カルト教団の恐怖を描いたバッドエンド映画まとめ!『ローズマリーの赤ちゃん』など
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ここではカルト教団の恐怖と狂気を描いたバッドエンドの映画をまとめた。実体験をもとにカルト教団の恐ろしさやごく普通の人間に潜む闇を描いた『マーサ、あるいはマーシー・メイ』、悪魔崇拝者たちの餌食になる妊婦を描いたロマン・ポランスキー監督の傑作『ローズマリーの赤ちゃん』などを紹介している。
▽実際の体験談を元に、カルト集団の実態と、普通の人の人格に巣食う深い闇をリアルに描いた、美しくも残酷な作品。衝撃的なラストをどう観るかは、あなた次第です!日本ではお待たせ2013年公開!
『マーサ、あるいはマーシー・メイ』
2011年に制作されたアメリカ映画。初の長編となるショーン・ダーキンが監督。こちらも初の映画主演のエリザベス・オルセン、ジョン・ホークスが出演。サンダンス映画祭でプレミア上映されるや評判となり、同賞の監督賞を受賞、カンヌで「若者の視点賞」、他にも様々な映画賞を受賞して絶賛された。本国では限定公開だった。
カルト教団に属していたが脱走した女性が、マインド・コントロールにより別人格で過ごした記憶が頭から離れず、現在と過去、現実と幻想の区別がつかなくなり...。監督の友人の実体験を元にした内容で、普通の人間が陥る心の闇をリアルに描く。美しくも残酷な衝撃のラストが!
お待たせ!2013年2月日本公開決定!
[オフィシャルサイト] http://video.foxjapan.com/movies/marcymay/
映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』
これ程までに美しく残酷で、観客を突き放すラストシーンは中々お目にかかれないじゃないの!
出典: yahoo-mbga.jp
ごく普通の人間が陥る心の闇がさらにリアルに迫る。現代社会で自分を見失い、居場所と役割を求めてさまよう若者の真実に迫る衝撃作が誕生した。
出典: eiga.com
ともかく美しい。フィルムの色合いや陰影の付け方もそうだが、カルト集団で生活している姿がある種の理想郷のように映るのが、ちょっとコワイ。
出典: cinema.pia.co.jp
▽ピーター・フォンダ&ウォーレン・オーツ主演の1970年代映画!痛快アクション?と思ったら正真正銘オカルト映画でした。衝撃のラストは夢に出てきそう...。
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出典: www.amazon.co.jp
『悪魔の追跡』
ピーター・フォンダ、ウォーレン・オーツ主演の1975年製作のサスペンス・ホラー・カーアクション映画。キャンピングカーで休暇を楽しむ2組の夫婦が、悪魔集団の儀式を偶然目撃してしまい、おまけに先方に気づかれてしまい、執拗に恐怖の追跡をされるお話。特にレースはしない...でもないかな。
何をやらかすか知れない得体の知れない集団に追われるストーリーは悪夢そのもの。そして何より、映画史に残るショックなエンディングには、本当に悪い夢を見させられそう..。
『悪魔の追跡』
www.nicovideo.jp
いつもなら何かド派手な事をやってくれるピーター・フォンダとウォーレン・オーツが被害者っていうところが面白い。
出典: www.jtnews.jp
ようやく逃げ切ったと思ったのも束の間、絶望的な幕切れのラストが印象的で圧巻。
▽夢か現実か?ポランスキー・マジックのダークな映像感覚が全体を覆っていて悪夢そのもの。周りは皆んな悪魔崇拝者、「あんたもかい!」ってのもヤダ。
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出典: www.amazon.co.jp
『ローズマリーの赤ちゃん』
ロマン・ポランスキー監督による1968年度製作の映画。何も気が付かないボケナスな夫(実は違うんだけどね)のジョン・カサベテスはさておき、狂乱と悪夢にうなされ、精神的に追い込まれていくミア・ファーローの演技は圧巻の一言。人がやりたがらないテーマを取り上げるポランスキーの手腕はお見事。「恐ろしい悪魔集団だったね」なんて会話は全く成り立たない、恐ろしくも人間の道を外れた名作。道徳上けしからん!と言われてしまうポランスキー監督ですが、原作を書いたアイラ・レヴィンこそが悪魔かも知れません。
『ローズマリーの赤ちゃん』予告篇
この映画の舞台となるアパートは、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫婦が住んでいたことで有名なダコタ・ハウス。
出典: ja.wikipedia.org
このオカルト作品のヒットにより、映画界はオカルトブームとなり、「エクソシスト」をはじめとする多数の作品が生まれた。
出典: ja.wikipedia.org
悪魔教会の開祖アントン・ラヴェイが悪魔役で出演していることも話題の要因になった。
出典: ja.wikipedia.org
▽カルト映画の代名詞!スコットランドの島に息づく原始的カルトの恐怖!フォークロア・ホラーの名作!リメイクされてトンデモない目に遭った!
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出典: www.amazon.co.jp
『ウィッカーマン』
1973年公開のイギリス映画。行方不明の少女を探すためにスコットランドのサマーアイル島を訪れた警官は、奇妙な言動と行動の島人に不信に感じ、遂には古代宗教の秘密に辿りつくのだが...。
暗黒訳あり悪魔系集団と異なり、あっけらかんとした島人達のフリーであけすけな振る舞いが却って不気味で、サイケデリックでミュージカルな変テコなノリもあり。日本でお馴染みの奇祭も行われ、そして遂には人身御供の道具として使われる、巨大な人型の檻「ウィッカーマン」が登場。その異様なビジュアルは、モック・タートルズの同名曲のイマジネーションになっている(マイナーか?)。最後のシーンはあまりにも切なく残酷だった...。
『ウィッカーマン』
www.nicovideo.jp
世の中に「カルト」と呼ばれる映画は数々あれど、この映画は正真正銘、カルト中のカルトと呼ばれている傑作で、カルトの恐怖を描いています。
「おお神よ!」と最後の最後までキリストを信じ救いを求め続ける主人公。それを横目に、喜び歓喜しアホダンスを踊り続ける島民たち…。この光景は、救いようも無く残酷。
「ジーザス!」と叫ぶ、徐々に小さくなる声が夢に出そう…。こんなに絶望的なエンディングはきっと他に無いよね。
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目次 - Contents
- ▽実際の体験談を元に、カルト集団の実態と、普通の人の人格に巣食う深い闇をリアルに描いた、美しくも残酷な作品。衝撃的なラストをどう観るかは、あなた次第です!日本ではお待たせ2013年公開!
- ▽ピーター・フォンダ&ウォーレン・オーツ主演の1970年代映画!痛快アクション?と思ったら正真正銘オカルト映画でした。衝撃のラストは夢に出てきそう...。
- ▽夢か現実か?ポランスキー・マジックのダークな映像感覚が全体を覆っていて悪夢そのもの。周りは皆んな悪魔崇拝者、「あんたもかい!」ってのもヤダ。
- ▽カルト映画の代名詞!スコットランドの島に息づく原始的カルトの恐怖!フォークロア・ホラーの名作!リメイクされてトンデモない目に遭った!
- ▽血ノリの魔術師、ハーシェル・ゴードン・ルイス監督による1964年(!)の激カルト作は、村人全員が狂ったオバケ!巻き込まれた若者たちが非常に哀れ...。
- ▽狂気のカルト集団の唯一の生き残りの少女が体験する悪夢的トラウマティックなサスペンス・スリラー!閉塞感が激コワ!
- ▽1978年の集団自殺事件で有名な、ジム・ジョーンズ教祖の実在のカルト教団「人民寺院」の悲劇。事実を元にしているだけに、救いようのない内容が中々キツイ...。
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