三國志(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

三國志とは、歴史書『三国志』や歴史長編小説『三国志演義』をベースにした、中国の後漢から三国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームである。コーエーテクモゲームスから発売され、これまでシリーズ化されている。ゲームプロデューサーはシブサワ・コウ。プレイヤーは君主となり、内政や軍事で国力を高め、他君主と合戦を行い領地を広げていく。そして、最終的に中国統一を目指すのがゲーム目標となる。

菅野よう子

『三國志』の音楽を担当した。ロックバンド「てつ100%」のキーボード担当。
『三國志』の音楽が作曲家デビューとなり、以後アニメやゲーム、映画、ドラマ、CMなどで数多くの音楽を担当する。
また、アーティストへの楽曲提供も手掛けている。

長生淳

『三國志IV』の音楽を担当した。
主に管弦楽や吹奏楽、室内楽といった現代音楽作曲家として活動している。

栗山和樹

『三國志IX』の音楽を担当した。JASRACの編集審査会委員、音楽大学の教授などを務める。
主にドラマや映画の音楽を担当する。

大塚正子

『三國志12』・『三國志13』の音楽を担当した。
コーエーテクモゲームスに所属し、『信長の野望・大志』など同製作のゲーム音楽を手掛けている。

生瀬範義

『三國志II』から『三國志IV』までのソフトパッケージイラストを担当した。
この他、同じコーエーテクモゲームスの『信長の野望』シリーズや『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズなどのソフトパッケージイラストを担当した。
また、『ゴジラ』シリーズなどの映画ポスターや小説のカバーイラストを数多く手掛けた。

長野剛

『三國志V』及び『三國志VII』以降のソフトパッケージイラストを担当した。
この他、同じコーエーテクモゲームスの『信長の野望』シリーズや『太閤立志伝』シリーズなどのソフトパッケージイラストを担当した。
また『スター・ウォーズ』など、小説の表紙イラストや雑誌表紙イラスト、カードゲームのカードイラストなどを手掛ける。

永井一正

『三國志VI』のソフトパッケージイラストを担当した。
グラフィックデザイナーとして活躍し、これまで数多くの企業のシンボルマークなどを手掛けている。

徐伯清

中国の書道家で、『三國志』シリーズにおける「三國志」のタイトル題字を担当した。

『三國志』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『三國志』が誕生するまで

ゲームプロデューサーのシブサワ・コウは『信長の野望』より以前に「三国志」を題材にしたゲームを考えていた。
シブサワが考案したのは、合戦に勝って領地を広げていく『信長の野望』のようなシステムではなく、三国志の登場人物に焦点を当てるというものだった。
はじめは劉備など蜀勢力の武将を強くしていたが、シリーズを経て曹操など魏勢力の武将が強くなっていった。

パワーアップキット版と「三國志III事件」

『三國志』シリーズでは、『三國志IV』よりパワーアップキット版も発売されている。この他にも、同じコーエーテクモゲームス製作の『信長の野望』シリーズなどでも発売されている。
パワーアップキット版では、通常版に新武将や新規シナリオといった新要素を加えたり、データ編集機能が付随している。
このパワーアップキット版が発売された理由ついては、以下に説明する事件が関連していると思われる。

以前、コーエーテクモゲームス(当時は光栄)が出版社に対して裁判を起こした。
出版社が『三國志III』関連書籍の付録として、同作に登場する武将の能力値を100以上にできるソフトを販売した。光栄側は著作権などが侵害されたとして出版社を訴え裁判となった。
しかし裁判の結果、出版社は著作権を侵害していないと判決が下され、光栄側は敗訴した。
この事件は「三國志III事件」と呼ばれている。

語呂合わせの能力値

蜀の第2代皇帝・劉禅。

『三國志』シリーズに登場する武将「劉禅」は蜀の初代皇帝・劉備の子で、劉備崩御後、蜀の第2代皇帝になった。
しかし奸臣を重用したり、蜀を滅亡させてしまったことから、「暗愚」と評されることがある。
そんな彼の能力値もいずれの作品でも低めで、特に『三國志X』から『三國志12』までの能力値が、統率「3」、武力「5」、知力「9」、政治「4」とわずか一桁となっており、数字の語呂合わせで「3594(さんごくし)」と読めるものになっている。
次作の『三國志13』では各能力値が少し上がり、語呂合わせではなくなっている。

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