バルトロメオ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

球状のバリアを展開し、対象をその中に包み込む技。バルトロメオが解除しない限り、バリアボールの中から脱出することも出来ないし、中に侵入することも出来ない。相手の攻撃から身を守るだけでなく、敵をその中に閉じ込めたり攻撃を封じ込めたりできる。

バリアフェイント

技名はゲーム版『ONE PIECE 海賊無双』で出てきた。敵にボールを投げつけ、避けた先のバリアに激突させる。

オマージュ神拳 バリバリの銃（ピストル）

絶対硬度のバリアを球状にして手を包み込み、相手を殴る。ルフィの「ゴムゴムの銃（ピストル）」をオマージュした、「バリバリの実」の能力によるパンチ技。ルフィのように手が伸びるわけではないが、バリアの強度も相まって単純なパンチながら威力は高い。

バルトロメオの来歴・活躍

バルトロメオの過去

元々は不良で、地元では150の街を締め上げた暗黒街のボスだった。

バルトロメオは2年以上前、ローグタウンの海賊王ゴールド・ロジャーが処刑された処刑台で、今まさに処刑される寸前の主人公モンキー・D・ルフィを見た。絶対絶命だったルフィは「おれは！海賊王になる男だ！」と叫ぶ。その時雷が落ちて処刑台が倒れ、ルフィは助かった。その奇跡を見たバルトロメオは衝撃を受け、それ以来ルフィのことを「ルフィ先輩」と呼び尊敬するようになった。

そこから麦わらの一味の記事を追いかけ、手配書をアイドルのポスターのように壁に貼るほど熱烈なファンとなる。砂の王国アラバスタでの活躍、司法の島エニエス・ロビーで大暴れ、海底大監獄・インペルダウンへの侵入、そして海軍本部・マリンフォードでの頂上戦争。それらのルフィの活躍に憧れ、バルトロメオも部下を連れて海に出た。

ドレスローザ編

原作初登場はドレスローザ編。ルフィと同じく闘技大会への出場者として登場した。目的はルフィの兄・エースの能力であった「メラメラの実」を手に入れて、ルフィに献上するためだ。大会直前、部下のガンビアを倒した、海軍本部中将メイナード（大会出場のため、キャップマンという偽名を使っていた）を倒し強さを見せた。

闘技大会では予選Bブロックに出場した。登場シーンでは、「残忍無比のイカレた超新星（ルーキー）」として紹介された。同時に、海賊達の「串焼き映像配信事件」や善良な市民への「砲撃放火」も観客へ伝えられ、大ブーイングを受ける。その不人気さを増長させるように、スタジアム上で寝転がったり、観客に向かって立ち小便をするなどの人を食ったような行動を見せる。しかしその実力は高く、自身の「バリバリの実」の能力を使い、海賊ハイエナのベラミーや魚人空手師範ハックを倒す。そしてプロデンス王国の国王エリザベロー二世のキングパンチを、Bブロックの中で唯一凌いで勝者となり決勝へ進んだ。

予選終了後バルトロメオは、会場外にいた憧れのゾロに出会い、感動のあまり号泣する。サインをもらうことを引き換えに会場内のルフィを探すことを頼まれ、探しに行く。その途中で、ドフラミンゴから用済みとされ、ドンキホーテ海賊団のデリンジャーに殺されそうになっていたベラミーと会う。ベラミーは「何の筋合いでおれを助ける…」と拒むが、「男が拳を交わしたらもう”戦友”だべ！」「おれァ腐ってもダチは見捨てねェっ！！」と彼を助けた。

決勝戦ではドンキホーテ海賊団のディアマンテ、黒ひげ海賊団一番船船長バージェス、剣闘士レベッカ、謎の剣闘士ルーシー（正体は予選がルフィ、決勝が革命軍No.2でルフィの義兄・サボ）と「メラメラの実」をかけて闘った。ルーシーの正体を知っていたバルトロメオは、レベッカを守れというルーシーの指示に従っていた。

闘技大会はルーシーが「メラメラの実」を手にし、半ば強制的に終了した。その後は、地下貿易港に侵入したウソップやロビン達に合流し、ドンキホーテ海賊団との闘いへ。ドンキホーテ海賊団最高幹部のトレーボルとの闘いで瀕死になり、国中から首を狙われるようになったウソップの護衛や、ルフィの元に向かうレベッカとロビンの護衛で活躍する。その後ドンキホーテ海賊団の破裂（パンク）人間グラディウスやファミリー構成員との闘いでは、ルフィが先に進むための階段をバリアで作ったり、キャベンディッシュと共闘する。バリアでロビンとキャベンディッシュをグラディウスの爆発から守ったり、「バリア突進牛（ブルズ）」で攻撃する。グラディウスが全身を膨らませパンクさせたら毒針がロビン達を襲うという状況では、「バリアボール」の中に自分自身とグラディウスを入れ、攻撃を全て受けきる。その満身創痍の身体で、「いつか本当にルフィの役に立てるような男になる」と誓いながら、ルフィの「ゴムゴムの銃（ピストル）」をオマージュした、「バリバリの銃（ピストル）」でグラディウスを倒す。

その後はトンタッタ族のマンシェリー姫のチユポポにより回復。ルフィがドフラミンゴを倒し、闘いは幕を閉じた。

ドレスローザでの闘いのその後

ルフィがドフラミンゴを倒したことで闘いは終了。バルトロメオ達はルフィの回復を待って、必要になった時に麦わらの一味が出航できるよう準備を進めていた。そんな中ついに海軍大将藤虎が動き出す。海軍大目付仏のセンゴク、海軍中将大参謀おつるもドレスローザに到着し、海軍総出で麦わらの一味確保に動き出す。ドレスローザでルフィ達とともに闘った海賊達や、ドフラミンゴの独裁から解放してくれたルフィ達に感謝する国民達の助けもあり、麦わらの一味全員が港にたどり着く。

そして、バルトロメオはルフィに”子分の杯”を勝手に交わし、麦わらの一味の傘下に入ることを決意する。「ここに我ら子分となりいついかなるとぎも親分”麦わらのルフィ”先輩の盾となり！また矛となる！こ度のご恩に報い！我ら7人！命全霊をかけてこの「子分盃」！勝手に頂戴いたしますだべ！」。そのメンバーは、バルトロメオ率いる「バルトクラブ」、キャベンディッシュ率いる「美しき海賊団」、13代目棟梁首領・サイ率いる「八宝水軍」、破壊砲・イデオ率いる「XXX（トリプルエックス）ジム格闘連合」、戦士レオ率いる「トンタッタ族トンタ兵団」、ハイルディン率いる「巨兵海賊団」、開拓冒険家オオロンブス率いる「ヨンタマリア大船団」。

その後は先に「ゾウ」へ向かったサンジ達を追いかけるルフィ達を、ゴーイングルフィセンパイ号に乗せ送り届けた。無事「ゾウ」に送った後はルフィ達とは別れ、自分たちの冒険に戻った。

扉絵連載「押し掛け麦わら大船団物語」

ルフィ達と別れた後、バルトロメオ達は立ち寄った島の悪を締め上げながらルフィの宣伝活動に勤しんでいた。その途中、四皇・赤髪のシャンクスの旗が掲げられた町で、バルトロメオはシャンクスの旗を燃やしてしまう。バルトロメオがルフィとシャンクスとの関係を知っているのかどうかは不明。これにより、このバルトロメオの行動を巡り、ルフィとシャンクスが戦う日が来るのではないかという考察がインターネット上に浮上した。

押し掛け麦わら大船団物語（ONE PIECE扉絵連載）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

「押し掛け麦わら大船団物語」とは、少年漫画『ONE PIECE』（ワンピース）の各話の扉絵を利用して描かれる、短期集中の連載「扉絵連載」の第二十三弾。ドレスローザでのドンキホーテ・ドフラミンゴとの戦いの後、主人公モンキー・D・ルフィの傘下に無理やり入った海賊達が主人公だ。ドレスローザを出港した後、それぞれがどのような生活や冒険をしたかが描かれている。バルトロメオがシャンクスの海賊旗を燃やすなど、後の展開への伏線と思われる場面も存在する。

バルトロメオ生死不明に

新世界にあるガルテル島でシャンクスの旗を燃やしてしまったバルトロメオは、やってきたシャンクス達に捕らえられる。この旗は島がシャンクスの縄張りであることを示しており、有象無象の海賊を牽制するためのものだった。このように大海賊の旗によって守られている島は世界中にいくつもある。この旗が燃やされたことを許せば、旗が持つ威厳が失われ、シャンクスが守ろうとしている友人達が危険な目に遭うのだ。

バルトロメオは自分がしでかしたことの重大さに猛省し、地に頭を擦り付けてシャンクスに謝罪した。そんなバルトロメオに赤髪海賊団の船医ホンゴウは猛毒が入った小瓶を差し出す。飲めば激痛とともに全身から血が吹き出し死に至る劇薬だ。ホンゴウはこれを1ヶ月以内にバルトロメオの親分であるルフィに飲ませてこいという。バルトロメオはその小瓶をかぷりと口で奪い取り、一気に飲み干した。ルフィの盃や旗はバルトロメオ達が勝手に頂いたもの。だから自分の愚行は一切ルフィには関係ない。憧れの大先輩ルフィの人生を1分1秒も自分のために使わせたくない。その思いでバルトロメオは死を選んだのだ。

しかし実際は瓶の中身は毒薬ではなかった。シャンクス達はバルトロメオを見逃してくれたのだ。バルトロメオ達は急いで船で島から遠ざかる。しかしそんなはずはなかった。ケジメはケジメだと言う赤髪海賊団の狙撃手ヤソップに砲弾を打ち込まれたバルトロメオ達の船は撃破され沈没。バルトロメオは生死不明となった。

バルトロメオの関連人物・キャラクター

モンキー・D・ルフィ