バカとテストと召喚獣(バカテス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バカとテストと召喚獣』とは、井上賢二作の小説が原作のテレビアニメ。第一期は2010年、第二期は2011年に放送された。成績下位の人間ばかりが集められた学年最下位のクラス、Fクラス。彼らは学年最上位クラスに勝利するため、試験召喚戦争を始める。大きな点数差に圧倒されながら、自身の召喚獣と学校中を駆使して生徒たちが奮闘する。「試験召喚システム」を使って、生徒たちが下剋上を起こすドタバタコメディアニメ。

『バカとテストと召喚獣』のあらすじ・ストーリー

舞台は架空の学校「文月学園」。そこでは科学とオカルトと偶然が生んだ、学力が「召喚獣」の強さに反映されるシステム「試験召喚システム」が導入されていた。高校二年生の吉井明久は、成績下位の生徒が振り分けられるFクラスに在籍。ボロボロのちゃぶ台、綿の抜けた座布団など劣悪な環境に驚愕する。一方成績上位者が揃うAクラスは個人エアコンに個人パソコンなど、超良待遇。格差に不満を持ったFクラスの面々は、上位のクラスに勝って良い設備を手に入れるべく「召喚獣」による戦争「試験召喚戦争」通称「試召戦争」をすることを決意する。打倒Aクラスを掲げ、少しずつ上位クラスと戦うFクラスの面々。果たして彼らはAクラスに勝利することができるのか!?ちょっとおバカな生徒たちが繰り広げるドタバタコメディ。

文月学園の色々

学力低下の対策として、試験召喚システムを導入している進学校。多くのスポンサーがいるため、安い学費で済んでいる。成績順にA~Fに振り分けられ、クラス分けの際は個人にクラスを書いた紙が手渡される。

試験召喚システム

科学とオカルトと偶然によって完成したシステム。召喚フィールド内で起動ワード「試験召喚獣召喚」又は「試獣召喚」と詠唱することで、召喚獣を召喚できる(起動ワードは作中では「サモン」と略される)。なお、召喚フィールドは学校内のみに制限され基本的に展開する権限は教師しか持っていない。フィールドは科目別に分けられ、召喚獣の強さは科目別テストの結果によって振り分けられる。召喚獣のヒットポイントがなくなると、その召喚獣は「戦死」という扱いになり操作不能になる。

試験召喚獣

試験召喚システムに対応した学力テストの点数によって、攻撃力が変わる。見た目は召喚者の姿をデフォルメした姿になっていて、大きさは80cmほど。総合科目の点数に比例した武器を持っている。攻撃力が低くても人間以上の力を持っている。召喚獣同士で戦うことはできるが、それ以外のものに物理的な干渉はできない。また、召喚フィールドから出ると姿は消える。

試験召喚戦争

上位クラスと下位クラスの教室設備格差を改善するためにあるクラス抗争。クラス代表者の召喚獣が敗北することで、決着する。下位クラスが上位クラスに勝った場合は教室の交換、下位クラスが上位クラスに負けた場合は下位クラスの教室設備が一段階下げられる。上位クラスは下位クラスの宣戦布告を必ず受けなければならない。
試験召喚戦争中に召喚獣が戦死した場合、別室にて補講を受けなければならない。また、戦死状態でなければ何度でも学力テストを受け、召喚獣の点数を回復することができる。

観察処分者

教師が問題児を選出し決めるもので、通称「バカの代名詞」。観察処分者に選ばれた生徒は、教師の雑用を手伝う義務が生じる。雑用の中には力仕事も含まれるため、人より力のある召喚獣を使用することも多い。そのため、観察処分者の召喚獣は物理的干渉が可能となるよう設定されている。その代わり、召喚獣に与えられたダメージの一部が召喚者にフィードバックされる。

『バカとテストと召喚獣』の登場人物・キャラクター

吉井明久(CV下野紘)

明久の召喚獣

Fクラスに在籍する高校ニ年生。成績が悪く問題行動が多かったため、観察処分者にされた。心優しく友達思い。嘘がつけない正直者で真っ直ぐな性格をしている。雄二とは悪友。恋愛についてはかなり疎い。基本はツッコミ役。
一人暮らしをしているため、親から送られてくる仕送りで生活している。しかしその大半をゲームなどに費やすため、ひどい時は塩と水のみで生活している。家事全般が得意で、特に料理が上手い。得意料理は自身の好物であるパエリア。
召喚獣の能力は最低レベル。しかし観察処分者のため召喚獣の扱いに長けており、多少の得点差なら有利に戦うことができる。得意科目は日本史。召喚獣は改造学ランを着ており、武器は木刀。

坂本雄二(CV鈴木達央)

雄二の召喚獣

Fクラスに在籍している高校ニ年生で、クラス代表。明久の悪友。現在は不良少年だが、小学生の頃は優秀な頭脳を持ち、神童と呼ばれていた。興味のないことにはとことん無気力で欲望に忠実。一度やる気になると持ち前の頭の回転の早さで、指揮官としての力を見せる。素直ではないが、仲間思いの一面もある。
Aクラスの翔子とは小学生の頃からの幼馴染で、想いを寄せられている。彼自身も彼女の気持ちには気づいているが、勘違いだと主張し受け入れていない。天然ボケな母を持っているため、自宅で料理を作るのは彼の担当。そのため、料理の腕前はかなりのもの。
召喚獣は改造制服を着ていて、武器はメリケンサック。

姫路瑞樹(CV原田ひとみ)

瑞樹の召喚獣

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「バカとテストと召喚獣」は、井上堅二によるライトノベル作品。 主人公「吉井明久」が在籍する文月学園では、科学とオカルトの偶然によって開発された「試験召喚システム」が採用されていた。己の試験結果に応じた強さの召喚獣を駆使し戦う試験召喚戦争で、勝利報酬である待遇の向上を目当てに、成績最底辺である明久達のFクラスは上位クラスへ立ち向かう。主にバカらしく滑稽な名言が数多い。

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