ぐらんぶる(Grand Blue)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ぐらんぶる』とは、月刊誌『good!アフタヌーン』で連載中の漫画及びそれを原作としたアニメ作品である。原作者は『バカとテストと召喚獣』の井上堅二、作画は吉岡公威。
主人公の北原伊織は大学進学を機に、叔父の古手川登志夫が経営するダイビングショップ「グランブルー」で暮らすことになる。新生活への期待を抱きながら店の扉を開けると、中には裸で騒ぐ筋骨隆々の男たちが居た。彼らが所属するダイビングサークルに半ば無理やり入会させられた伊織は、海と酒と全裸野郎に囲まれた暑苦しい青春にその身を投じていく。

予備のレギュレーター。仲間が酸素切れを起こした時に渡したり、自分のレギュレータに不具合が生じたときのスペアとして使う。メインのレギュレータに比べて簡素な作りになっている他、着色も異なる。

マスク

目と鼻を覆う機器。レンズは中央にフレームが無い「一眼」と、フレーム有りの「二眼」の2種類がある(画像は一眼)。前者は視界が広く、後者はマスク内の水抜き(マスククリア)がやり易い。なお水抜きは、斜め上を見上げた状態で、鼻からゆっくり息を吐くことで行える構造になっている。

ダイコン

ダイブコンピューターの略。機器についての説明は画像内に書かれている通りで、価格は高いもので10万円以上する。なお減圧症とは、高圧の海中から海面に浮上する際、急激な減圧によって体内の窒素が気泡となり血管等を圧迫する症状である。

BCD

Buoyancy Control Device(ボイヤンシー・コントロール・デバイス)の略。画像内の赤い矢印で示されているパワーボタン(給気ボタン)を押すと、装着しているベストに空気が入り身体が浮き上がる。そして装置を上に向けた状態で画像下部の排気ボタンを押すと、空気が抜けて身体が海に沈む。この2つの操作を使い分けて潜行及び浮上を行う装置である。

ライセンス

ダイビングの技能認定証、通称「Cカード」のことである。ショップで器材のレンタルや購入といったサービスを受けたり、インストラクター無しでの単独ダイビングを行ったりするために必要。ライセンスの有無は潜れる最大深度にも影響し、ライセンスの無い伊織は12mまでしか潜れないが、初級のライセンスを取得した耕平と愛菜は18mまで潜れる。

『ぐらんぶる』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

寿「最初から自分が出来るものだけ選んでたら何も始まらない。大事なのは、お前が興味をいだいているかどうかだろ?」

伊織はダイビングに「興味はある」と言いつつも、泳げないことを理由にピーカブーへの入会を渋っていた。本台詞はそんな伊織の背中を押すために寿が発したものであり、伊織が苦手な水と向き合う上で第一歩となる言葉だった。

菜々華「世界には、ここよりもっと凄い景色を全身で感じられる場所があるんだから」

伊織は先輩方の指示のもとプールで水に慣れる練習を行うが、苦労の末に水中で目を開けてみると、その目に飛び込んできたのは耕平の局部だった。更に寿の提案で、プールを風呂と思い込むために全裸で寛いでみた所、そこに出くわした千紗にドン引きされてしまう。そんな経緯から水への興味を失ってしまう伊織だったが、その様子を見かねた千紗が菜々華に頼み、彼を水族館に連れて行かせるのだった。

本台詞は、頭上一面を魚が泳ぎ回る光景に圧倒されていた伊織に対し、菜々華が語ったもの。伊織がのちに沖縄合宿を行う際、ライセンス取得を目指す原動力となる言葉だった。

伊織「 海の中で息が出来るって凄いや! 俺全然泳げないのに!」

伊織は寿の指導のもと海での初の潜水練習に臨むが、マスクに水が入ったり、呼吸がすぐに乱れたりと中々上手くいかない。それでも寿に背中を押され、意を決して再び潜水にチャレンジすると、目を開けた先には紛れもない「水の中の世界」が広がっていた。

本台詞は伊織が帰宅後、一目散に千紗のもとに駆け寄り、目を輝かせながら語ったもの。伊織が水を怖がったり、ダイビングの練習を渋ったりすることは、このシーン以降ほとんど無くなることになる。

1996ringo
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@1996ringo

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