よつばと！（Yotsuba&!）のネタバレ解説・考察まとめ

やんだ （安田）

とーちゃんとジャンボの学生時代の後輩。金髪で軽い性格だが根は優しく、年配の人ともすぐに打ち解ける。初対面でよつばをからかい続けた結果、嫌われてしまい、「やんだ あとで なかす」とまで言われているが、なんだかんだで仲が良い。会社の外回りのたびに昼食を食べに小岩井家へ遊びに来て、よつばとじゃれあっているよつば最大のライバル。

みうら （早坂 みうら）

高層マンションに住むえなの友だち。ボーイッシュで活発、男の子のような話し方をするが虫や血は苦手な可愛らしい女の子。男呼ばわりされることは苦手。ジャンボとは互いをからかいあう仲良しで、よつばと共によく遊んでいる。ジャンボのあさぎに対する恋心に気付き、邪魔をしたり利用したり、時には助け舟を出したりしている。

とら （虎子）

あさぎの親友でスキニージーンズの似合うクールな女性。あさぎとは一緒に旅行に行くほどの仲で、よつばのことを苦手と言いつつも、ほどほどに気にかけている。愛煙家で痩せ型。カメラが好きで、よつばのこともよく撮影している。

ダンボー

えなとみうらが夏休みの自由研究で作ったダンボール製の着ぐるみロボット。人が入って動かすことができ、目の部分は電球になっている。みうら曰く、原動力はお金とのこと。よつばはその存在を信じ切っており、えなはその夢を壊さないよう必死。
本作で最もグッズ化されているキャラクターで、フィギュアはもちろんモバイルバッテリーやトートバッグなどその活躍ぶりは多岐に渡っている。派生作品の『にゃんぼー』はNHKにてミニアニメ化された。

『よつばと！』の名言・名セリフ

今日は暑いなぁー…

ちょっとした勘違いから行くつもりだった海に行けないことがわかったよつば。ふーかとえなを誘って準備万端、とーちゃんに声をかけるも今日は行かないの一点張りについによつばは泣き出してしまう。
夏のまとわりつくような気温、情景、そして蝉の声――夏の終わり際の儚さや寂しさといった様々な思いがこの場面に全て凝縮されている。気まぐれにとーちゃんは「海行くかー」と呟いたのだった。

と―ちゃんと約束したよな？

ふーかに牛乳を飲んでほしいという思いから、自転車でふーかの学校に牛乳を届けに行ったよつば。しかし一人で自転車ででかけるのは禁止というとーちゃんとの約束を破ってしまったよつばはとーちゃんに怒られてしまう。いつもはよつばとふざけあうとーちゃんも、大切なことはしっかりと教えて成長を信じる。とーちゃんの思いやりを感じる一場面。

いちからか？いちからせつめいしないとだめか？

よつば、とーちゃん、ジャンボ、やんだの4人で牧場におでかけするよつば。やんだに「よつばは何しに牧場行くんだ？」と聞かれたよつばは、「ぼくじょうにはうしがいる」とだけ答え満足気に会話を終える。やんだが「え！？おしまい！？」と驚くと、よつばは「いちからか？いちからせつめいしないとだめか？」とやんだを小馬鹿にする。前日寝つけなくなるほど牧場を楽しみにしていたよつばの溢れんばかりの牧場への思いと、牧場の魅力を分かっていないやんだを小馬鹿にしたよつばの態度・足りない言葉のギャップは多くの読者を笑いに巻き込み、ネットでも時折この台詞がパロディとして使われるようになった。

名作回

第7話『よつばと おおあめ』