カルト教団の恐怖を描いたバッドエンド映画まとめ！『ローズマリーの赤ちゃん』など

『2000人の狂人』

何と1964年製作の早すぎたスプラッター映画。血の魔術師ことゴッドファーザー・オブ・ゴア（血みどろ）、血糊映画の先駆者＝ハーシェル・ゴードン・ルイスによるゴア系ホラー～スプラッター映画の名作。

南部の小さな村プリーザント・バレーに迷い込んだ3組のカップルが村の百年祭に遭遇。実はこの村は大量虐殺により抹消された場所だったからさあ大変。村人は亡霊だった！と気づいた時にはもう遅く、若者たちは一人また一人と亡霊たちの餌食となっていた。あまりにも残酷な手段で。しかし、亡霊にとってはこれはお祭り、あまりにも陽気な殺戮ショーがこの上なく不気味。超カルト作。

『悪夢の惨劇』

1988年のアメリカ映画。『シンシア・悪夢の惨劇』というタイトルでも知られる。集団自殺を遂げたカルト教団の生き残りの少女が体験する、夢とも現実ともつかない恐怖と、謎の連続殺人事件を描く。「エルム街の悪夢3／惨劇の館」（←アナグラムか？）のジェニファー・ルービン主演。

カリスマ的教祖により、集団焼身自殺を遂げたカルト教団から、唯一生き残った少女が十三年もの昏睡状態から目覚め、恐怖の悪夢に苛まれる。彼女の周辺では、患者たちの連続自殺事件が発生し、遂には死んだはずの教祖が現れる...。何故かガンズ・アンド・ローゼズ「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」が流れるエンドロールが何ともミスマッチ。

『ガイアナ人民寺院の悲劇』

ジム・ジョーンズを教祖とするアメリカの新興宗教団体「人民寺院」の教徒が、南米の小国ガイアナに移住し、1978年に914人が集団自殺したという衝撃の実在の事件（ジョーンズタウン・マサカー）をドキュメンタリー・タッチで描いた1980年の作品。こう言うと実録映画の様ですが、事実を踏まえた上で創作されたあくまでもフィクション。エロ、グロ、ナンセンスな教祖の振る舞いは狂人＆変態そのもの。しかし、こういった事件があったことを知る上では貴重な作品。クドイ様ですが、あくまでも事実を踏まえて創作したフィクションなので、全部を信じちゃダメよ。

『ダークシティ』

1998年のアメリカ映画。『クロウ/飛翔伝説』『ノウイング』といった映画や、クラウデッド・ハウスやイエスのミュージック・ビデオを手掛けたアレックス・プロヤス監督、ルーファス・シーウェル主演によるSF映画。レトロな未来の描写と太陽が出ない町という設定が味。ジェニファー・コネリー、キーファー・サザーランド、ウィリアム・ハートといった配役も渋い！

太陽が出ない町、ダークシティで記憶を失くして目覚めた男が、連続娼婦殺人事件の犯人に仕立て上げられた疑惑を晴らそうと、謎の集団に立ち向かっていくのだった...。黒装束の謎の集団は超能力集団だった...。