私は整形美人

私は整形美人

『私は整形美人』とは、韓国のウェブトゥーン(WEBTOON)の日本配信版のタイトル、および2025年1月から2月にかけてフジテレビにて放送された日本のテレビドラマである。
原作にあたる韓国のウェブトゥーン『私のIDはカンナム美人』は、2016年にLINE WEBTOONで公開された電子漫画である。物語は、幼少期から自身の容姿が原因で激しいいじめを受け、心に深い傷を負ったヒロインが、大学入学を機に整形手術を受けて誰もが振り返る「美人」へと生まれ変わることから始まる。
しかし、劇的な変身を遂げて始まった大学生活では、周囲から美を求められるプレッシャーや、整形を見抜いた人々からの心ない陰口に直面することになる。ヒロインが大学で再会した中学時代の同級生らとの交流を通じて、外見の美醜に囚われず、本当の自尊心を取り戻していくプロセスを描く。外見至上主義への風刺を交えつつ、等身大のキャラクターたちが織り成す恋愛や成長をコミカルかつ繊細に描いた、共感度の高いラブコメディ作品となっている。
ドラマ版は、2018年の大韓民国のテレビドラマ『私のIDはカンナム美人』の日本版リメイク作品であり、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンが製作を手がけた。全10話が放送され、主演は石井杏奈、共演は本田響矢が務めた。

私は整形美人のレビュー・評価・感想

私は整形美人
7

外見至上主義

韓国のマンガで、日本よりもさらに外見至上主義である社会に生きる女子の成長を描いた物語。LINEマンガで読んだ。
韓国のドラマやマンガが“外見がその人の人生を決める”という前提で描かれていることに驚く。だが、それは日本でも世界でも変わりはないとも言える。特に、エンタメでは“イケメンと美女が主役である虚構の世界だ”という前提を、読者は楽しんでいる。現実にもかなり反映されていると思う。
このマンガでは、外見が理由で壮絶ないじめにあったことで大掛かりな整形をした女子が、自信や自己肯定感を持てないまま恋をする。そのうえで出来たイケメン彼氏が、彼女の容貌だけでなく性格にも魅力を感じてくれていることを知り、成長していく…というのが、他のマンガと違うところ。
彼女に接近してくる女友達は生来の美人。整形した主人公を憎み、対決することになる。彼女も実は自分の容貌にとらわれており「美女なら誰よりも愛されるはず」と思い込む女子。
整形というテーマによって「自分の容貌だけでなく、自分そのものを愛せなければ幸せになれない」ということに、二人の対決を通して気づかされる。
外見ではなかったとしても誰もが自分にコンプレックスを持っているし、自信がなかったりもする。
「それを受け入れなければ、幸せになれないよね」という意味では、広くオススメ。
外見で人を色眼鏡で見てしまう人も、自分を振り返るマンガになるかもしれない。
ドラマ版は主人公がダンスが得意とのことで、それが見どころ。さらに、韓国らしく、親の心情がかなり描きこまれているので、抵抗が無い人にはそこそこオススメ。