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minimanimoのレビュー・評価・感想

ミギとダリ
9

ひとりが始める双子の復讐劇

舞台はとある孤児院から始まります。
養子を探している、「オリゴン村」に住む老夫婦が孤児院を訪れたことにより、物語が進んでいきます。

主人公であるミギとダリは、どうしてもオリゴン村に行かなくてはならない理由がありました。
しかし老夫婦は1人しか養子に迎え入れない様子。そこでミギとダリは協力し、1人の人間として老夫婦の家の養子になる事に成功します。

この作品の素晴らしいところは、やはり双子の入れ替わりギミックでしょうか。
「え!?そんな風に入れ替わるの!?」とか、「いやいやそうはならんやろ!」みたいな展開が盛りだくさんで、最初からもう大爆笑させてもらえます!

絵がほかの作品に比べ少し独特なので、そこで観るか考える人もいるかもしれませんが、その絵もどんどん癖になってきます。
BGMも逸品で、とにかくあらゆる方面から笑わせに来ます。
そうかと思いきや話が進むにつれて雲行きが怪しくなっていき…。

この作品は実はサスペンスで、ミギとダリの母を殺した犯人がこの村にいるのです。
暖かい村に隠された秘密を暴き、母を殺した犯人に復讐をする。
最後までシリアスにさせないギャグサスペンス!サスペンスの苦手な人でもとても入りやすく、笑える作品です。

ピクセル
7

ゲーム好きには

ゲーム好きにはたまらない作品です。彼らが、軍の人々にゲームを教えるところがすごくいいなと思いました。今までこんなこと役に立たないことだったけど今は違うんだってことを力説していて、自分でもこのゲームを極めても意味ないとわかっていたけど、極めずにはいられなかったというのがよく表れているセリフだと思います。
出てくるゲームはレトロなもので、私にはちょっと古かったのですが、有名どころだから知っているものでした。私よりちょっと上の人らはゲーセンでやったことのあるゲームばかりでしょう。パックマンとか、見た目もかわいいし好きなキャラなので、出てきてくれてうれしかったです。
ヒーローたちは一口にゲームオタクと言っても、それぞれ雰囲気が違ってて個性的でよかったです。昔の仲間の一人が大統領になっているというのがすごいなと思いました。なんだか、あまり支持されてない大統領で、どうして当選したかは謎でした。一人は、ゲームキャラを俺の嫁と言っている男で、ちょっとおかしな男でしたが、彼が一番幸せになっている感じでした。いいのか、それでって感じだけど、いろんな生き方、いろんな愛がありますから、それでいいと思います。
犯罪者の男は吹替版の声が神谷明さんで、ケンシロウのパロディセリフとかもあってよかったです。主演のアダムサンドラーの声は柳沢慎吾さんがしていて、ちょっとという感じです。あまり、芸能人を起用しないで欲しいです。でもまあ、そのうち気にならなくなりました。ハッピーエンドで楽しい映画でした。

シャッター アイランド / Shutter Island
7

怖い

精神病院の島で起きた患者失踪事件を解決するためにきた2人の刑事の話です。というか、そういう体で話が進むサスペンスもので、おどろおどろしい作りになっています。この精神科が、結構ひどい過去を持つ人を治療しているので、その過去話も怖いし、公にされていない患者がいるのではとされていて、島に誰かがいるのかという感じで、スクリームとかそういうホラー映画的な要素もあります。もちろん、サスペンス色も強くて、患者はだれだとか、どんな過去がとか考えさせられるので、推理が好きな人にもオススメです。オチは、刑事は刑事ではなく、患者で、自分を刑事だと思い込んでいるというものでした。そんなことあるのかなと思いますが、彼が体験した過去は辛いものだし、現実逃避をしてしまう気持ちもわかります。医者、看護師も彼を治そうと彼の妄想に付き合い、なんとか彼に気付かせるのですが、少し経つとまた元に戻ってしまうのだそうです。今回はうまくいったと思ったが…みたいな感じで終わりました。怖いです。私もいつ何時、精神的に疲れるかわかりません。昔の精神治療は誤った面もあるし、自分がもしこんな目にあったらと思うと嫌だなと思います。今は、いろいろ変わってきて、閉じ込めたり、頭に穴を開けたりとかはしないみたいなので、その点はよかったです。話はそれましたが、サスペンスもの、ホラーものとしておもしろい作品でした。

ゴーストトリック
9

死を巡って繰り広げられるストーリー

『ゴーストトリック』は、「トリツク」、「アヤツル」という死者のチカラを使って、死の運命を変えることでストーリーが進んでいきます。
主人公はシセルという男性です。死んでしまった彼は死者のチカラを使って、コロシヤに殺されてしまった女性の死の運命を変えることになります。シセルは自分が誰なのか、そして何故殺されてしまったのかを知りません。死者のタマシイが現世に留まれるのは夜明けまで、タイムリミットは1日です。自分の死の原因、そして自分は何者なのかを知るために彼は1日限りの旅に出ます。さまざまな死に直面しながら、彼は死者のチカラを使って死の運命を逆転させていきます。

このゲームでは死体にトリツクことと過去にモドルことで、その死から4分前までタイムスリップすることが出来ます。
この行動には制限はなく、この行動によって死を逆転させることで未来を更新することがで出来ます。
謎が多いシセルの正体、そして真相に近づくにつれて一つの大きな事件が見えていきます。
基本的には物にトリツクをして、アヤツルで対象に影響を与えるの繰り返しで難しい操作ではありません。難易度も徐々に上がっていき、上手くできれば達成感があります。ストーリーが進むごとに魅力的なキャラクターが登場します。
ゲームが終わって、しばらくの間は達成感と満足感に浸れるくらいには出来が良い作品です。とても面白いゲームなのでおすすめです。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / ザ・ランペイジ・フロム・エグザイル・トライブ
10

3ボーカル13パフォーマー!?EXILEグループの異端児・RAMPAGEとは!?

稲妻のように現れ、音楽シーンをその名のごとく暴れ回っているダンス&ボーカルグループ。
それが「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」である。

ツインボーカルを基礎とするEXILEグループでありながら、異例のスリーボーカル+結成当初からのパフォーマー13人という多人数。
彼らの魅力とは一体何なのか?

【圧倒されるパフォーマンス】
16人という数の多さから、「メンバーの顔と名前を覚えられない」という人もいるのではないだろうか。
しかし、彼らのパフォーマンスを楽しむのなら、メンバーを覚えられるかどうかは重要ではない。
まずはそのパフォーマンスを見て、肌で感じる事が大切だ。
一見マイナスポイントかのように見える「多人数」。
しかしそれこそがRAMPAGE最大の魅力なのである。

・ツアーでは16人だけがステージでパフォーマンス!
アリーナ規模のアーティストともなれば、バックダンサーは必要不可欠。
しかしRAMPAGEは16人という人数を活かし、最初から最後までRAMPAGEオンリーのステージを見せてくれる。
ステージ転換中の「バックダンサーを見てもなぁ…」なんて時間は、一切ない!

・パフォーマー5人がMC(ラッパー)として活躍!
「MA55IVE(マッシブ) THE RAMPAGE」というRAMPAGE内派生グループが2020年より登場。
多人数という利点を活かし「パフォーマー」「ボーカル」というグループの役割に、新たな肩書を追加している。

【一貫性と多様性を兼ねそなえた楽曲】
彼らが主軸としているのは「HIP-HOP」。
黒人音楽にルーツがあり、主にR&Bやラップなどの、ハートフルな歌声&強いビート感のある音楽を指す。
デビュー以前、結成当初から掲げられているそのテーマは、一貫して曲やパフォーマンスに統一性を持たせている。
一方で、バラードやさわやかな楽曲にもチャレンジしている。しかしそれらの曲にもラップが挿入されていたり曲のテイストをレゲエやニュージャックウィングに振られたりしていて、視聴者は様々な音を楽しむことができる。

以上がRAMPAGEの魅力である。

RAMPAGEは全員が幼少期にEXILEを見ており、バックダンサー・キッズダンサー経験のあるグループ。
だが先輩グループとは違い、EXILEメンバーは在籍していない。
しかし、だからこそ16人全員が平等に意識してきた「EXILE魂」を感じることができのだろう。

EXILEの遺伝子を色濃く受け継いだ、EXILEの生まれ変わりとも称される16人。
これからも、RAMPAGEがどんな風に音楽シーンを暴れまわってくれるのか、楽しみだ。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

SLAM DUNK

赤い髪で元ヤンの桜木花道が、高校生になって晴子に一目惚れしてバスケットボールと出会います。バスケットボールと晴子への想いと、一途で一生懸命な花道の青春漫画です。
花道の中学時代からの仲間が良い奴ばっかりなのが、ほんわかします。いつも花道を見守っています。花道がどんなにバスケの練習を頑張っても、流川という絶対に越えられない壁があって、流川が大嫌いだけど実力の差があることに段々気が付いていきます。
読んでいて青春だなぁと思います。晴子がゴリの妹だと知って、心底驚いている花道が面白かったです。花道の成長していく姿が本当に楽しい漫画です。大好きな作品です。
ほとんどのマンガに言えることなんですが、序盤は絵柄も内容も安定していないことが少なくないのですよね。それは例えこの名作「スラムダンク」でも同じことです。 序盤からしっかりとバスケットボールは出てきていますが、桜木は下心満載でバスケ部に入部しています。不良マンガによくあるような暴力シーンも少なくなく、スポーツマンガとしては荒れた序盤となっています。
これは当時、バスケットマンガというものにほとんど前例がなく人気が出ないことを危惧した編集側がいつでも他の路線に切り替えられるようにとった措置だという噂があります。 後々の話を知ってる身からすると、バスケを始めたばかりでバスケに身が入らない桜木、と見ることが出来ますが実はバスケマンガとして安定していなかったということだったのです。 そう考えると、下手な路線変更や打ち切りがされずにきちんと話が進んでいったことが本当にありがたいことだと思うのです。

椎名林檎 / Sheena Ringo
10

"女と人生"椎名林檎。

私は幼少期から椎名林檎を聴いて育ってきました。小学校に入りたてくらいの時に爆発的にヒットし、家族が好きだったからです。私が本格的に椎名林檎にふれはじめたのは、中学生の時。東京事変が好きな友達に、私が持っていた「大人」のCDを貸したことがきっかけで自分自身も聴き直すようになったのです。
東京事変としての活動も大好きですが、私は断然椎名林檎としての曲が好きです。大好きな曲がありすぎて、これ!と決めるのが大変難しいですが、おすすめは「ギブス」「旬」「宗教」「ここでキスして」です。特にギブスは、まさに"女"を歌う曲。『明日のことはわからない、昨日のことは忘れちゃおう、そしてぎゅっとしていてね』という歌詞が少し切ないメロディーとマッチして、胸がぎゅっとなります。恋をしていたときの自分が言いたいこと、思っていることをいつでも彼女は歌ってくれます。
彼女も大人になって、曲も歳をとっていく女性の曲になってきていて、特に「人生は夢だらけ」や、トータス松本と歌った「目抜き通り」では昔の椎名とはまた別の大人な女性を描いています。このふたつの曲には、人生を謳歌していこうという印象を感じています。
"女と人生"を歌う椎名林檎。これからも活躍が楽しみです。

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
10

有名になる前

彼にはまってしまったきっかけは、ボーカロイドという機械の音楽作曲アプリのようなもので初音ミクというソフトがあったのですが、そういったソフトを使ってニコニコ動画に作った楽曲を提供すると言う、ボカロP総称される音楽家がたくさんいた中で当時米津さんはハチPという名前で活動していました。その時に作っていた楽曲から大好きで、米津憲史さんが歌い出すことを知ったときは立ち上がって喜びました。歌もうまくてダンスも上手な米津さんはまさに才色兼備。すべて得意なのじゃないかと思うほど、スタイルも良く歌も上手く作曲も素晴らしくダンスもできて…もう褒めるところしかないので素晴らしい人だなと思います。米津さんの楽曲はすべて不思議なメロディーで成り立っており、この音どこから出してるの?と言うような音を使っているのが興味深く面白くて私は大好きです。また思想に関しても尊敬する面が多く、社会に対してであったり自分に対してであったりの考え方もSNSなどで発信することが見られます。とても参考になるので素晴らしい人だとやはり思います。

この世界の片隅に / In This Corner of the World
10

ほのぼのしていますが感動します。

大ヒットした『この世界の片隅に』ですが、私は映画、書籍、ドラマを見てハマりまくりました。映画や書籍の魅力はやっぱり、あの絵にあると思います。ほのぼのとしていて、ゆっくりと時間が流れる感じの絵は、戦争の怖さや悲惨さを、一時でも忘れさせてくれるように思いました。もちろん、目を覆いたくなるような悲惨な、描写もありそこで充分すぎるほどに、戦争の怖さや悲惨さは伝わります。
ずっと戦争の怖さや悲惨さを描いているような作品であれば、ここまでの大ヒットにはならなかったと思います。静と動のバランスが、とても良い作品だと思います。それぞれが家族を守るために、懸命に工夫や努力を重ねて、生きていく姿には本当に感動させられます。すずさんと周平さんには、子供はいなかったのですが、それでも責められたりする描写はなく、優しい家族元に嫁ぐことができて、良かったなと思いました。戦争で大切な人や物をたくさん、失ったすずさんですが、最後にはご縁があり子供を授かることも出来ました。その後の生活を描いた描写はありませんが、きっと幸せに暮らしていたことだろうと思います。
私の時代の戦争のことを勉強する教材は『はだしのゲン』で凄く怖い思いをしたので、学校の教材として活用してほしいくらいです。本当に感動できる素敵な作品だと思いました。

復讐の未亡人
8

絵の表情に惹かれて

真面目な仕事人間の夫が、職場の上司や部下たちの身勝手な行動により自殺してしまいます。その復讐のために、夫の弟にも協力してもらいながら、一人一人に恐怖を味合わせていく。相手が徐々に追い込まれてどうしようもないところまで引きずり降ろされます。結局夫を一番自然にフォローしていた人と結ばれるのです。仮装に近い形で魅力的に変わる未亡人の主人公は、復讐を果たして本当に幸せなのかどうかはわからないです。現実にはあり得ないけれど、日本ならではの復讐と言うやり方かもしれないです。世の中の人が簡単に変わらないというか意見をはっきり言えないところに本質的な問題があると思います。つまり、できないということを周りにはっきり言える様になり、それを気にしないような社会になればこういう復讐と言う形にしなくても解決策はあるのではないかと思います。どうすれば、こういう最悪なやり方でない生き方ができるのか、それをそろそろ日本人である我々が本気で考え実行しなければいけない時代になっている気がします。それは、政治家の仕事ではなく、我々国民の考えることなのだということまでこの作品は提示しているのではないかと考えます。

アニメンタリー 決断
10

頭を使え!男なら!

随分前のアニメなのでしょうが、「決断」というアニメシリーズがあります。この「決断」シリーズは、真珠湾攻撃~終戦までを1話区切りでアニメとして放送されていたものらしいです。現在はYouTubeで見ることができます。
僕が今回紹介したいのは、「真珠湾攻撃」のお話です。南雲忠一中将率いる、空母「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」の6隻の正規空母を中心とする30隻以上の大機動部隊は、ハワイに迫りつつあった、12月8日「ニイタカヤマノボレ」の暗号電文ととも、攻撃隊が発艦した。最初の発艦は、「零式艦上戦闘機」20ミリ機銃を装備、軽快な運動性能を誇りドッグファイトで性能を発揮する。次は「九九式艦上爆撃機」爆撃機の割に運動性能も良く、命中率は80%以上。パイロットは絶対の信頼を置いていた。最後に「九七式艦上攻撃機」魚雷を抱いて敵の懐深く飛び込み攻撃する。765名が太平洋のど真ん中に巨大な編隊を組んで今、「歴史」に突入しようとしている…この巨大な大編隊はハワイ上空に姿を現し、敵戦艦群、敵基地(飛行場や貯蔵庫・弾薬庫)に、攻撃を加えていきます。零戦隊は迎撃に上がってきた敵戦闘機との空中戦にて性能を発揮しています。そんなこんなで、攻撃隊は大戦果を挙げます。空母に帰還してくる機体の中には着水する機もあります。そこで空母「赤城」艦橋では、第三次攻撃をするかしないかで激論に発展するものの、艦隊は北に舵を取り、日本本土に向かって帰投を開始しました。このアニメを見ていて思った事が、果たしてこの決断は正しかったのでしょうか?と素朴な疑問を頂きました。ある者は慎重と言い、ある者は臆病と言う、僕もどちらかと言うと後者の意見になりますね。何で第三次攻撃隊を出さなかったのか…悔やまれます。