トップガン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トップガン』とは1986年にアメリカ合衆国で制作された青春映画である。アメリカ海軍のエリートパイロット養成機関「トップガン」に送り込まれた青年マーヴェリックが美しき教官チャーリーとの恋、ライバルとのトップ争い、そして友人の死を乗り越えていく姿を描き出していく。迫力満点の空中戦、戦闘機に乗っているかのような臨場感、胸躍る音楽に彩られた大ヒット作だ。

CV:秋元洋介(フジテレビ版)/大塚仁志(日本テレビ版)/鉄野正豊(ソフト版)/竹田雅則(テレビ東京版・追加収録部分)
コールサインはサンダウンで、階級は中尉。トップガンで訓練を受けるレーダー索敵員の1人。
不慮の事故で命を落としたグースに代わって、マーヴェリックとコンビを組む。

ハリウッド/リック・ネヴン(演:ウィップ・ヒューブリー)

CV:大塚芳忠(フジテレビ版)/松山鷹志(日本テレビ版)/神奈延年(ソフト版)/坂詰貴之(テレビ東京版・追加収録部分)
コールサインはハリウッドで、階級は大尉。トップガンで訓練を受けるパイロットの1人。
レーダー索敵員のウルフマンとコンビを組む。インド洋上の実戦に出撃した際にミグに撃墜されるが、脱出に成功する。

チッパー/チャールズ・パイパー(演:エイドリアン・パスダー)

CV:(フジテレビ版)/(日本テレビ版)/(ソフト版)/(テレビ東京版・追加収録部分)
コールサインはチッパーで、階級は大尉。

アメリカ海軍関係者

スティンガー/トム・ジャーディアン(演:ジェームズ・トールカン)

CV:小林修(フジテレビ版)/池田勝(日本テレビ版)/西村知道(ソフト版)/麦人(テレビ東京版・追加収録部分)
コールサインはスティンガーで、階級は中佐。インド洋上の空母の司令官。
マーヴェリックとグースを叱責するものの、トップガンで訓練を受けることが決まった2人を励ます。
インド洋上での実戦では緊張感を漂わせながらも、冷静に指揮を執る。

パイロットの関係者

キャロル・ブラッドショウ(演:メグ・ライアン)

CV:井上瑤(フジテレビ版)/雨蘭咲木子(日本テレビ版)/はしのえみ(ソフト版)/斎藤理恵(テレビ東京版・追加収録部分)
グースの妻で、夫と同じく明るく陽気な性格。夫婦仲はとても良い。
夫であるグースが訓練中に不慮の事故で命を落としたことにより、深い悲しみに襲われる。
しかし、グースの遺品をマーヴェリックから受け取る時には悲しみを懸命にこらえながら彼にもう一度飛ぶように励ます。

『トップガン』の用語

アメリカ海軍戦闘機兵器学校

トム・クルーズ演じるアメリカ海軍パイロットのマーヴェリックが友人のグースと共に送り込まれ、厳しい訓練に励む場所がアメリカ海軍戦闘機兵器学校、通称トップガンだ。
映画の中で描かれているようにカリフォルニア州に所在していたが、1996年にネバダ州ファロン海軍航空基地に設立されたアメリ海軍航空戦開発センターに統合され、戦闘攻撃戦術教官プログラムを実施する一部門となっている。

コールサイン

コールサインとはパイロットが無線交信を行う際に本名の秘匿や同姓同名、あるいは類似した名前と区別するために用いる呼び出し符号のこと。
『トップガン』ではパイロットの性格を反映したコールサインが用いられている。
例として、トム・クルーズ演じるマーヴェリックは「異端者」や「仲間はずれ」を意味している。
また、バル・キルマー演じるトム・カザンスキーは冷静沈着な性格から「アイスマン」と呼ばれている。

Fー14戦闘機

映画の中でトム・クルーズやヴァル・キルマーが操縦しているのはFー14戦闘機。
航空機メーカー「グラマン社」が開発し、空母への離着陸が可能。初飛行は1970年12月20日で、運用開始は4年後の1974年9月22日だ。
アメリカ海軍の全面協力によって実際の戦闘機を使用して撮影が行われた。
ただし、出演者が操縦するシーンはコックピットを再現したセットで撮影されている。
ちなみに、敵の戦闘機として登場する「MiG-28」は架空の戦闘機である。
撮影時は米ソ冷戦の最中であったことからソビエト連邦製の戦闘機を調達できず、アメリカの航空機メーカー「ノースロップ」が1950年代に開発したFー5戦闘機が使用された。

『トップガン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

setsuwo3g4
setsuwo3g4
@setsuwo3g4

Related Articles関連記事

トップガン マーヴェリック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トップガン マーヴェリック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トップガン マーヴェリック』とは、2022年に公開された、米海軍のエリート・パイロットチーム「トップガン」をテーマにしたアクション映画。1986年公開の『トップガン』の36年振りの続編にあたる。不可能なミッション達成のために指名されたのは、伝説のパイロット、ピート・マーヴェリック・ミッチェル海軍大佐。マーヴェリックは精鋭パイロット達に訓練を施す教官として、若きトップガンと共に命を懸ける。 全世界興行収入は、主演であるトム・クルーズのキャリア史上最高額となる10億ドル超えを達成している。

Read Article

ミッション:インポッシブル(M:I)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル(M:I)のネタバレ解説・考察まとめ

1966年から7年間放送された往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」を基に、トム・クルーズが主演と初のプロデューサーを兼ね、ブライアン・デ・パルマ監督で映画化したスパイ・アクション超大作。1996年製作のアメリカ映画。スパイ組織IMFに属するイーサン・ハントは、ある任務に失敗し多くの仲間を失うが、生き残ったことで裏切り者にされてしまう。身の潔白を証明するため、新たなメンバーと独自に捜査を開始する。

Read Article

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』とは、2018年に公開されたスパイ・アクション映画。1996年の『ミッション:インポッシブル』から続くトム・クルーズ主演・製作シリーズ作品の第6作目。 イーサン・ハントがテロ組織「シンジケート」の残党「アポストル」によるプルトニウム爆破テロを防ぐためにチームと一丸となって奮闘する展開と共に、彼がいかに家族や仲間を大切に想っているかが描かれる。

Read Article

M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ

M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ

往年の人気TVドラマ「スパイ大作戦」の映画化で、大ヒットスパイ・アクションにまで成長させたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第3弾。2006年公開のアメリカ映画。TVシリーズ「エイリアス」「LOST」で注目を集めたJ・J・エイブラムスの劇場映画初監督作品。フィアンセとの結婚を控え、一線を退き教官となった主人公イーサン・ハントが、凶悪な敵を前に世界を駆け巡り、再び危険なミッションに挑む。

Read Article

ミッション:インポッシブル2(M:I-2)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル2(M:I-2)のネタバレ解説・考察まとめ

往年のTVドラマ「スパイ大作戦」を映画化した「ミッション:インポッシブル」に続き2000年に製作されたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第2弾。バイオレンスの詩人ジョン・ウー監督が起用され、前作とは一味違った独自のアクション・シーンが満載。休暇中のイーサン・ハントの元に、新たなミッションが届いた。それは20時間で人を死に至らしめる驚異の殺人ウィルス”キメラ”を狙う元同僚の陰謀を阻止することだった。

Read Article

エイリアン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

エイリアン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『エイリアン』とは、1979年に公開された『ブレードランナー』や『ハンニバル』などで知られるリドリー・スコット監督の、SFホラー映画の元祖ともいえる作品だ。監督の出世作でもあるが、主人公のリプリーを演じたシガニー・ウィーバーの名を、世界中に広めた映画でもある。 宇宙船に入り込んだ姿を見せないエイリアンが、次々と乗組員を襲っていくホラーSF映画で、エイリアンという名称を定着させたことでも知られる。 その後もシリーズ化されるなど、映画界に衝撃を与えた作品だ。

Read Article

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

往年の人気TVシリーズを、トム・クルーズ製作・主演、「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督で映画化した大ヒット・アクションシリーズ第4弾。前作から5年後の2011年、日米同時公開。爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられたイーサン・ハントとそのチームが、組織の後ろ盾を失いながらも事件の黒幕を突き止めるべく世界を股に過酷なミッションに挑む姿を圧倒的なスケールで描き出す。

Read Article

宇宙戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

宇宙戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙戦争』とは、アメリカ合衆国で2005年6月に公開されたSFアクション映画である。 H・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』を原作としたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。 主人公レイは、離婚した妻がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られ、自分を軽蔑する子供達ロビーとレイチェルを預かった。そんなある日、奇妙な稲妻が町に落ち、地中から巨大な何かが現れて人々を攻撃、街を破壊していく。今まで家族をかえりみなかった父親だったが、必死に子供達を守っていく中で家族を守る父親へと変わっていく。

Read Article

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トム・クルーズの代名詞ともいえる大ヒットスパイアクションのシリーズ第5作。2015年公開のアメリカ映画。監督は、クルーズ主演映画「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。各国の元エリート諜報部員を集めた謎のスパイ組織「シンジケート」の暗躍により、秘密工作機関IMFはまたも解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む。

Read Article

アウトロー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アウトロー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アウトロー』とは、2012年に公開されたアメリカのサスペンスアクション映画で、リー・チャイルドが発表した小説『アウトロー』を原作としている。5人の命が亡くなる射殺事件の容疑をかけられたジェームズの要請を受けたジャック・リーチャーは、弁護士の依頼を受けて不可解な射殺事件の捜査を開始することにする。監督はクリストファー・マッカリーが努め、主人公のジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォ、ロバート・デュヴァルらが共演した。

Read Article

レインマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

レインマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『レインマン』とは、1988年にアメリカで公開された、自由奔放な弟と自閉症の兄の心の繋がりを描いたロード・ムービーである。高級車のディーラーの仕事をしているチャーリーの元に疎遠だった父親の訃報が届き、そこで初めて自分に兄がいるという事実を知る。事業が上手くいかず四苦八苦していたチャーリーは遺産目当てに故郷に戻るが、遺産の300万ドルが兄のレイモンドに相続されることを知り、施設にいたレイモンドを半ば強引に連れ去るのだった。

Read Article

オール・ユー・ニード・イズ・キル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

オール・ユー・ニード・イズ・キル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とは、桜坂洋が2004年に発表したライトノベル「All You Need Is Kill」を原作に、ダグ・リーマンが映画化した作品。エイリアンに侵略されつつある近未来の地球を舞台に、出撃しては戦死する2日のループを繰り返し、戦闘能力を身に着け、ループの原因となっている敵を倒す方法見つけ出して勝利を掴むまでを描く。

Read Article

ナイト&デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ナイト&デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ナイト&デイ』とは、監督はジェームズ・マンゴールド、脚本はパトリック・オニールが手がけた、2010年公開のアクションコメディ映画である。CIAエージェントのロイが、CIA・FBIが絡んだゼファー騒動にジューンを巻き込んでしまうことから、騒動が大きくなっていく。ジューンは、並外れた戦闘能力を持つロイに怯え、様々な危険に巻き込まれることに嫌気がさし、精神的にも不安定になっていた。そんなジューンを優しく守るように陰で支えてくれるロイに、ジューンは少しずつ心を開くようになっていったのだった。

Read Article

【日本大好き】海外芸能人・有名人・セレブまとめ

【日本大好き】海外芸能人・有名人・セレブまとめ

日本人の間でも広く知られている海外の芸能人・有名人・セレブの中には、大の親日家として友好的な顔を見せてくれる人もいます。特に日本好きとして知られるトミー・リー・ジョーンズは長年BOSSのCMに出演してくれており、彼の姿を楽しみにしていた日本人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな「日本大好き」な海外の著名人について紹介しています。

Read Article

【トム・クルーズ】この渋さがたまらない!海外のカッコイイおじさま俳優まとめ【ブラッド・ピット】

【トム・クルーズ】この渋さがたまらない!海外のカッコイイおじさま俳優まとめ【ブラッド・ピット】

海外の俳優たちを見てみると、けっこう歳がいっているはずなのにめちゃくちゃカッコイイ人っていますよね。ヒゲや長髪など、日本人男性がやるとあまりウケが良くないビジュアルも、海外だとなぜか魅力的に映るのが不思議です。この記事では、アラフォー以上の海外の俳優についてまとめました。いやぁみんなカッコイイですね!このシブさ、そして全身から溢れ出る大人の余裕と色気がたまらん。

Read Article

【レインマン】トム・クルーズ出演映画30選!50歳を超えても魅力がいっぱい!【トップガン】

【レインマン】トム・クルーズ出演映画30選!50歳を超えても魅力がいっぱい!【トップガン】

トム・クルーズが出演している映画を30作品紹介する。 兄弟の絆や主人公たちの感情の変化が細かく描かれた感動作「レインマン」やトム・クルーズのカッコよさが際立つ愛と青春の名作「トップガン」など。50歳を超えても魅力に溢れた彼の様々な演技を楽しめる作品ばかりとなっている。

Read Article

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

これだけ観ておけば話の種に困ることはない、名作だけに絞った映画ランキングを作りました!タイタニックやゴッド・ファーザーなど、映画好きなら全て観ておいて当たり前の作品ばかりです!もしまだ観たことがない映画があれば、この機会に是非鑑賞してみてください!

Read Article

世界が選ぶ!SF映画ベスト100まとめ【洋画】

世界が選ぶ!SF映画ベスト100まとめ【洋画】

超現象や近未来的な世界観のSF映画。ユニークな世界観や予想だにしない展開が人気の理由の1つです。ここではそんなSF映画の中でも、特に人気を集める100作品をまとめました。『スター・ウォーズ』や『エイリアン』、『ターミネーター』など日本でも有名な作品もあれば、隠れた名作も見つかるかも?SF映画好きは必見です!

Read Article

2015年公開のハリウッド映画まとめ!『アベンジャーズ』から『ミッション:インポッシブル』まで超豊作

2015年公開のハリウッド映画まとめ!『アベンジャーズ』から『ミッション:インポッシブル』まで超豊作

アメリカの有名映画制作会社が数多く拠点を置き、アメリカ映画の代名詞ともいえるハリウッド。『スター・ウォーズ』や『アベンジャーズ』、『ミッション:インポッシブル』や『ジュラシック・ワールド』など、日本でも大人気の映画が勢ぞろいしています。特に2015年には『アベンジャーズ』と『スター・ウォーズ』の同年公開に加え、名だたるシリーズの続編や新作が発表されました。ここでは大豊作の年のハリウッド作品をご紹介!

Read Article

目次 - Contents