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koh2249のレビュー・評価・感想

嵐 / ARASHI
10

明けない夜はない

ジャニーズのアイドル、嵐の楽曲について紹介します。
嵐は、最高のハイトーンボイス、リーダーの大野智さん、ジャニーズ初zeroのニュースキャスターも務める知性派櫻井翔さん、天然だけど嵐を思う気持ちは誰よりも強い相葉雅紀さん、映画やドラマに大活躍の二宮和也さん、嵐のライブ演出を務めていたストイックな松本潤さんの5人グループです。
庶民的で親しみやすく、ヒット曲も多数あり、老若男女問わず大人気アイドルグループです。
2020年の12月から人気絶頂の中、無期限の活動休止を迎えました。
今回は、嵐が伝えてきた楽曲をひもといていこうと思います。
まず、挑戦的な楽曲となった「a Day in Our Life」。
2002年の曲で、それまで所属していたポニーキャニオンを離脱し、自社レーベルであるJStormに移籍後初のシングルです。
TBS系の岡田准一さんが主演の「木更津キャッツアイ」の主題歌です。
全編ラップ詞で作られ、歌詞の掛け合いが聴きどころです。
500円という低価格で販売され、コンビニなどで購入することができたそうです。
この曲が嵐の転換点といっても過言ではないくらいに、嵐の楽曲にはラップが欠かせなくなりました。
通称サクラップ、櫻井翔さんがラップ詞を自作し、嵐の楽曲に新たな彩りを加えました。
最後に、名曲中の名曲、「Love so sweet」。
通称ラブソーは、松本潤さん主演の「花より男子2(リターンズ)」の主題歌です。
最高視聴率は27.6%を記録し、大ヒットドラマとなりました。
イントロから恋が始まるような気がするこの曲ですが、実は別れをうたった曲であることを知っていますか?
歌詞にあるように「思い出ずっと ずっと忘れない空 ふたりが離れていっても こんな好きな人に 出逢う季節二度とない」とあります。
活動休止を発表する前の歌番組でこの曲をよく歌っていました。
ある番組で櫻井翔さんは、歌詞の中にある「明けない夜はないよという歌詞は、二重否定であるから絶対夜は明けるという意味だ」といっていました。だから、活動再開すると。
そしてこの曲は、活動休止前最後のライブのラストの曲でした。
メンバーが泣きながら歌っている映像を元旦のニュース番組で見た人がいるのではないでしょうか?
歌番組に出る度に歌われてきたラブソー。「ラブソー」は、ファンと嵐をつなぐ大事な曲になっています。

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
5

本で何度も泣いたから、映画のあっさりした世界に少々拍子抜け

本を読んだ後だったので、映画があっさりしすぎてる感じだった。
本は基本的に内容が濃く、細かい描写があるものなので映画編が割愛されてるのは仕方ないけれど、
「泣きどころ」と「笑えるところ」がなかったのが惜しい。
おかんが、亡くなるシーンをはずしてお葬式がはじまっていたのには唖然とした。
本ではおかんが亡くなった後、息子が髪を撫でて口にキスをしている。
本の世界なので想像しただけで泣けてくる。
宴会でおかんがお面をつけて登場するシーンはここ一番!という笑えるシーンなのに、
樹木希林は静かに照れながら出てきてしまい、もう少し思いっきりがほしいところ。
とは言えベテラン俳優樹木希林が考え抜いたイメージでそのように演じたのかもしれないが、本のおかんとのキャラクターにかなりギャップがあった。
樹木希林のおかんは、静かに佇んでいて、どっしりと構えた印象だが、本の中のおかんは本当に無邪気で明るくチャキチャキして三枚目なキャラクター。
ほかの女優で言えば宮崎美子に近い。
高畑淳子でも上手く演じてくれそう。
色々書いてみたけれど、本を読んでいなければ何の先入観もなかったと思う。
単調で抑揚がないけれど、温かくじんわりした仕上がりになっているので全く別のものとして捉えて見ると感動する映画なのかもしれない。

ラブライブ!サンシャイン!! / Love Live! Sunshine!!
9

酸いも甘いも兼ね備わったアイドルたちの青春活動に心動かされる。

舞台は静岡県沼津市。
実際に存在している店や街並みがリアルに再現されるこちらのアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」は、
女子高生9人組が学生でアイドルをする「スクールアイドル」として活動をしていく青春物語だ。
そもそもこちらの「ラブライブ!サンシャイン!!」は、前作の「ラブライブ!」に続く2作目となる。
とはいえ、登場人物は全く新しいキャラクターになるため、いきなりサンシャインから見始めても問題はない。
では早速、物語のあらすじに沿ってレビューしていく。
物語はの始まりは、前作の「ラブライブ!」で登場した女子高生アイドルグループ「μ's(ミューズ)」に憧れを抱く、
沼津市の高校2年生「高海千歌(たかみちか)」が部を立ち上げて、スクールアイドルの仲間を募るところから始まる。
まず、この主人公である千歌ちゃんが元気いっぱいなキャラクターとなっており、いわゆる王道主人公キャラ。
始めこそ、無鉄砲そうに見えるが、後に仲間たちを立派にひっぱっていく彼女の成長が、見る者の心を大きく動かしてくれる。
そしてスクールアイドル部は、幼馴染で同じ2年生の「渡辺曜(わたなべよう)」
転校生でピアノが得意な同じく2年の「桜内梨子(さくらうちりこ)」の3人で結成され、「Aqours(アクア)」という名前でスタートする。
3人で始まったライブは不安や失敗があったものの、仲間の応援でなんとか成功させることができる。
ライブのお陰で認知が高まり、ここからどんどん仲間が増えていく。
1年生の「黒澤ルビィ(くろさわるびぃ)」「国木田花丸(くにきだはなまる)」「津島善子(つしまよしこ)」
仲間が増えていく過程の中にも見応えあるストーリーがあり、部に加入するための葛藤や不安が描かれる。

ここがレビューポイント①千歌ちゃんの存在がとにかくアツイ!
不安や葛藤する「気持ち」はきっと誰もが共感できるものであって、「やりたいこと」に勇気をもってチャレンジする大切さをこのアニメは教えてくれる。
特に、主人公の千歌ちゃんがいつも前向きに明るく、みんなを導いてくれるのだ。
彼女の存在はこのアニメのひとつの見どころだと言っても過言ではない。
その後、3年生の「黒澤ダイヤ(くろさわだいや)」「松浦果南(まつうらかなん)」「小原鞠莉(おはらまり)」の3人も加わり、
「Aqours」は9人となってスクールアイドルの大会「ラブライブ」の優勝を目指して活動していく。
物語は、このように進んでいくのだが、9人ひとりひとりに焦点を当てたストーリーがあり、こちらもレビューポイントになっている。

レビューポイント②1人1人の物語も感動する。
例えば梨子ちゃんは、ピアノコンクールとライブの日が重なってしまい、自分の心に蓋をするようにライブ参加を決意するが、
千歌ちゃんから背中を押され、本当はやりたかったピアノコンクールに出場する話がある。
ライブもやりたい、でも、ピアノを諦めたくもない!そんな彼女の想いを千歌ちゃんがちゃんと気づている。
この時の話で披露されるライブ曲「想いよひとつになれ」は実際の声優さんたちが行うライブで細かく再現されている。
ラブライブシリーズは、それぞれの役の声優さんたちがそのままキャラクターを演じてライブを行うのが魅力の一つであるのだが、アニメを見ていることでよりその再現性の高さを知ることができる。

レビューポイント③アニメを見ることでライブの面白さがぐんと上がる。
アニメではほぼ毎話で曲が披露されていて、数多くの素敵な楽曲があるのも面白いところ。
曲数が非常に多いので、必ず好みの楽曲に出会えることだろう。
そして、アニメのキャラが歌って踊っていたところを実際のライブで目の当たりにすると、これ以上の感動はないだろう。

では最後に物語の話に戻ろう。
実は、彼女たちの通う高校は廃校の危機にあり、そもそもは学校存続のためにアイドル活動をしていたのだが、
ハッピーエンドを想定していたはずの「ラブライブ!サンシャイン!!」は、まさかの学校廃校という形で幕を閉じる。
努力が報われないという悲しい結末を迎えてしまい、ハッピーエンド好きからするとマイナス1評価になるかもしれないという点を踏まえ、今回のレビューは9とした。
だが、必ずしもハッピーエンドで終われば良い作品であるとは言えないだろう。
少なくとも、廃校することによって、感動的なエンディングがあり、仲間たちの絆はより強くなったように感じる。
なぜなら、青春には必ず酸いも甘いもあるからだ。
辛い経験こそ、青春時代をより濃く素敵に演出してくれるのだ。
そんな「ラブライブ!サンシャイン!!」を今回はレビューした。
個性豊かなキャラクターも多いので、きっと推しも見つかるはずだ。

メイドインアビス / Made in Abyss
8

生と死、欲望と闇が渦巻くダークファンタジー

本作のキャラクターデザインは3~4頭身と可愛らしく、主人公は12歳の幼い少女。キッズ向けアニメ作品と誤解されるかもしれませんが、キャラクタービジュアルからの予想を大きく裏切る、生と死、欲望と闇が渦巻くハードなストーリー展開。作りこまれた骨太な設定と描写のダークファンタジーに引き込まれること間違いなしです。
描写が過酷であればあるほど、その挑戦はより尊く、冒険で未知の世界を探求する楽しさを教えてくれます。残虐な描写というリスクのある挑戦をしっかりと描き切ったからこそ、子供たちの互いを思いやりながら進む姿がより際立ち、胸をうつ作品となっています。
舞台は、地球によく似た惑星。およそ1900年前、南海の孤島に直径約1,000メートルの巨大な縦穴「アビス」が発見される。地上には存在しない遺物や生物が見つかり、その謎に魅せられた「探窟家」が続々と唯一の秘境であるアビス探索に挑むようになります。
アビスの淵周辺に栄えるオースの町に住む少女リコは、探窟家を目指し修業中の身。夢は、かつてアビス深部に消えた母親ライザの消息を追うこと。そんなある日、リコは第一層探窟中に機械の体を持つ少年レグと出会うのですが、彼は自分が何者でどこから来たのか、記憶を完全に失っていました。リコは母親を探すため、レグは自分が何者かを知るため、生きて戻れぬ深いアビスへと潜り込んでいくことを決意します。
私の推しキャラは、「んなぁ~」が口癖のナナチです。アビスの第四層で出会う、全身がモフモフでウサギの耳のようなものがついた姿のキャラクターです。可愛い容姿は人体実験の結果なのですが、この話は何回見ても涙があふれて止まりません。
綺麗な映像はさることながら、映像に引き込まれる表現方法が面白いと思います。例えば、荒々しいタッチのシーンがあるかと思えば、動きのない1枚絵のイラストを入れることにより、ある種の願いとして強く訴えかけるなどの演出面での工夫が感じられます。

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
7

ワールドトリガーの内容、みどころ

この物語はネイバーと呼ばれる地球外生命体からボーダーと呼ばれるネイバーから地球を守る組織との攻防を描いたアクションアニメです。
このアニメの見どころは何といってもかっこいい戦闘シーン!!
戦闘シーンがとても多く作画の印象としてはスタイリッシュでスピーディーな戦闘といった印象。
また戦術も視聴者にわかりやすい。
アニメの所々でキャラクターが戦術やどのような技を使ったのか解説してくれるのでおいていかれる心配もないです。
ボーダーの隊員は基本的に部隊行動なので集団戦闘がメインです。
一対一の戦闘シーンありますが、3対3などの戦闘作画が多いです。
ボーダーの部隊はランク付けがあり、C級、B級、A級、S級と分れています。
このランク付けの設定も見どころの一つで主人公の部隊がC級からB級、A級と成長していく過程がとても面白いです!!
このアニメに問題点があるとしたらキャラクターのシルエットです。
このアニメには身長が低いキャラが多く、もちろんかっこいいキャラもいますがキャラのルックスを重要視する方にはあまりおすすめできません。
単にかっこいい戦闘が見たい方や主人公成長系アニメが好きな方にお勧めです。
この記事を読んで少しでも興味を持った方は是非一度見てください。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

兄弟愛に感動します

もともと、声優さんのクサい演技が苦手でアニメは観ずに生きてきたのですが、動画配信サービスで常に1位を陣取っていたので気になり観始めました。
主人公が鬼に家族を殺され、さらに妹が鬼になってしまうという衝撃的なオープニングから始まり、テンポ良く物語が展開されていき、1話ずつあっという間に観終わってしまいます。アニメーションの技術も素晴らしくて、特に闘いのシーンはすごく迫力のあるものに仕上がっていて、クオリティの高さに驚かされました。次々と登場する鬼に立ち向かい、鬼との闘いを通して主人公が成長していく物語かと思えば、実際には家族との絆や兄弟愛が中心に描かれており、登場人物ごとにそれぞれ細かく描かれたバックストーリーが心に刺さります。さらに、主人公たちに殺されていく鬼たちにも、鬼になる前人間だった頃の生い立ちや兄弟愛があり、鬼に感情移入してしまう場面もありました。人間や鬼など関係なく人物描写が細かいので、登場する鬼のファンになる人も少なくありません。それほど出てくるキャラが魅力的だと思います。近々映画も公開されるということで楽しみにしています。最後までどんな展開になるのか予測不能なので、本当におすすめの作品です。

私は整形美人
7

外見至上主義

韓国のマンガで、日本よりもさらに外見至上主義である社会に生きる女子の成長を描いた物語。LINEマンガで読んだ。
韓国のドラマやマンガが“外見がその人の人生を決める”という前提で描かれていることに驚く。だが、それは日本でも世界でも変わりはないとも言える。特に、エンタメでは“イケメンと美女が主役である虚構の世界だ”という前提を、読者は楽しんでいる。現実にもかなり反映されていると思う。
このマンガでは、外見が理由で壮絶ないじめにあったことで大掛かりな整形をした女子が、自信や自己肯定感を持てないまま恋をする。そのうえで出来たイケメン彼氏が、彼女の容貌だけでなく性格にも魅力を感じてくれていることを知り、成長していく…というのが、他のマンガと違うところ。
彼女に接近してくる女友達は生来の美人。整形した主人公を憎み、対決することになる。彼女も実は自分の容貌にとらわれており「美女なら誰よりも愛されるはず」と思い込む女子。
整形というテーマによって「自分の容貌だけでなく、自分そのものを愛せなければ幸せになれない」ということに、二人の対決を通して気づかされる。
外見ではなかったとしても誰もが自分にコンプレックスを持っているし、自信がなかったりもする。
「それを受け入れなければ、幸せになれないよね」という意味では、広くオススメ。
外見で人を色眼鏡で見てしまう人も、自分を振り返るマンガになるかもしれない。
ドラマ版は主人公がダンスが得意とのことで、それが見どころ。さらに、韓国らしく、親の心情がかなり描きこまれているので、抵抗が無い人にはそこそこオススメ。

もののがたり
8

迫力あるアクションと、徐々に紐解かれる謎あり

この作品は、付喪神とそれを管理する者たち「塞眼」、そして付喪神たちに神として扱われる少女の物語です。
この作品の世界では、付喪神は塞眼の管理の元、現代社会の中でひっそりと暮らしています。主人公は、塞眼として才能豊かであった兄と姉を、付喪神に殺され、付喪神全体への不信感を抱いた塞眼として登場します。
そんな主人公が、塞眼の長である祖父から任されたのは、付喪神に守られて育った少女の護衛役。その少女の中には、実は付喪神たちが神と崇める存在が…。その存在を表に顕現させたり、少女の正体を悪い付喪神たちに知られてしまえば、世界のバランスが崩れるほどの大きな変化が起きてしまう可能性があるとされます。
彼女を守る付喪神たちと、衝突しながらも徐々に打ち解けていく主人公。少女との絆を深めつつ、守りきると誓う主人公の前に現れたのは、かつて敬愛する兄と姉を殺した付喪神たち。
彼らも少女を狙って行動を開始したのでした。守るべき存在と、愛する者の仇を目の前にして、主人公は戒めとして封じてきた本来の力を解放していきます。
ストーリーの掘り下げは、そこまで深くありませんが明かされていない謎が徐々に解き明かされていくことと、主人公と少女が絆を深めていくことがリンクしていく流れは、とても心地良く読めます。二人の間には、行き違いやドロドロしたことは生じず、真っ向からお互いを信じ合っていく真っ正直な展開です。
そしてなによりも、アクションが多めで迫力があります。戦闘シーンは多角的にダイナミックに描かれており、その点でも読み応えがあります。是非ご一読下さい。

やれたかも委員会
8

人生で何度かはあるであろう「やれたかも委員会」

簡単なあらすじを記す。ゲストが3人の審査員の前で過去の甘酸っぱく切ないギリギリの男女の思い出を語る。そしてそれを審査員3人が「やれた」「やれたとはいえない」のプレートで審査してくれるという話。

正直最初は少しゲスいと思いましたよ。でもね。読むとわかるが、あのときこうしていれば…。タイミングさえ合っていれば…。そんなこと人生で一度や二度はあるもので、それをゲスさではないなにか尊いものに昇華してくれるようなパワーがこの作品には存在している。
審査員の3人もしっかりキャラ付けと役割分担がされており、司会進行役、思い出を綺麗に磨いて輝かせてくれる役、そして現実をしっかり見せてくれる役がある。3人の絶妙なバランス感覚で物語はジャッジされて行く。そしてこの3人の待ち時間を表現するのにちょこちょことした小物が登場する。それの使い方がまた上手であり、リアルに時間を感じさせてくれるところもステキだ。

ゲスト側のセリフまわしが一言でいうとエモい。いちいちポエマーじみていて繰り返しやコマ割りなどでずっと頭の中に置かれてあったんだなあと伝わってくるのだ。さらに作品名からして男性ゲスト中心のストーリー構成になるだろうとの大方の予想を覆し、女性ゲストもたびたび登場する。
ドキドキ、ハラハラ、そしてモヤモヤ…。
だがこの話は決して成就されないと最初から分かっている、このもどかしさ。

タイトルも内容も万人にオススメはしない。
だがあえて言いたい、これはおもしろいマンガだと。