かぐや様は告らせたい（アニメ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

藤原が所属するテーブルゲーム部の部員。アナログなゲームで遊ぶだけでなく、自分達で自作のゲームも作っている。
ショートカットの方がマッキー先ハイで、先パイでないのは罰ゲームで゜を奪われたからである。
おさげの方がギガ子で、最初はテラ子だったが降格した。

『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「お可愛いこと……」

白銀の脳内のかぐやが、冷たいまなざしで良く口にする台詞。
プライドの高い白銀が、かぐやに馬鹿にされることを極度に恐れているために頭に浮かぶ想像の産物であり、現実とは異なる。
白銀が頭の中で策略を巡らせるとき、頻繁に登場する。また、登場率は低いものの、かぐやの脳内でも同様に想像上の白銀が「お可愛いヤツめ」などと言うことがある。

生徒会メンバーとの花火大会

夏休み中に花火大会に行く計画を立てていた生徒会の面々。
厳格に育てられた箱入り娘で、父親とも疎遠なかぐやは、今まで夏休みに友達と遊んだり、家族旅行に行ったことがなかった。
初めての花火大会を心待ちにしていたかぐやだが、何かあったら大変だからという使用人の反対にあい、結局行けなくなってしまう。
早坂の助けもあって家を抜け出すことには成功するが、会場に着くころには花火は終わってしまっていた。
しかし、白銀がかぐやを見つけだし、白銀の機転で生徒会一同は遅くまでやっていた郊外の花火大会へ向かう。
かぐやは無事みんなで花火をみることができたのだった。

生徒会メンバーでの月見

天体好きの白銀は十五夜に屋上で月見をしようと提案する。
白銀以外はさほど天体に興味がなく、石上はゲームに興じ、藤原は餅を焼いていた。
かぐやも月に興味はなかったが、夜の屋上は白銀に自分を意識させてドキドキさせるにはちょうど良いと考え、一緒に空を見上げる。
自分に上着をかけるように仕向けたり、間接キスになるように仕向けたりするが、夜空に夢中でプライドや羞恥心を忘れている白銀は全くドキドキせず、むしろかぐやの方が動じない白銀にドキドキさせられる。

月といえば、ということでかぐや姫の話題になる。かぐや姫が愛する人と引き裂かれたことから月が嫌いだというかぐや。
それに対して白銀はかぐや姫を迎えに行こうとしなかった男の方を非難する。
自分だったらかぐや姫を手放さない、これが白銀とかぐやの話だったら、かぐや姫は違う結末になっていただろうと一切の照れなく語る白銀に、かぐやは恥ずかしさで耐えられなくなるのであった。

藤原と白銀の特訓回

白銀が校歌斉唱の際に口パクであることに気づく藤原。ちょっと音痴だから歌いたくないという白銀に指導をすることになる。
藤原は以前に白銀のバレーボールの特訓に付き合って大変苦労しており、ためらう気持ちもあったものの、藤原自身が音楽を得意としていることもあって引き受けることとなった。
しかし、「ちょっと」どころでなく壊滅的な歌唱力だったため藤原は絶望する。白銀は、自分が歌うと周りに迷惑がかかるから口パクのままでいいと言うが、今まで皆で歌いたくても音痴なせいで歌えなかった話を聞いて心を動かされた藤原は指導を決意する。
厳しい特訓のもと、校歌を歌えるようになった白銀に藤原は涙を流して喜んだのだった。

白銀に何かを教えるのはもうウンザリな藤原だったが、二人の特訓は本作中でシリーズ化され、これ以降も魚の捌き方やソーラン節を教えるはめになるのだった。

「うるせぇ ばーか」

中等部の頃、暴力沙汰で停学処分になっていた石上。
暴力をふるった理由は、親切にしてくれたクラスの女子、大友京子が彼氏に騙されていることを知り、正義感からその彼氏を殴ったのだった。
そのため、暴力をふるったことの非は認めても、相手に謝罪をすることがどうしてもできなかった。
何も知らない周囲は石上を責めたてたが、真実を口にすれば逆上した彼氏が大友に危害を加える可能性があると考えた石上は何も言えなかった。
反省文をだせないせいで進学も許されなかった石上を救ったのは真相を暴いた生徒会であり、白銀は石上の家に出向いて大友に被害が及ばなかったことを伝え、石上を労わった。石上の目的は達成したのだから反省文の文面はこれでいいだろう、と白銀が原稿用紙に書きなぐった反省文が「うるせぇ ばーか」である。

体育際で自分を誤解し続ける大友に再会し、過去の辛い記憶に苛まれる石上だったが、白銀の言葉を思い出して我に返る。
そして、何も知らずに自分を罵倒し続ける大友に「うるせぇ ばーか」と言い放ち、過去と決別するのであった。

『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』の用語

秀知院学園

東京都港区にある幼等部から大学までの一貫校。
歴史は古く、貴族や士族の通う学校であったことから、昔から現在まで秀知院に入学することは一種のステータスだと考えられている。
生徒は富裕層の家庭の子どもがほとんどで、一貫校であることもあって生徒同士は大体幼馴染である。
戦後、一般階層の生徒の入学も受け入れるようになったが、学費が高額なことや寄付金、賄賂が横行することから、実際は一般の生徒の入学はかなり困難である。
偏差値は高等部で77前後と高く、秀才たちが集う名門校である。

生徒会

生徒会長は選挙によって選ばれ、その他の役職に関しては会長が直々に任命する。役職は会長・副会長・書記・会計・会計監査・庶務の6つ。
初期の生徒会においては会計監査と庶務は高等部の3年生が務めていたが作中には登場していない。
白銀が会長に再選されてからは、3年生2人以外は同じメンバーで、伊井野が新しく会計監査に加わった。新生徒会発足の段階で庶務は空席のままである。
生徒会長には代々受け継がれる純金飾緒が渡され、任期中は着用しなければならない。
生徒会役員には大学への進学点などの特典が与えられ、会長には『秀知院理事会推薦状』が与えられる。これは、世界中の大学や研究機関に対して効力を発揮するものである。

純院／混院