浅井成実(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

浅井成実(あさいなるみ / せいじ)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。当初は女性キャラとして登場していたが、事件解決の際、男性だったことが判明した。旧姓は麻生(あそう)。「ピアノノソナタ『月光』殺人事件」の犯人であり、アニメ1000話目の時点で原作も含め、コナンが唯一死に追いやってしまった人物。幼いころに家族を火事で失い、浅井家に引き取られた。大人になり、医師として故郷である月影島に戻っていたとき、家族の死の真相を知り、父の好きだった『月光』を交えた復讐殺人を計画、実行した。

浅井成実の概要

浅井成実(あさいなるみ / せいじ)とは、青山剛昌による推理漫画『名探偵コナン』の登場人物。旧姓、麻生(あそう)。
東京都の孤島月影島で暮らす医師。当初は女性として登場するも、事件解決の際に男性だったことが判明した。「ピアノノソナタ『月光』殺人事件」の犯人であり、アニメ1000話目の時点で原作も含め、コナンが唯一死に追いやってしまった人物。この事件でコナンの心には強い後悔とトラウマが刻まれた。原作者の青山剛昌も「『名探偵コナン』において、犯人は死なせません。月影島の事件だけだ。」と語っている。アニメ版は1996年に「初の1時間テレビスペシャル」として放送。その後も、2003年に再放送し、2021年には「アニメ『名探偵コナン』放送1000回記念プロジェクト」として「再起動(リブート)」版が放送されたことから、この事件が特別なものであることがわかる。
浅井成実が登場するのは「ピアノノソナタ『月光』殺人事件」とコナンの回想シーンの2回だけではあるが、コナンに与えた影響や原作者の青山剛昌のお気に入りなこともありファンの間で知名度の高い犯人の一人。
オフィシャルブック『コナンドリル』では”印象的な犯罪者”第1位に選ばれた。さらに100巻発売記念の企画で「令和に語り継ぎたい!迷・犯人BEST100」でも1位に輝いた。

浅井成実のプロフィール・人物像

年齢:26歳
容姿:中性的・美形・長髪
一人称:"私”か”オレ”
職業:医者
CV:折笠愛(オリジナル版)/ 沢城みゆき(2021年版)

月影島診療所の医師。性別は男。言葉使いが若く、少年のような口調で話す。料理とピアノが得意で社交的。
幼いころ、家族を火事で失い浅井家に引き取られた。家族の死の真相を不審に思っていた成実はその調査のため、医師として月影島に帰郷。正体を隠すため”せいじ”ではなく”なるみ”と名乗り女医として生活していた。その後、真相をしった成実は父の好きなピアノノソナタ『月光』を交えた復讐殺人を計画、実行した。
毛利小五郎(もうりこごろう)のもとに殺人予告の手紙を出したことから彼の犯行は思い悩んだ末のものであり、本当は復讐を止めてほしかったのではないかと推測される。
事件の真相や自分の正体をコナンによって暴かれると、逃亡。公民館に火をつけ、自殺を図った。コナンは急いで助けに行くが成実は拒絶。コナンを窓から投げ飛ばして公民館から脱出させると、燃え盛る炎の中でピアノを弾きながら亡くなった。

浅井成実の来歴・活躍

幼少期

東京都の孤島、月影島出身。世界的ピアニストである父、麻生圭二(あそうけいじ)と母、妹の四人家族。
しかし、村の公民館で演奏を終えた圭二は家族を連れて家に閉じこもり、妻と娘を刃物で斬殺。その後火を放つと、ピアノノソナタ『月光』を演奏しながら亡くなった。(実際は麻薬絡みのトラブルで黒岩辰次(くろいわたつじ)、川島英夫(かわしまひでお)、西本健(にしもとけん)、亀山勇(かめやまいさむ)の4人によって自宅に火をつけられた)
この時、成実は大病を患っており東京本土の病院で入院していたため生き残り、浅井家に引き取られた。

月影島に帰郷する

成実の正体を知り、おびえる亀山

大人になり、医師となった成実は家族の死を不審におもい、月影島に帰郷。
その際、自分の正体が麻生家の関係者だと疑われないように、女医・浅井成実(あさいなるみ)と名乗り、家族の死の真相を探っていた。
(医師免許には性別や名前の読み方の記載がなかったため、誰も男だと疑わなかった)
そんなある日、亀山村長に公民館に呼び出しを受けた成美は、自身が麻生の息子であることを明かした。すると亀山はおびえながら家族の死の真実や楽譜での暗号を成美に語ったあと心臓麻痺で死亡。成実は葬送曲として父の好きだった『月光』をひきながら、復讐の殺人計画を思いつく。この時、たまたま公民館の近くを通りかかった平田和明(ひらたかずあき)は亀山の遺体を発見。亡くなった亀山以外誰もにいないその部屋で、『月光』が流れていたことから麻生のピアノの呪いだと公言する。

小五郎に依頼する

送られてきた依頼文

ある日、小五郎のもとに1通の手紙が届く。その手紙には「次の満月の夜月影島で再び影が消え始める調査されたし 麻生圭二」と書かれていた。
その後、電話でも「満月の夜まであと2日。依頼料の50万はすでに振り込んだ。必ず来い。」と念を押している。
小五郎はあまり乗り気ではなかったが、依頼料もすでに振り込まれているため無視するわけにもいかず、月影島に向かった。

復讐劇 1人目

川島の検死を行う成実

依頼された通り月影島にやってきた小五郎、蘭(らん)、コナンの3人。
依頼主である麻生圭二を探すために村役所に行き、そこで麻生圭二が12年前に亡くなっていることを知る。たちの悪いいたずらとも考えたが依頼料は振り込まれている。とりあえず手がかりを探すことにし3人は麻生圭二の友人だった村長に話を聞くため、公民館に向かうことにした。その途中に女医・浅井成実に出会い、現在村長選が行われていることや、公民館で前村長・亀山の三回忌が行われることを知った。
公民館に到着すると、三回忌が始まろうとしていた。村長を待っている間、公民館内を散策していたコナンは1台の年季の入ったピアノを見つけ、触ろうと近づくが村長の秘書・平田によって止められる。話を聞くとこのピアノは”呪われたピアノ”で、麻生圭二が死ぬ前に引いていたピアノであり、亀山もこのピアノによりかかるように亡くなっていたという。
法事が終わるまでコナン達が待っていると、その途中に突然ピアノノソナタ『月光』の音色が公民館に響き渡る。急いでピアノのある部屋に向かうと次期村長候補・川島英夫が水死体となって発見された。その部屋には川島以外誰もおらず、『月光』が流れるカセットテープと楽譜が置いてあった。公民館裏にある海で溺死させてからピアノのあるこの部屋に運ばれていることから、犯人は腕力のある男性だと推測された。

復讐劇 2人目

徹夜後の3人

依頼文に「消え始める」と書かれていたことから連続殺人事件だと察したコナンは小五郎と蘭を引き連れて公民館にやってきた。夜食を届けに来た成実を加え、4人でピアノ部屋に泊まることになる。犯人がいつ現れてもいいように徹夜で過ごした(小五郎は寝ていた)。翌日、本土から目暮十三(めぐれじゅうぞう)警部がやってきて関係者の事情聴取が行われた。成実はコナン達と共に徹夜していたため、一番最後に行われることになった。だがその途中、スピーカーから『月光』が流れ始める。急いで放送室へ向かうと今度は現村長黒岩が遺体となって発見された。この時、検死官が川島の解剖のため本土に戻っていたため、この島の唯一の医者である成実が検死を担当した。検死結果と『月光』のカセットテープも5分30秒しか進んでいなかったことから死後数分だと推測され、遺体のそばには血で書かれた楽譜があった。コナンの推理により、川島の事件で見つかった楽譜には「わかっているなつぎはおまえのばんだ」と書かれていることが判明。今回の事件では「ごうかのおんねんここではらせり」と書かれていた。その後、麻生圭二の焼け残った自宅からも楽譜が発見されていたことが分かった。

復讐劇3人目

麻生圭二の自宅で見つかった楽譜が置かれている倉庫のカギを探している間に容疑者たちが帰宅したことを知ったコナンは急いで公民館に戻ってきた。しかし、倉庫の部屋に入るとそこには西本が首をつって亡くなっていた。西本の足元には遺書と書かれた楽譜が置いてあり、『月光』が流れていたであろうカセットテープも発見された。遺書には自分が川島と黒岩を殺害したことと、動機がかかれており西本は自殺だと思われた。だが、西本の足元には踏み台となる物が何もないことや、遺書をわざわざ楽譜の暗号で書いていたため自殺ではなく他殺。そして、川島と黒岩を殺害した犯人と同一人物であると判断された。

事件解決

成実の正体発覚

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キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

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キュラソーとは、青山剛昌による推理漫画『名探偵コナン』の劇場版第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場するゲストキャラクター。映画公開まで”謎の女”として名前が伏せられていた。黒の組織のNo.2”ラム”の右腕であり、高い身体能力と並外れた記憶能力を持つ情報収集のスペシャリスト。本名や国籍は不明で、銀髪のロングヘアーとオッドアイが特徴。任務中に記憶喪失になり少年探偵団と出会ったキュラソーは子供たちと接しているうちに心変わりする。最後には組織を裏切り少年探偵団のみんなを守るために命を落とす。

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宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナとは、『週刊少年サンデー』の漫画『名探偵コナン』、及びそれを原作としたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。主人公の工藤新一を幼児化させた薬「APTX 4869」の開発担当者で、灰原哀/宮野志穂の母親だ。世間からは、ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)と呼ばれている。 物語開始時点では故人だが、物語の鍵を握る重要人物として、さまざまな登場人物の回想に登場する。事故に巻き込まれて死亡したが、遺体が不明だったとされており、読者の間では、もしかしたら生きているのではと考察されている。

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