く炭治郎

炭治郎は煉獄の元へと駆け寄った。煉獄は自分の死を悟っていた。煉獄は自身の生家に行けば『ヒノカミ神楽』について何かが分かるかもしれない、教えた。そして「竈門少年、俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た。命をかけて鬼と戦い人を守る者は、誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ。胸を張って生きろ。己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け。君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。俺がここで死ぬことは気にするな。柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない。竈門少年、猪頭少年(伊之助のこと)、黄色い少年(善逸のこと)、もっともっと成長しろ。そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる。君たちを信じる。」と言い遺して煉獄は命を落とした。
炭治郎は「悔しいなぁ。何か一つできるようになっても、またすぐ目の前に分厚い壁があるんだ。すごい人はもっとずっと先のところで戦っているのに、俺はまだそこにいけない。こんなところでつまずいてるような俺は…俺は…煉獄さんみたいになれるのかなぁ…。」と言って涙を流した。

煉獄家への訪問

炭治郎は煉獄の遺言を伝える事と、ヒノカミ神楽についての情報を聞きに煉獄家に向かった。煉獄家の前で炭治郎は煉獄の弟の千寿郎を見つけた。炭治郎が挨拶をしていると、煉獄の父親である槇寿郎がやってきた。槇寿郎は「どうせくだらんことを言い残しているんだろう。大した才能も無いのに検視などなるからだ!だから死ぬんだ!くだらない…愚かな息子だ杏寿郎は!」と吐き捨てた。その言葉に炭治郎は「あまりにも酷い言い方だ!そんな風に言うのはやめてください!」と反論した。その時、炭治郎の耳飾りを見た槇寿郎は驚いたような表情を見せ、持っていた酒を落とした。そして槇寿郎は炭治郎に「お前…そうかお前…"日の呼吸"の使い手だな?そうだろう!」と言って炭治郎を押し倒した。そして「お前、俺たちのことを馬鹿にしているだろう?」と続けた。炭治郎には言っている意味がわからず、どういう事か聴くと「お前が"日の呼吸"の使い手だからだ!その耳飾りを俺は知ってる!書いてあった!そうだ"日の呼吸"はあれは!始まりの呼吸!一番初めに生まれた呼吸!最強の御技!そして全ての呼吸は"日の呼吸"の派生!全ての呼吸が"日の呼吸"の後追いに過ぎない!"日の呼吸"の猿真似をし劣化した呼吸だ!火も水も風も全てが!"日の呼吸"の使い手だからと言って調子にのるなよ小僧!」と槇寿郎は言った。
炭治郎はなぜそんなものが自身の家に伝わっていたのか疑問に抱いたが、それよりも煉獄を馬鹿にした槇寿郎を許せずに「乗れるわけないだろうが!今俺が自分の弱さにどれだけ打ちのめされてると思ってんだ!この糞爺!」と叫び、槇寿郎に頭突きを食らわせた。

その後、炭治郎は千寿郎に騒動を起こしたことを詫び、煉獄の最後の言葉を伝えた。
千寿郎はヒノカミ神楽の手掛かりがあると思われる歴代の炎柱の手記を持ってきた。しかしその手記は槇寿郎にて破られており、読むことができなかった。
炭治郎は「あの時、俺がもっと強かったら。一瞬で…煉獄さんを助けられるくらい強くなれる方法があったら…。すっと考えていました。だけどそんな都合のいい方法はない。近道なんてなかった。足掻くしかない。今の自分ができる精一杯で前に進む。どんなに苦しくても、悔しくても。そして俺は杏寿郎さんのような強い柱に必ずなります。」と涙ながらに千寿郎に告げた。
帰り際、千寿郎は煉獄の形見である日輪刀の鍔を炭治郎に託した。

上弦の陸・妓夫太郎/堕姫との戦い

その後、炭治郎、善逸、伊之助は別々に任務をこなした。任務を終えた炭治郎が蝶屋敷へと帰ってくると、音柱の宇髄天元が蝶屋敷の女の子たちを無理やり任務に連れ出そうとしていた。それを見た炭治郎は「女の子に何してるんだ!手を放せ!」「アオイさんたちを放せ!この人さらいめ!」と叫んだ。そんな炭治郎の態度を見て宇髄は「てめーらコラ!誰に口利いてんだコラ!俺は上官!柱だぞこの野郎!」と咎めたが、炭治郎は「お前を柱とは認めない!むん!」と答えた。それを聞いた宇髄は「むんじゃねーよ!お前が認めないから何なんだよ!こんの下っ端が!脳みそ爆発してるのか!?」と激怒した。
そこに善逸と伊之助も現れ、炭治郎たちはアオイたちの代わりに宇髄に同行することになった。

宇髄が向かう先は吉原で、炭治郎たちは鬼を探すために女装して遊郭に潜入することになった。
吉原には上弦の陸である堕姫が潜んでいた。堕姫は花魁になりすまし、美しい女性を喰らっていた。炭治郎は遊郭で炭治郎に優しくしてくれた花魁である鯉夏花魁へと礼を言いに行った。そして鬼を探しに行こうとするが、先ほどいた鯉夏花魁の部屋から鬼の匂いがすることに気付いた。炭治郎が急いで戻ると、そこには鯉夏花魁を帯に閉じ込める堕姫の姿があった。炭治郎が「その人を放せ!」と言うと、堕姫は「誰に向かって口を利いてんだお前は。」と激昂し、炭治郎に帯で攻撃を加えた。
炭治郎は『水の呼吸』で対応するが、すぐに日輪刀が刃毀れを起こしてしまった。炭治郎は、自身の身体が『水の呼吸』に適しておらず、義勇のようになれないことに気付いていた。炭治郎は『ヒノカミ神楽』を使用して堕姫と渡りあった。しかし、堕姫は吉原に放っていた帯を回収し、本来の力を取り戻した。その時、炭治郎たちが戦っている物音に気付き、吉原の人たちが集まってきた。堕姫はその人々に容赦なく攻撃した。そして「醜い人間に生きてる価値無いんだから。仲良くみんなで死に腐れろ。」と言った。それを聞いた炭治郎は怒りに満ち満ちた。

炭治郎は槇寿郎から貰った手紙を思い出していた。
その手紙には「日の呼吸の選ばれた使い手は君のように生まれつき赤い痣が額にあるそうだ。」と書いてあった。炭治郎は 「いいえ槇寿郎さん。この傷は生まれつきのものじゃない。これは元々、弟が火鉢を倒した時、庇って出来た火傷です。さらにその上を"最終選別"で負傷して今の形になりました。俺の父は生まれつき額に薄く痣があったようですが、俺は違います。俺はきっと選ばれた使い手ではないのでしょう。でも、それでも、選ばれた者でなくとも、力が足りずとも、人にはどうしても退けない時があります。人の心を持たない者がこの世には居るからです。理不尽に命を奪い、反省もせず、悔やむこともない。その横暴を俺は絶対に許さない。」という思いを抱いていた。
炭治郎は堕姫の足を掴み、日輪刀を振るった。そして鬼気迫る表情で「失われた命は回帰しない。二度と戻らない。生身の者は鬼にようにはいかない。なぜ奪う?なぜ命を踏みつけにする?どうしてわからない?」と堕姫に聞いた。堕姫は炭治郎の言葉に聞き覚えがあった。それは無惨の記憶だった。堕姫の脳裏には、額に痣があり、炭治郎と同じ耳飾りをつけた男の姿が浮かんでいた。

堕姫は本来の力を取り戻した事で、これまでとは比べ物にならない速度、そして帯の硬度を手に入れていた。それ故に炭治郎を殺して柱の元へ向かおうとしていた。しかし、炭治郎は易々と堕姫の帯を斬った。堕姫は灼けるような痛みを覚えていた。炭治郎は堕姫の頸に刀を振るった。しかし、堕姫の頸は帯のように伸び、柔らかすぎて切ることができなかった。堕姫は無数の帯を炭治郎に向けるが、炭治郎にはその全てがスローに見えていた。炭治郎は帯を一瞬にして斬り裂いた。その速度は堕姫が目に捉えられないほどだった。炭治郎は今度は頸が斬れることを確信した。しかし、炭治郎の脳裏に「お兄ちゃん息をして!お願い!」と言う妹の花子の姿が浮かんだ。
炭治郎は怒りで我を忘れ、限界を超えてヒノカミ神楽を使用していた。そのせいで死ぬ寸前になっていた。我に返った炭治郎は咳が止まらず、身動きができずにいた。堕姫は炭治郎にとどめを刺そうとした。しかし、その時、禰󠄀豆子が堕姫の頭を蹴り飛ばした。

禰󠄀豆子は炭治郎を殺されかけた事で怒り、それが原因で鬼化が進んでいた。禰󠄀豆子は角を生やし、堕姫を上回るほどの再生速度を手に入れていた。そして堕姫を圧倒した。意識を失っていた炭治郎は「兄ちゃん助けて。姉ちゃんが姉ちゃんじゃなくなる。」という弟の竹雄の声を聞き覚醒する。禰󠄀豆子は自分を制御できずに人間を襲おうとしていた。炭治郎はそれを必死に止めた。その時、宇髄が姿を現した。宇髄は「おいこれ竈門禰󠄀豆子じゃねーか。派手に鬼化が進んでやがる。御館様の前で大見得切ってたくせに何だこのていたらくは。」と話した。その時、堕姫が宇髄に話しかける。すると宇髄は「うるせぇな。お前と話ししてねーよ。失せろ。お前上限の鬼じゃねぇだろ。弱すぎなんだよ。俺が探ってたのはお前じゃない。」と言った。次の瞬間、宇髄は堕姫の頸を落とした。宇髄は炭治郎の方に向き直り「ぐずりだすような馬鹿ガキは戦いの場にいらねぇ。地味に子守り唄でも歌ってやれや。」と話した。炭治郎は暴れる禰󠄀豆子を抑えられずに外に出たが、母親が歌っていた唄を歌う事で禰󠄀豆子の暴走は止まった。

炭治郎は宇髄がいる建物から鎌が飛ぶのを見た。そこに善逸と伊之助がやって来る。炭治郎は善逸たちと共に宇髄の元へ戻った。そこには妓夫太郎という新たな鬼がいた。上弦の陸は堕姫と妓夫太郎のペアの鬼で、倒す為には同時に頸を落とさなければならなかった。そこで炭治郎と宇髄が妓夫太郎を、善逸と伊之助が相手することになった。

炭治郎は妓夫太郎と戦うが、妓夫太郎は堕姫と比べ物にならないほどに強かった。さらに妓夫太郎の攻撃には猛毒が含まれていた。炭治郎は妓夫太郎が放つ攻撃から宇髄を守ることに専念した。その時、宇髄の妻である雛鶴が藤の花の毒を塗ったクナイを妓夫太郎に放つ。しかし、妓夫太郎はすぐに毒を分解して標的を雛鶴に変えた。炭治郎は『水の呼吸』と『ヒノカミ神楽』を複合させ、雛鶴を救い出した。
その時、善逸たちが炭治郎のもとへ突っ込んで来る。善逸たちは堕姫に近付けずに苦戦していた。そこで炭治郎は先に善逸たちと堕姫を倒す事にした。炭治郎と善逸は堕姫の攻撃を防ぎ、伊之助が堕姫の頸を落とした。しかし、次の瞬間、妓夫太郎が現れて伊之助の胸を刺した。炭治郎が宇髄の方に目を向けると、宇髄は倒れていた。その後、炭治郎と善逸は建物の倒壊に巻き込まれる。

炭治郎が目を覚ますと、目の前には妓夫太郎がいた。妓夫太郎は「猪は心臓を一突き。黄色い頭は瓦礫に押し潰されて苦しんでるから死ぬまで放置するぜ。虫みたいにモゾモゾしてみっともねえよなああ。柱も弱かったなあ。威勢がいいだけで。毒にやられて心臓も止まって死んじまった。お陀仏だ。」と話した。しかし炭治郎は諦めていなかった。
炭治郎は妓夫太郎に頭突きをする。炭治郎は雛鶴から毒のクナイを渡されており、頭突きをする瞬間に妓夫太郎にくないを刺していた。妓夫太郎は一瞬の間、身動きが取れなくなり、炭治郎は妓夫太郎の頸に日輪刀を振り下ろす。それを堕姫が炭治郎に攻撃しようとするが、瓦礫から抜け出した善逸がそれを阻止した。しかし妓夫太郎の頸は硬く、炭治郎が頸を斬る前に妓夫太郎は回復する。妓夫太郎は炭治郎の刀を弾き、攻撃を加えようとするが、そこに宇髄が割って入った。宇髄は独自の戦闘計算式『譜面』を完成させており、妓夫太郎の攻撃を全て捌いた。しかし、毒が回った体では妓夫太郎の頸を狙えず、炭治郎が頸を斬るしかなかった。炭治郎は妓夫太郎に鎌で顎を刺されながらも剣を振るった。その時、炭治郎の額の痣が色濃くなった。そして炭治郎は妓夫太郎の頸を斬り落とした。その時、堕姫は善逸と復活した伊之助により頸を落とされていた。こうして上弦の陸は倒された。しかし、妓夫太郎は最後に血の斬撃を放ち、炭治郎は気絶した。

炭治郎が目を覚ますと、心配そうにこっちを見る禰󠄀豆子の姿があった。炭治郎は自身の身体から毒がなくなっている事を不思議に思った。その時、善逸の助けを呼ぶ声が聞こえ、炭治郎は声のする方向へと向かった。そこには毒に侵されて死にかけている伊之助がいた。炭治郎はどう対処していいのかわからなかったが、禰󠄀豆子が血鬼術で伊之助を燃やした。すると伊之助の毒で爛れた皮膚が治った。その後、禰󠄀豆子は宇髄の毒も消しとばした。

炭治郎は珠世の研究の為に鬼の血を採取しようとした。その時、頭だけとなった妓夫太郎と堕姫を見つけた。妓夫太郎と堕姫は敗北した事で互いを罵りあっていた。すると堕姫は「アンタみたいに醜い奴がアタシの強大なわけないわ!アンタなんかとはきっと血も繋がってないわよ!だって全然似てないもの!この役立たず!強いことしかいい所がないのに!何もないのに!負けたらもう何の価値もないわ!出来損ないの醜い奴よ!」と口にした。それに対し妓夫太郎は「ふざけんじゃねぇぞ!お前一人だったらとっくに死んでる!どれだけ俺に助けられた!出来損ないはお前だろうが。弱くて何の取り柄もない。お前みたいな奴を今まで庇ってきたことが心底悔やまれるぜ。お前さえいなけりゃ俺の人生はもっと違ってた!お前さえいなけりゃなあ!何で俺がお前の尻拭いばっかりしきゃならねえんだ!」と言った。そして「お前なんか生まれてこなけりゃ良かっ…」と言いかけたが、そこで炭治郎が「嘘だよ。本当はそんなこと思ってないよ。全部嘘だよ。」と割って入った。
炭治郎は「仲良くしよう。この世でたった二人の兄妹なんだから。君たちのしたことは誰も許してくれない。殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される。味方してくれる人なんていない。だからせめて二人だけはお互いを罵り合ったら駄目だ。」と告げた。それを聞いた妓夫太郎は人間の頃の記憶を思い出した。妓夫太郎と堕姫は吉原で生まれ、劣悪な環境で育った。その時「俺たちは二人なら最強だ。寒いのも腹ペコなのも全然へっちゃら。約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない。ほらもう何も怖くないだろ。」と二人は約束を交わしていた。そして妓夫太郎は堕姫と一緒に消えていった。

先祖の記憶

炭治郎は上弦の陸の戦いの後、二ヶ月間眠り続けた。炭治郎は眠っている間に先祖の記憶を見た。そこには、額に痣を持ち、炭治郎と同じ耳飾りを付けた男がいた。
炭治郎の祖先である炭吉は、子供をあやしていた耳飾りの男に飯を出した。男は「これを飲んだら私は出て行く。ただで飯を食い続けるのも忍びない。」と話した。炭吉は「そんな!あなたは命の恩人だ。あなたがいなければ俺たちどころか、この子も生まれていなかった。」と言ったが、耳飾りの男は何も返答しなかった。炭吉が「…わかりました。ならばせめてあなたのことを後世に伝えます。」と言うと、男は「必要ない。」と断った。「後を継ぐ方がいなくて困っておられるんでしょう。しがない炭焼きの俺には無理でも、いつか誰かが…」と炭吉が言うと、男は「炭吉、道を極めた者が辿り着く場所はいつも同じだ。時代が変わろうとも、そこに至るまでの道のりが違おうとも、必ず同じ場所に行きつく。お前には私が何か特別な人間のように見えているらしいが、そんなことはない。私は大切なものを何一つ守れず、人生において為すべきことを為せなかった者だ。何の価値もない男なのだ。」と答えた。

刀鍛冶の里での訓練

傷を癒した炭治郎は、刀鍛冶である鋼鐵塚蛍から手紙が届いている事を知らされる。その手紙には「お前にやる刀は無い」「ゆるさない」「呪う」などの言葉が綴ってあった。そこで炭治郎は禰󠄀豆子と一緒に刀鍛冶の里へと向かう。
刀鍛冶の里には、恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎、そして炭治郎と同期の剣士である不死川玄弥が滞在していた。

鋼鐵塚は消息を絶っており、炭治郎は鋼鐵塚を探しに出かけた。炭治郎はその先で、時透と刀鍛冶少年・小鉄の姿を見つけた。時透は小鉄に暴力を振るっていた。時透は訓練のために絡繰人形・縁壱零式の鍵を小鉄から貰おうとしていた。しかし、縁壱零式は壊れる寸前で、修理する技術がない故に小鉄は時透に鍵を渡そうとしなかったのだ。炭治郎は時透を止めに入るが、時透に気絶させられてしまう。炭治郎が気付いた時には時透は鍵を持ち去っていた。その直後、戦う音がし、炭治郎が音のする方向へ向かうと、時透が縁壱零式と戦っていた。縁壱零式は炭治郎と同じ耳飾りをつけていた。そしてその容姿は炭治郎の先祖の記憶に出てきた男と酷似していた。小鉄は縁壱零式は実在した剣士がモデルだと話した。縁壱零式には腕が六本あるが、そうでもしなければその剣士の動きは再現できないらしかった。
縁壱零式は時透との訓練で破壊されてしまう。それを見た小鉄は木に登って泣いていたが、炭治郎によって励まされた。縁壱零式は壊れはしていたものの、まだ動かすことができた。すると小鉄は「そうですね炭治郎さん。これで修行して、あの澄ました顔の糞ガキよりも絶対に強くなってくださいね…!」と炭治郎に告げた。
炭治郎は縁壱零式を使って修行することになった。炭治郎は全く縁壱零式の動きについていけなかった。小鉄は分析力が高く、炭治郎の欠点を次々とあげた。しかし、小鉄は剣術の教え手としてはド素人であり、凄まじいスパルタな訓練を炭治郎に課した。炭治郎は小鉄に言われたことをできなければ水も食べ物も貰えなかった。そのあまり過酷さに炭治郎は死にかけるが、匂いで敵の攻撃を察知することができるようになった。その力は、反射や反応は柱に遠く及ばない炭治郎の大きな力になった。

そして炭治郎は縁壱零式の攻撃を掻い潜り、一撃を与えた。その後、炭治郎は完全に縁壱零式の攻撃をさばけるようになった。そして渾身の一撃を入れる。すると縁壱零式は壊れ、中から古びた刀が出てきた。
その刀は三百年以上前の刀であった。戦国時代の刀は現代の刀よりも遥かに鉄の質がよく、小鉄は炭治郎にその刀を使うように言った。その刀は錆び付いていたが、鋼鐵塚が砥ぐことになった。

上弦の肆・半天狗との戦い

その後、炭治郎が部屋で寝ているとそこに時透が訪ねてくる。時透は鉄穴森という刀鍛冶を探していた。炭治郎は鉄穴森の場所を知らず「一緒に捜そうか?」と提案する。時透が「…なんでそんなに人を構うの?君には君のやるべきことがあるんじゃないの?」と問うと、炭治郎は「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし、俺も行こうと思ってたからちょうどいいんだよ。」と言って微笑んだ。それを聞いた「えっ?何?今何て言ったの?今、今…。」と言って不思議そうな顔を浮かべた(時透は記憶をなくしており、以前に同じような事を言われていた)。
その時、炭治郎と時透は部屋の外に何者かの気配を感じる。襖を開けて入ってきたのは上弦の肆である半天狗だった。刀鍛冶の里には半天狗だけではなく、上弦の伍である玉壺も襲来していた。

時透と炭治郎は即座に戦闘態勢をとった。そして時透は半天狗の頸を斬り落とした。しかし、斬り落とした頭と胴が違う鬼へと姿を変えた。半天狗は自身の感情を切り離して分裂体を生み出す鬼だった。半天狗は積怒、可楽、空喜、哀絶という四体の鬼を生み出した。それぞれの鬼は違う能力を持っており、積怒は雷を放つ錫杖を、可楽は突風を起こす団扇を、空喜は飛行能力と超音波を、哀絶は十字槍を持っていた。時透は可楽が起こす突風で遠くへ吹き飛ばされてしまう。炭治郎は禰󠄀豆子と共に戦っていたが、そこに玄弥が参戦する。

炭治郎は空喜によって気絶させられてしまう。炭治郎が目を覚ますと、禰󠄀豆子が炭治郎を背負って逃げ回っていた。炭治郎が再び戦おうとすると、禰󠄀豆子が炭治郎の日輪刀を血鬼術を燃やした。すると炭治郎の日輪刀が赤く染まり、爆ぜる血を纏った『爆血刀』となった。その時、炭治郎また先祖の記憶を見た。炭治郎が見た記憶は、一人の女性が「赤くなるんですねぇ。お侍さまの刀、戦う時だけ赤くなるのねぇ。どうしてなの?不思議ねぇ。普段は黒曜石のような漆黒なのね。とっても奇麗ですねえ。」と話している光景だった。その炭治郎の姿を見た鬼たちは、無惨の記憶を見て、無惨を追い詰めた鬼狩りの剣士の姿を炭治郎に重ね合わせた。
炭治郎は妓夫太郎の頸を斬った時のように痣を発現させた。炭治郎はずっと妓夫太郎の頸を斬った時のことを考えていた。そして、炭治郎は痣を発現する感覚を掴んだ。痣を発現させた炭治郎は格段に強く、一度に三体の鬼の頸を斬った。炭治郎がもう一匹の鬼に目を向けると、玄弥がその鬼の頸を斬っていた。だが鬼たちは頸を斬られても死んでいなかった。炭治郎は戦っている最中に違和感を感じていた。それは五体目の鬼の匂いだった。炭治郎は半天狗の本体が別にいることを確信する。炭治郎は本体を探そうとするが、その時、玄弥が「図に…乗るなよ。上弦を倒すのは…俺だ!」と言い、炭治郎に掴みかかった。玄弥は呼吸を使えないが、鬼を喰って身体能力を高めることができる特異体質で、鬼を喰ったことにより少し凶暴になっていた。しかし炭治郎は何も気にすることがなく「なるほど!そうかわかった!俺と禰󠄀豆子が全力で援護する!三人で頑張ろう!」とあっけらかんと答えた。

その後、炭治郎は匂いにより半天狗の本体を見つける。半天狗の本体は鼠ほどの小さな鬼だった。玄弥はその小さな半天狗に日輪刀を振るうが、逆に日輪刀が折れてしまった。玄弥は自分では半天狗の頸を落とすことができないと悟り、炭治郎にその役割を任せた。炭治郎は半天狗に日輪刀を振るうと、刀が少しだけ頸に入った。炭治郎はそのまま頸を斬り落とそうとするが、その時、背後に異様な気配を感じる。炭治郎の背後には積怒、可楽、空喜、哀絶が合体した六体目の鬼・憎珀天がいた。

憎珀天はこれまでの分裂した鬼とは比べ物にならないほどに強かった。憎珀天は分裂していた鬼たちが使っていた技も使える上に、樹の龍を操る力も持っていた。炭治郎たちは憎珀天の前に防戦一方となった。そこへ恋柱の甘露寺蜜璃が駆けつける。炭治郎たちは憎珀天の相手を蜜璃に任せ、本体の頸を斬ろうとした。

本体は攻撃こそしてこなかったが、逃げ足が速く、炭治郎たちはなかなか追いつくことができなかった。その時、炭治郎は善逸の「雷の呼吸って一番足に意識を集中させるんだよな。」という善逸の言葉を思い出した。炭治郎は足に力を溜め、爆発的に加速した。そして炭治郎は本体の頸に日輪刀を振るった。しかし、半天狗は「お前はああ、儂がああああ、可哀想だとは思わんのかァァァア!」と叫び、巨大化して襲いかかってきた。しかし、それを玄弥と禰󠄀豆子が止めた。その時、炭治郎たちは崖から落ちた。半天狗は消耗しており、刀鍛冶の里の人間を喰おうと走り出した。炭治郎の刀は半天狗の頸に突き刺さっており、炭治郎は半天狗の後を追った。その時、炭治郎の前に刀が飛んできた。それは縁壱零号の中にあった日輪刀で、時透が投げたものだった。炭治郎はその刀で半天狗の頭を斬り飛ばした。その時、夜が明けかけており、炭治郎はすぐさま禰󠄀豆子を太陽から守ろうとした。しかし、半天狗はまだ死んでいなかった。炭治郎が頸を斬ったのは新たに半天狗が作った鬼で、半天狗はその鬼の心臓の中に隠れていた。半天狗は人間を襲おうとしていたが、炭治郎は禰󠄀豆子を守る為に動けなかった。しかし、禰󠄀豆子は炭治郎を半天狗の方に蹴り飛ばし、人間を守らせようとした。禰󠄀豆子は太陽に灼かれながらも笑っていた。そして炭治郎は半天狗の頸を今度こそ切り落とした。

太陽を克服した禰󠄀豆子

炭治郎は禰󠄀豆子を犠牲にしたことに涙を流していた。しかし、禰󠄀豆子は死んでいなかった。禰󠄀豆子は太陽を克服した初めての鬼になっていた。炭治郎は生きていた禰󠄀豆子の姿を見て泣いて喜んだ。玉壺は時透が倒していた。こうして刀鍛冶の里の戦いは終結した。

柱稽古

禰󠄀豆子が太陽を克服した事により、無惨は禰󠄀豆子を手に入れる事に全力を尽くす事が予想された。そこで隊員の力を上げる為、痣を発現させる為(炭治郎以外にも時透と蜜璃が痣を発現させた)に、柱による訓練『柱稽古』が開催された。
炭治郎は傷を負っているために遅れて柱稽古に参加することになった。炭治郎は鋼鐵塚により研ぎ終わった日輪刀を受け取った。その日輪刀には煉獄の形見の鍔がつけられていた。

傷を癒した炭治郎は水柱である義勇の元へ向かった。それは鬼殺隊の長である産屋敷耀哉から手紙を貰った為であった。耀哉の手紙には「炭治郎、怪我の具合はどうだい?情けないことに私は動けなくなってしまってね。義勇と話がしたいんだけれど、もうできそうにない。今はとても大事な時だから、みんなで一丸となって頑張りたいと思っているんだ。義勇と話をしてやってくれないだろうか。どうしても独りで後ろを向いてしまう義勇が前を向けるよう、根気強く話をしてやってくれないか。」と書かれていた。
義勇は柱稽古に一人だけ参加していなかった。炭治郎は義勇の屋敷を訪ねるが、義勇は居留守を使っていた。しかし、勝手に屋敷に入っていった。炭治郎は義勇に稽古をつけるように頼んだが、義勇はそれを断った。その時、炭治郎は義勇から怒っているような匂いがすることに気付いた。その理由を聞くと、義勇は「お前が水の呼吸を極めなかったことを怒ってる。お前は水柱にならなければならなかった。」「水柱が不在の今、一刻も早く誰かが水柱にならなければならい。」と話した。「水柱が不在?義勇さんがいるじゃないですか?」と炭治郎が言うと、義勇は「俺は水柱じゃない。帰れ。」と返した。しかし、「根気強く話をしてやってくれないか。」と耀哉から頼まれた炭治郎は、それで諦めることなく、昼夜問わずに義勇にまとわりついた。それから四日後、義勇は根負けして自身の過去を話した。
義勇は、最終選別の前に炭治郎を助けた少年・錆兎と共に最終選別を受けていた。錆兎は義勇の親友だった。錆兎は最終選別でほとんどの鬼を倒していた。義勇は鬼に怪我を負わされて朦朧としている所を錆兎に助けられていた。義勇は気がつけば最終選別を通過しており、錆兎だけが死んでいた。「一体の鬼も倒さず、助けられただけの人間が、果たして選別に通ったと言えるのだろうか。俺は水柱になっていい人間じゃない。そもそも柱たちと対等に肩を並べていい人間ですらない。俺は彼らとは違う。本来なら鬼殺隊に俺の居場所は無い。」と話した。そして「柱に稽古をつけてもらえ。それが一番いい。俺には痣も出ない。…錆兎なら出たかもしれないが。もう俺に構うな。時間の無駄だ。」と言った。
煉獄や家族を失った炭治郎には義勇の気持ちが痛いほどにわかった。炭治郎も自身を守って煉獄が死んだ時には、煉獄の代わりに自分が死んだ方が良かったと思った。しかし、「信じると言われたなら、それに応えること以外考えんじゃねぇ!」と伊之助に言われた通り、残された者ができるのは前に進むだけだった。しかし、炭治郎はなんと義勇に声をかけていいのかが分からなかった。それは義勇がどれだけ苦しい思いをして鍛錬を積んできたのかがわかったからであった。だが、炭治郎には一つだけ聞きたいことがあった。炭治郎は「義勇さんは、錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」と聞いた。それを聞いた義勇は錆兎から言われた言葉を思い出した。
義勇は錆兎から頬をぶたれていた。そして「自分が死ねば良かったなんて二度と言うなよ。もし言ったらお前とはそれまでだ。友達をやめる。翌日に縮減を挙げるはずだったお前の姉もそんなことは承知の上で鬼からお前を隠して守っているんだ。他の誰でもないお前が…お前の姉を冒涜するな。お前は絶対死ぬんじゃない。姉が命をかけて繋いでくれた命を、託された未来を、お前も繋ぐんだ義勇。」と錆兎は言った。それを思い出した義勇は、錆兎と自身の姉に「未熟でごめん…」と詫びた。それから義勇は柱稽古に参加した。

その後、怪我が完治した炭治郎も柱稽古へ参加することになった。宇髄、時透、甘露寺、そして蛇柱の伊黒小芭内の稽古を終えた(伊黒は甘露寺に好意を持っているため、甘露寺と仲のいい炭治郎に冷たかった)。そして風柱である不死川実弥の元へ向かう時に善逸と再会する。善逸は実弥の過酷すぎる稽古から逃亡してきていた。しかし、善逸は実弥により気絶させられて道場へ連れ戻された(善逸を運んだのは炭治郎であり、後で親の仇のように責められた)。炭治郎の姿を見た実弥は「調子乗んなよォ。俺はテメェを認めてねえからなァ。」と言うが、炭治郎は「全然大丈夫です!俺も貴方を認めてないので!禰󠄀豆子刺したんで!」とあけすけに答えた。
実弥の稽古は単純な打ち込み稽古だったが、反吐をぶちまけて失神するまで続けられた。実弥は特に炭治郎に対して当たりが強く、一瞬でも気を抜けば大怪我であった。
ボロボロとなって歩いていた炭治郎は話をする玄弥と実弥の兄弟を見つけた。実弥と玄弥は無惨に母親を鬼にされていた。そして鬼となった母親は、家にいた家族を襲った。玄弥も母親に襲われたが、それを助けたのは実弥だった。朝となり玄弥は実弥を追ったが、血に塗れて蹲る母親を見た玄弥は気が動転して、実弥に「何でだよ!何でだよ!何で母ちゃんを殺したんだよ!うわああああ!人殺し!人殺し!」と言ってしまった。それ以降、兄弟の仲は上手くいっていなかった。
実弥は「俺には弟なんていねェ。いい加減にしねぇとぶち殺すぞォ。」と玄弥に言っていた。そしてさらに「馴れ馴れしく話しかけてんじゃアねェぞ。それからテメェは見た所、何の才覚もねぇから鬼殺隊辞めろォ。呼吸も使えないような奴が剣士を名乗ってんじゃねぇ。」と告げた。玄弥は「待ってくれよ兄貴!ずっと俺は兄貴に謝りたくて!」と食い下がるが、実弥は相手にしようとしなかった。玄弥はそんな実弥に対し「そんな…俺…鬼を喰ってまで…戦ってきたんだぜ…。」と零した。それを聞いた実弥は「何だとォ?今何つった?テメェ……鬼をォ?喰っただと?」と言い、目の色を変えた。そして実弥は玄弥の目を潰そうとして、炭治郎は咄嗟に玄弥を助けた。炭治郎がどういうつもりか聞くと、実弥は「再起不能にすんだよォ。ただしなァ。今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許してやる。」と言った。それを聞いた炭治郎は「さっき弟なんかいないって言っただろうが!玄弥が何を洗濯したって口出しするな!才が有ろうが無かろうが、命を懸けて鬼と戦うと決めてんだ!兄貴じゃないって言うんなら絶対に俺は玄弥の邪魔をさせない!玄弥がいなきゃ上弦に勝てなかった!再起不能になんかさせるもんか!」と叫んだ。そして実弥と取っ組み合いの喧嘩を始め、炭治郎は実弥との接触が禁止された。
その後、岩柱の悲鳴嶼行冥の元に行った炭治郎は玄弥と再会し、実弥から庇ったことに礼を言われた。そして玄弥のアドバイスのもと、悲鳴嶼の稽古も終えた。

無惨は突如、鬼殺隊の長である産屋敷耀哉の元へ現れた。しかし、耀哉は無惨の襲来を予期していた。耀哉は自分の家族を巻き込んで自爆した。それにより無惨は大きなダメージを負った。耀哉は無惨と敵対する鬼である珠世と連絡を取っており、珠世もその場にいた。珠世は鬼を人間に戻す薬を開発しており、それを無惨へと投与した。そこへ耀哉から自爆のことを聞いていた悲鳴嶼が駆けつけ無惨の頭を潰すが、無惨はそれでも死ななかった。無惨は太陽の光でしか死ななかった。そこへ炭治郎や他の柱たちが駆けつける。そして無惨と戦おうとするが、一同は異空間である『無限城』へと落とされた。

上弦の参・猗窩座との死闘

炭治郎は義勇と一緒に無限城に落ちた。無限城の中には無数の鬼がおり、炭治郎と義勇はそれを倒しながら無惨の元へ急いだ。その時、轟音を轟かせ、猗窩座が頭上から壁を破壊して現れる。
炭治郎は猗窩座の腕を斬り落とし、猗窩座と渡り合った。猗窩座は煉獄の「この少年は弱くない。侮辱するな。」という言葉を思い出した。そして「杏寿郎の言葉は正しかったと認めよう。お前は確かに弱くなかった。敬意を表する。」と言って微笑み、『破壊殺 羅針』という血鬼術を使用し、術式を展開した。猗窩座は術式を展開することで、相対するものの闘気を感じ取って攻撃を察知することができた。

猗窩座は義勇の剣技を褒め称えながらも、義勇を遥か彼方へ蹴り飛ばした。そして炭治郎に襲い掛かった。猗窩座は自身と対等に渡りあう炭治郎を見て「杏寿郎はあの夜死んで良かった。ともするとあれ以上強くならなかったかもしれない。人間のままでいたがるようなくだらぬ価値観を持っていたし。」と言った。それを聞いた炭治郎は激昂し、「何だと?お前はもう黙れ。煉獄さんのことを喋るな。」と告げた。しかし、猗窩座は「なぜだ?褒めてるんだぞ。俺が嫌いなのは弱者のみ。俺が唾を吐きかけるのは弱者にだけ。そう、弱者には虫唾が走る。反吐が出る。淘汰されるのは自然の摂理に他ならない。」と口にした。それを聞いた炭治郎は「お前の言っていることは全部間違っている。」と否定した。そして「お前が今そこに居ることがその証明だよ。生まれた時は誰もが弱い赤子だ。誰かに助けてもらわなきゃ生きられない。お前もそうだよ猗窩座。記憶にはないのかもしれないけど、赤ん坊の時のお前は誰かに守られ助けられ、今生きているんだ。強い者は弱い者を助ける。そして弱い者は強くなり、また自分より弱い者を助け守る。これが自然の摂理だ!猗窩座!俺はお前の考え方を許さない!これ以上、お前の好きにはさせない!」と続けた。その言葉を聞いた猗窩座は、炭治郎という人間に嫌悪していた。その時、猗窩座は道着を身につけた男の幻影を見た。
猗窩座は炭治郎に対して怒涛の攻撃を繰り出すが、そこへ義勇が帰ってきて猗窩座の腕を斬りを落とした。義勇の頬には痣が発現していた。義勇の剣技はさらに強力になるが、猗窩座はすぐさまそれに対応した。その時、炭治郎は伊之助との会話を思い出していた。伊之助は「殺気を出さずに近づけりゃあ気付かれねえ」「そしたら殺せない奴はいねえってな!!」と話していた。炭治郎はどうやってか猗窩座の羅針を破る方法はないかと考えた。そして炭治郎は父親である炭十郎の教えを思い出した。

炭十郎は「体中の血管や筋肉の開く閉じるをまばたきするように速く簡単にこなせるようになる。その時、光明が差す道が開ける。頭の中が透明になると"透き通る世界"が見え始める。しかしこれは力の限り踠いて苦しんだからこそ届いた"領域"」と話していた。ある夜、炭十郎は炭治郎を起こして外へ連れ出した。炭十郎が向かった先には巨大な熊がいた。炭十郎は「俺の家族に危害を加える者は何人であろうと容赦はしない。警告をきかない場合、命を奪うことにしている。」と告げ、斧で熊の頸を落とした。炭十郎は熊の頸を落とす際、恐怖も、怯みも、殺気もなかった。炭十郎は炭治郎の方を振り返り、「ちゃんと見たか。」と聞いた。炭治郎は炭十郎が見取り稽古をしていたと気付いた。
炭治郎は先ほど一瞬だけ『透き通る世界』に入り、猗窩座の肉体を透かして見ていた。炭治郎はこの力を使って猗窩座を倒すと決意した。

猗窩座は痣を出した義勇を徐々に凌駕し始め、義勇の日輪刀を折った。そして義勇の胸に拳を突き立てようとする。その時、炭治郎が猗窩座の腕を斬り落とした。猗窩座は炭治郎の事を全く察知できていなかった。猗窩座は今すぐに炭治郎を殺害しなければならないと直感した。そして猗窩座は広範囲に攻撃が及ぶ『終式 青銀乱残光』を繰り出した。義勇は致命傷を避けることがやっとだった。その攻撃で猗窩座は炭治郎を倒したものだと思っていた。しかし、炭治郎は猗窩座の背後に立っていた。炭治郎は背後から攻撃する事ができたが、猗窩座に「猗窩座!今からお前の頸を切る!」と告げた。炭治郎が生きていることに気づいた猗窩座は即座に攻撃を仕掛けるが、炭治郎はその攻撃を躱して頸を斬り落とした。

しかし、猗窩座はそれでも死なずに炭治郎に攻撃を加えた。炭治郎は猗窩座が無惨と同じく頸が弱点ではなくなろうとしていた。炭治郎は猗窩座の蹴りを受けて失神した。猗窩座はさらに炭治郎に攻撃を加えようとしたが、義勇が猗窩座の前に立ちふさがった。その時、一人の女性が涙ながらに「狛治さんもうやめて。」と言って猗窩座の手を引いた。

狛治というのは猗窩座の人間の時の名前だった。狛治は病に伏せる父親のために悪行を繰り返していた。しかし父親は「俺は人様から金品を奪ってまで生き永らえたくはない」と書き残して自殺した。その後、狛治は荒れ果てた生活を送った。ある日、白治は慶蔵という男に出会った。慶蔵は武術の達人であり、騒動を起こしていた白治を打ちのめし、自身の道場へと連れ帰った。そして慶蔵は病に伏せる自身の娘・恋雪の世話をさせた。白治は犯罪者に娘を任せていいのかと問うが、慶蔵は「罪人のお前は先刻ボコボコにしてやっつけたから大丈夫だ!」と笑顔で告げた。慶蔵たちと一緒に暮らすうちに白治は真っ当な生活を送るようになり、数年後に恋夏と婚約を交わした。
白治は結婚する事を父の墓前に報告に行った。道場に帰った白治が見たのは、死んだ慶蔵と恋雪の姿だった。慶蔵は道場を譲り受けており、それが理由で隣の道場の者に妬まれていた。そしてその者たちは井戸に毒を入れて慶蔵たちを毒殺したのだった。怒り狂った白治は隣の道場を襲撃し、そこにいた人間を全て殺害した。その後、無惨と出会って鬼となった。

猗窩座を引き止めたのは恋雪だった。猗窩座は再生する自身の身体に攻撃を加えた。その時、炭治郎が見た猗窩座の顔は笑っていた。炭治郎は猗窩座から感謝の匂いがする事に気づいた。そして猗窩座は塵となって消えた。

無惨との邂逅

無惨は珠世の人間になる薬を分解していた。無惨は珠世や周囲に集まってきた鬼殺隊の隊士を殺害した。炭治郎と義勇は無限城を操る鬼・鳴女によって無惨の前に移動させられた。
無惨の姿を見た炭治郎と義勇は怒りの形相を浮かべた。それを見た無惨はしつこい。」と吐き捨てた。そして「お前たちは本当にしつこい。飽き飽きする。心底うんざりした。口を開けば親の仇、子の仇、兄弟の仇と、馬鹿の一つ覚え。お前たちは生き残ったのだからそれで十分だろう。」と続けた。無惨の言い分が全く理解できなかった炭治郎は「お前何を言っているんだ?」と問う。そして「身内が殺されたから何だと言うのか。自分は幸運だったと思い、元の生活を続ければ済むこと。私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え。何も難しく考える必要はない。雨が、風が、山が、噴火が、大地の揺れが、どれだけ人を殺そうとも天変地異に復讐しようという者はいない。死んだ人間が生き返ることはないのだ。いつまでもそんな事にこだわっていないで、日銭を稼いで静かに暮らせば良いだろう。殆どの人間がそうしている。何故お前たちはそうしない?理由はひとつ、鬼狩りは異常者の集まりだからだ。異常者の相手は疲れた。いい加減、終わりにしたいのは私の方だ。」と続けた。それを聞いた炭治郎は「無惨、お前は存在してはいけない生き物だ。」と告げた。

無惨は手を刃状に変化させ、それを鞭のように高速で振り回した。その速度は凄まじく、炭治郎は眼で追えずに感覚でしか捉えられなかった。炭治郎は無惨の攻撃を掻い潜って斬りつけようとするが、その瞬間に倒れてしまう。炭治郎は無惨の攻撃を避けきれておらず、右眼を潰されていた。無惨は倒れている炭治郎に攻撃を加えるが、義勇が炭治郎を助けた。義勇は「間合いを詰めるな!切り込まなくていい!無惨の力は上弦の比ではない!」と言った。それを聞いた無惨は「時間稼ぎ…夜明けまでか?光届かぬこの城の中、柱三人でそれは可能なのか?」と口にした。炭治郎たちが「柱三人」という言葉の意味を理解できずにいると、無惨は「縞の羽織りの柱と女の柱はすでに私の部下が殺したようだぞ?」と告げた。無惨は上弦の肆である鳴女の視界を見ており、蛇柱の伊黒小芭内と恋柱の甘露寺蜜璃が死亡したのを確認していた。
義勇に抱えられていた炭治郎は、義勇の足手まといにならないように義勇の元から離れた。炭治郎は片眼を潰されたことから匂いを嗅いで状況を把握しようとするが、無惨の攻撃が速すぎて呼吸に詰まってしまう。それにより周囲を把握できずに背後の壁に頭をぶつけてしまう。そこへ無惨が攻撃を仕掛けるが、その時、小芭内が現れ炭治郎を助けた。さらに蜜璃も現れる。鳴女は愈史郎によって操られており、無惨は愈史郎により偽の光景を見せられていた。愈史郎は鳴女を操って無限城を操作し、無惨を地上へと出した。

地上へと出た炭治郎は、鎹鴉により日の出までまだ1時間半ある事を知らされる。地上に出された無惨は、背中から刃の触手を出し、さらに苛烈な攻撃を繰り出した。炭治郎や義勇たちは危機に陥るが、それを鬼殺隊の一般隊士が肉壁となって守った。一般隊士たちは「今までどれだけ柱に救われた!柱がいなけりゃとっくの昔に死んでたんだ!臆するな!戦えーっ!」と叫び、無惨に立ち向かった。炭治郎もそれに続こうとするが、その時、血を吐いて倒れる。鬼殺隊の隊士を次々に返り討ちにしながら無惨は「即死できた者は幸運だ。即死ができなくとも私に傷をつけられた者は終わる。あれを見るがいい。」と言った。無惨の視線の先には、右眼周辺の細胞が変貌して倒れている炭治郎の姿があった。無惨は「私は攻撃に私自身の血を混ぜる。鬼にはしない。大量の血だ。猛毒と同じ、細胞を破壊して死に至らしめる。竈門炭治郎は死んだ。」と告げた。

継国縁壱との邂逅

炭治郎は気付くとある家の前で薪割りをしていた。炭治郎が状況を掴めずに困惑していると、子供が「とーたん。」と言って炭治郎の足を掴んだ。その子供は何かを指差しており、炭治郎がそちらに目線を向けると、そこには『始まりの剣士』である継国縁壱がいた。炭治郎は自身が見ているのが、先祖である炭吉の記憶である事を理解した。

縁壱は以前に炭吉の一家を助けた事があった。縁壱は誰かに話を聞いてもらいたくて、その時、頭に浮かんだのが炭吉とその妻のすやこの顔だったと話した。そして縁壱は自身の事を語り始めた。

縁壱は双子の弟として生を受けた。しかし、双子は後継の争いの種になる事で忌み嫌われていた。父親は生まれついて痣があった縁壱の事を気味悪がって殺そうとした。母親が烈火の如く怒って反対した為に縁壱は生かされたが、十歳になると共に出家させられる事になった。縁壱は子供ながらに大人を凌駕する剣技を持っていることが判明したため、当主にされそうになったが、母親が死んですぐに家を出た。
縁壱は寺に行かずに放浪した。その先で『うた』という少女と出会った。うたは流行り病により家族を失い、天涯孤独になっていた。縁壱は孤独なうたと一緒に暮らす事に決めた。それから数年が経ち、縁壱とうたは夫婦となり、子供を授かった。うたの出産日が近づき、縁壱は産婆を呼びに出た。しかし、うずくまる老人を助けた事で時間を取られ、産婆を呼ぶ事なく家に帰った。そこで縁壱が見たのは鬼によりお腹の中の赤子ごと殺されたうたの姿だった。

その後、縁壱は鬼狩りの剣士となった。縁壱は鬼狩りの剣士達に『呼吸』を教えた。鬼狩りの剣士達が使っていた水、炎、風、雷、岩の剣術の型と呼吸を併用することで、剣士達は見違えるように強くなった。それから双子の兄も鬼狩りの剣士となり、縁壱は鬼を倒し続けた。
ある日、縁壱は無惨と出会った。縁壱は無惨と対面した瞬間に、自分が無惨を倒すために生まれてきたことを理解した。縁壱は無惨の身体を透かして見ることで、無惨に七つの心臓、五つの脳がある事を知った。その時、縁壱は『日の呼吸』の型を完成させ、無惨の身体を斬り裂いた。しかし、無惨は自身の体を無数の肉片に変え、逃亡した。無惨が連れていた鬼・珠世は、縁壱の前に二度と無惨が姿を現さない事を告げた。縁壱は珠世に無惨を討つ手伝いをするように頼み、それを了承した珠世を逃した。
その後、縁壱は兄が鬼となった事を聞いた。そして「無惨を倒せなかった事」「珠世を逃した事」「兄が鬼になった事」を咎められ、鬼殺隊を除隊となった。中には縁壱の死を望む剣士さえもいたが、当時の産屋敷家の長によりそれは止められた。

縁壱は「私は恐らく鬼舞辻無惨を倒すために特別強く造られて生まれて来たのだと思う。しかし私はしくじった。結局しくじってしまったのだ。私がしくじったせいでこれからもまた多くの人の命が奪われる。心苦しい。」と炭吉に話した。炭吉はそんな縁壱にかける言葉が見つからなかった。その時、炭吉の子供が縁壱に抱っこをねだった。縁壱は炭吉に言われるままに、子供を高く抱き上げた。すると子供は無邪気に笑った。それを見た縁壱の目からは涙が溢れていた。縁壱はそのまま子供を大事そうに抱きかかえて泣いた。

炭治郎は今も仲間が無惨と戦っている事を分かっていたが、何百年も前に死んだ縁壱の心がほんの少しでも救われる事を願わずにはいられなかった。

shuichi
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鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

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『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎が炭を売って家へ戻ると、家族が惨殺されており、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして諸悪の根源である「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』では、本編では語られなかった裏話や細かい設定が「大正コソコソ噂話」として紹介されている。本記事ではそれらの情報をまとめていく。

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鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』の原作コミックスには、表紙のイラストの他、カバー裏や扉絵、話の合間など多くのイラスト・挿絵が描かれている。この記事ではそれらの絵をまとめていく。

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【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼滅の刃の原作最終回では平和になった現代の様子が描かれているが、そこでは登場人物たちの子孫や生まれ変わりと思われる人物が多数登場している。本記事では、それらのキャラクターについてをまとめていく。

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鬼滅の刃の柱まとめ

鬼滅の刃の柱まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化された。 町に炭を売りに行った炭治郎が家に戻ると、家族が惨殺されていた。唯一息があった妹の禰󠄀豆子を連れて炭治郎が山を下っていると、禰󠄀豆子が突然暴れ出す。禰󠄀豆子は人を喰う鬼になっていた。炭治郎は禰󠄀豆子を鬼にした鬼舞辻無惨を倒すべく刀を取る。 鬼殺隊の中で最高位の剣士が「柱」である。変人が多いが、過酷な過去を背負いつつも他人を守ろうとする柱は非常に人気が高い。

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鬼滅の刃の日輪刀まとめ

鬼滅の刃の日輪刀まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へ入隊し、妹を人間に戻すため、鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼と戦う剣士たちは、特殊な刀「日輪刀」を用いて戦うが、この日輪刀には持ち主の才能によって違う色に変わるなどの特徴がある。本記事では、その日輪刀についてまとめていく。

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鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『鬼滅の刃』(きめつのやいば)とは、 吾峠呼世晴原作の少年漫画及びアニメである。日本の大正時代を舞台に、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼たちとの戦いを繰り広げる和風の剣戟奇譚である。登場人物・キャラクターのほとんどが若いため、厳しい環境の中でも生まれた淡い恋心や青春が詰まったカップリングが多い。最終話では現代編が描かれ、夫婦になったカップルや命を落としてしまったけれど生まれ変わって結ばれたカップルなどが分かる。

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鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした、吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』。作中には非常にリアルで美味しそうな食事やお菓子が多数登場している。さらにアニメや映画の作画が非常に良かったため、ファンの間では「飯テロアニメ」として話題となった。本記事では『鬼滅の刃』に登場した料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介している。

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鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

「双六大好き善逸の今日の一振り!」とは、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』の本編開始前に流れるオリジナルアバン作品。 『鬼滅の刃』のキャラクターの中でも特に人気の高い我妻善逸が、双六を進めていきながら止まったマス目に書いてあるお題についてあれこれと夢想するというもの。1話15秒で、本編とは無関係に話が進む。「刀鍛冶の里編」では出番の無い善逸にむりやり出番を作るための演出であり、フジテレビ系列の放送局でのみ公開されている。

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鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画。人を食う鬼と、鬼を狩ることを役目とする鬼殺隊の壮絶な戦いの中で、鬼にされてしまった妹を救うために命を賭して剣を振るう少年の活躍を描いた作品だ。 物語の舞台は大正時代の日本で、主要なキャラクターは個別のプロフィールがかなりしっかり設定されている。物語の中では第1話から最終決戦までで2〜3年が経過しており、それと同じ分キャラクターも加齢している。ここでは、『鬼滅の刃』に登場する主要キャラクターの誕生日と年齢を紹介していく。

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鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。大正時代を舞台に、主人公竈門炭治郎及びその妹禰豆子と、人食い鬼達との戦いを描く。作中には様々な鬼が登場し、圧倒的な力で炭治郎と彼の所属する鬼殺隊を追い詰める。その中でも特に強力とされるのが、鬼の首魁鬼舞辻無惨直属の「十二鬼月」である。「十二鬼月」でも別格の強さを誇る「上弦」について、その名前の由来が大正時代に流行した疫病・伝染病であるという説がある。

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鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。連載は人気絶頂の内に終了したが、中には回収されていない伏線もあり、多くの謎が残ったままである。現段階で明らかになっている伏線と、いまだに謎のままの伏線、また、一応の解説がされているものの謎の多い描写について解説する。

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鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】

鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。アニメ化・映画化し社会現象にまでなった本作のキャラクターの由来について様々な観点から解説していく。

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鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。最高位である「柱」を始めとした鬼殺隊に所属する剣士について、そのモチーフが十二支ではないかという説が広まっている。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

人食いの怪物「鬼」と、それを狩る「鬼殺隊」の壮絶極まる死闘を描いた『鬼滅の刃』には、“命を懸ける戦い”に赴く理由として十分過ぎる凄惨な過去を持つキャラクターが多く登場する。 鬼に家族を殺された竈門炭治郎。鬼とは無関係に辛酸を味わわされてきた栗花落カナヲ。自業自得気味に苦難を背負ってきた我妻善逸。一方、周囲の悪意によって追い詰められた妓夫太郎、望まずして鬼となった猗窩座など、もともとは人間である鬼たちも多様な過去を持つ。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『鬼滅の刃』のキャラクターたちを紹介する。

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鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ

鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品およびそれをもとにしたアニメ。炭焼きをして暮らす少年・竈門炭治郎は鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼にされてしまった。炭治郎は元凶である鬼舞辻無惨を倒し、妹を人間に戻すことを目的に鬼殺隊に入隊し、鬼との戦いに身を投じていく。鬼との戦いは苛烈を極め、最終回を迎えるまでに多くのキャラクターが死亡した。ここでは死亡キャラ・生存キャラを紹介していく。

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鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ

鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ

『鬼滅の刃』とは、2016年から2020年まで吾峠呼世晴が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。舞台は鬼と鬼狩りの剣士が存在する大正時代の日本。鬼に家族を惨殺された炭焼きの少年・竈門炭治郎が、鬼に変えられた妹の禰豆子を人に戻すため、鬼を滅する組織「鬼殺隊」の隊士となり、仲間たちと共に鬼の脅威から人々を守る戦いを描く。

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鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化され、その高いクオリティから世界的に人気となり、一大ブームを巻き起こした。 炭治郎は鬼舞辻無惨という鬼によって、家族を惨殺された上に妹の禰󠄀豆子を鬼にされた。禰󠄀豆子は強靭な精神力で人間を襲おうとしなかった。炭治郎は『鬼殺隊』という鬼を滅する組織へ入り、禰󠄀豆子を人間にする方法を探す。 この作品の特徴は、人間だけではなく敵である鬼も悲しみを抱えている所である。愛憎渦巻く名言が多数存在している。

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鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『鬼滅の刃』とは吾峠呼世晴による和風バトル漫画とそれを原作にしたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。アニメはufotable制作で2019年4月から放送開始され、社会現象となるほどのブームを巻き起こした。主題歌も大きな注目を集め、大ヒット曲を数多く生み出した。この記事では『鬼滅の刃』のアニメと劇場版で使用されたオープニング・エンディング主題歌、挿入歌を紹介する。

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上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

妓夫太郎・堕姫とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼である。 鬼舞辻無惨直属の十二人の鬼『十二鬼月』の一体であり、上弦の陸に位している。 兄の妓夫太郎、妹の堕姫の二人で一体の鬼であり、妓夫太郎と堕姫の頸を同時に落とさなければ倒すことができない。遊郭に巣喰い、多数の人間を喰らっていた。

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