マッドマックス2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マッドマックス2』とは、監督のジョージ・ミラーと主演のメル・ギブソン、2人の出世作となった『マッドマックス』の続編。前作のヒットを受け、約10倍の費用をかけて製作されたバイオレンス・アクション映画。1981年公開のオーストラリア作品。貴重な資源となったガソリンを求め、愛車の「V8インターセプター」を駆り放浪する元警官のマックスは、凶暴な暴走族から石油精製所を守る人々と遭遇。彼らを脱出させるべく暴走族との死闘を開始する。

石油精製所のリーダー。
強い意志を持つ理想家であり、策略家でもある。
暴走族に屈しそうになるメンバーに、誇りを守ることの大切さを説き、徹底抗戦を主張する。
終盤の脱出作戦ではマックスの乗るトレーラーの護衛にあたるも、油断を見せた隙にヒューマンガスの投げた槍が命中、戦死してしまう。

ヒューマンガス(演:ケル・ニルソン)

精製所の石油をつけ狙う暴走族の首領。
鋼鉄のホッケーマスクで顔面を覆い、半裸で筋骨隆々。激昂して単独行動に出るウェズに手を焼くも、腕力で押さえつけ絶対服従させている。
演説に長け、強力なカリスマを発揮し、石油精製所の一部の面々からも「話の通じる相手」と認められてもいる。
マックス達の脱出作戦ではパッパガーロを討ち取ったが、Uターンしてきたマックスの運転するトレーラーと正面衝突して、トレーラーのフロントバンパーにしがみついていたウェズもろとも木っ端微塵に吹き飛んでしまう。

ウェズ・ジョーンズ(演:ヴァーノン・ウェルズ)

ヒューマンガス率いる暴走族の一員。
オートバイ後部座席に愛人の男を乗せ、黒い鳥の羽で装飾した衣装を纏い、頭髪を赤く染めたモヒカン刈りの暴徒。
ヒューマンガスですら手を焼くほど凶暴な性格で、ヒューマンガスの制止を振り切り単独行動に出た事により鎖で拘束され行動を制限される。
マックス達の脱出作戦の際に、ヒューマンガスから鎖を解かれて追撃に加わり、暴れまくるが、マックスが運転するトレーラーから落ちそうになってフロントバンパーにしがみ着き、最後はトレーラーとヒューマンガスの車との正面衝突の間に挟まれ激突死する。

女戦士(演:バージニア・ヘイ)

石油精製所を守る女性戦士。ボウガンの名手。
当初は無法者然としたマックスに辛く当たるが、約束を守ってトレーラーを持ってきた事から考えを改め、終盤ではマックスと共にトレーラーへ乗り込む。
終盤の脱出作戦では、ウェズが撃ち込んできた4連ボウガンで致命傷を受けて戦死、トレーラーのタンクの上からヒューマンガスの部下によって道路上に投げ落とされてしまう。

ジャイロの彼女(演:アーキー・J・ホワイトリー)

石油精製所のティーンエイジャーの娘で施設内介護班。
ジャイロ・キャプテンに見初められ、終盤の脱出前に懇意で秘密裏に二人だけで施設を抜け出ようと誘われたものの、直前に翻意して今まで暮らしてきた仲間と行動を共にする。

トーディー(演:マックス・フィップス)

ヒューマンガス率いる暴走族の一員。
フェラル・キッドが投げた鋼鉄製のブーメランを、素手でキャッチしようとして右手の指を4本失う。
マックスがインターセプターで石油精製所を離れた際、ウェズと共にこれを追跡、横転したインターセプターからガソリンを奪おうとするも、インターセプターに搭載されていた自爆装置によって爆死する。

『マッドマックス2』に登場する主な車輛

フォード・ファルコンXB・GTクーペ 1973(V8インターセプター)

マックスの愛車。
前作でM.F.P.班により整備、改造を施された対暴走車両特殊改造車。600馬力で燃料窃盗者爆殺装置が付いている。
フォード・ファルコンをベースにした黒色の車体でオーバー・ヘッドツイン・カムV8エンジン搭載FRカスタム車。
本作では、ウェズ追撃を受け、フロントガラスを粉砕されて横転、車体下に設置されていた発火装置が作動し爆発、炎上してしまう。

マックR-600 クールパワー(タンカートレーラー)

序盤にハイウェイ上で停止していた輸送トラック。
マックスが精製所から脱出しようとしているパッパガーロ達の為に精製所まで運転して持って来た。
終盤では脱出劇のメインとなり、メカニックの手で整備と補強が施され、オイルタンクを連結し、マックスの巧みな運転技術により暴走族を撃破した。

ザ・ローン・ウルフ

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