シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』とは、2014年にアメリカで製作された、コメディドラマ映画である。『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるジョン・ファブローが監督から主演まで務めている。一流レストランでシェフを務めていたカールは、オーナーと意見が合わないだけでなく、ネットの晒し者となり店を辞めてしまう。そこで心機一転、フードトラックで移動販売を始め、旧友のマーティンや息子パーシーと共にアメリカを縦断することになる。料理を通して、家族の絆の再生を描く心温まる作品。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chefのレビュー・評価・感想

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
10

セカンドチャンスは自分で手に入れる

2014年のアメリカの作品です。「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作、監督、脚本、主演をしています。また、「アイアンマン」で主役を演じたロバート・ダウニー・Jrやダスティン・ホフマンなど、豪華な役者が脇役で登場しています。

高級レストラン「ガロワーズ」で料理長を務めていた、カール・キャスパー(ジョン・ファブロー)は一流の料理人として自分の料理に自信を持っていました。しかし、プライベートでは離婚したばかりで、子供のキャスパーとも関係はよくありませんでした。ある日影響力のある評論家ラムジーが「ガロワーズ」に食べに来ることになり、キャスパーはレストランの定番メニューではなく、新作メニューを出すことにしました。しかし、レストランのオーナーであるリーバ(ダスティン・ホフマン)に定番メニューを出すように言われ、仕方なくキャスパーは定番メニューを出すことに。その結果、評論家に酷評されプライドを傷つけられ、レストランのオーナーともけんかをして仕事も失ってしまいます。そんなキャスパーを心配して元妻のイネズが、「フードトラックを始めてみては?」と提案します。
その提案を受けてキャスパーは、マイアミにいるイネズの元夫のマービン(ロバート・ダウニー・Jr)からおんぼろのフードトラックを手に入れました。夏休みだった息子のパーシーと一緒にトラックをきれいにして、キャスパーを慕っていたシェフ、マーティンと3人でロスアンゼルスに向けてフードトラックの旅が始まりました。一流の料理の腕を持つキャスパーの作る料理はどこでも大人気です。関係の良くなかった息子のパーシーとも旅を通じて仲良くなりました。

ロスアンゼルスに戻り、元妻のイネズも一緒に家族でフードトラックを始めていると、評論間のラムジーが来ました。ラムジーは彼の料理をとても気に入り、店を任せたいと提案します。半年後、ラムジーのおかげてオープンたレストランでキャスパーとイネズの再婚を祝うパーティーが行われました。店内には旅をしたフードトラックのミニカーが置かれています。

努力に裏付けされた仕事へのプライド。家族の大切さ。そしてセカンドチャンスは自分でつかむことができると信じられる映画です。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
9

お腹がすいてなくても空いてしまう!

ざっくりというと三ツ星レストランで働いている料理人の主人公がとあるきっかけでレストランの仕事をやめて、フードトラックでアメリカの色々なところを立ち寄りながらキューバサンドを売っていくという感じの内容です。主人公はバツイチの子持ちなのですが、親権は奥さんにあるため、数週間に1度くらいしか子供に会えず、レストランが忙しいとその約束もすっぽかしてしまい、息子との関係がギクシャクしています。そんな中でフードトラックを始めることになり、夏休みの息子を連れてフードトラックで色々なところに立ち寄り、料理を振る舞います。息子は主人公の姿を見て手伝うようになり、力を合わせて料理を作ります。その料理がキューバサンド。カリカリに焼かれるバンズやジューシーそうなカリカリのベーコン、みずみずしい野菜の描写が非常に細かく、見ているだけでキューバサンドを食べたくなります。食べたことの無い人はこの映画を見ると次にキューバサンドをお店で見たらきっと食べずにいられなくなるだろうというくらい美味しそうに描写されています。また父親と息子の家族の絆や、仲間との絆を感じるシーンが多く、見終わったあとに心がポカポカした温かい気持ちになります。変に落ちたり、不安になるシーンがないため、安心して主人公たちを見守ることが出来るので仕事で疲れた時やなにか疲れが溜まっている時に見て欲しいそんな映画です。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
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笑いあり!涙あり!観ればあなたも忘れられない夏の思い出に

「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作から監督、脚本、なんと主演まで務めた作品。一流レストランに務めるジョン・ファブロー演じるカール・キャスパーは古典的な考えで頑固なオーナーと揉め、さらにはグルメ評論家にも自分の料理に難癖をつけられてしまい、評論家とは大げんか。カールはレストランを辞めてしまう。途方に暮れるカールを心配したカールの元妻であるイネスはカールの息子パーシーと一緒にカールを故郷マイアミに連れて行くことに。そしてたまたまそこで食べたキューバサンドに感動し、フードトラックでサンドイッチの移動販売をしようと思いつく。息子パーシーや仲間の協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと横断し、フードトラックでの旅を続けていく。
何よりも見どころなのはカールが作る、「自分らしい」料理の数々だ。一流料理人としてお客様に振る舞うコース料理たち、息子に作る朝ご飯、旅先の名物を活かしたサンドイッチ…この映画を観ていると、美味しさと思い出はセットになっていると思う。美味しい思い出はフードトラックに乗ってアメリカを駆け巡っていく。横断期間もパーシーの夏休みに合わせているところも、また思い出深いものがある。この映画を見れば、美味しい一夏の思い出ができる。楽しくて温かい作品だ。

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8

見ていて心があったまる

主人公はバツイチ子持ちの雇われシェフ。子供は母親が育てているが2週に1度程度に会うがなかなか相手ができず、気まずい関係。シェフとしての才能があるにもかかわらずその才能が生かせない。職場のレストランでの苦しい状況から脱し、今まで考えることもなかったフードトラックを始めることになる話です。

話の展開が程よく、話の頭の方が職場での苛立ちや息子との関係に悩んでいるという暗い状態ですが、フードトラックを始めてからがトントン拍子で見ていて安心します。フードトラックを前の職場での部下1名と息子と3人で切り盛りするのですが、やり取りに息子との愛や、今まで一緒にやってきた部下との絆が感じられて心温まります。
KALDIで流れているようなメキシカンな音楽が作中何度も流れますが、それがまたノリがよく、つい見ているこちらも体が動きそうになりました。色々な曲がかかり、とても楽しかったです。

1つ注意点があるとするとお腹が空いてる時に見るのは絶対にやめた方がいいです。
料理のシーンがとても細かく、丁寧に描写されてます。野菜を切るシーン、パンを焼くシーン、肉を切るシーン全てが本当に美味しそうで食欲をそそります。

映画を見ている最中に食事を摂ってましたが、食べ終わって直ぐにそのシーンを見ても美味しそうと思ってしまいお腹がすいたと錯覚してしまうほど美味しそうでした。

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8

フードトラックで旅をする父子の絆の物語

一流レストランのメインシェフが1人の辛口美食評論家からのコメントに激怒してTwitterで舌戦を繰り広げクビになり、
その後フードトラックで腕をふるいながら旅をしていくという物語です。

自分の腕に自信がありプライドをもって仕事をしている主人公が、仕事に没頭してしまった代償として妻とは離婚。
子供と二人で過ごす時間に作っていた朝食をアレンジし、グレードアップさせそれだけで勝負しようと奮闘する。
自分の子供も夏休み期間で手伝うようになり、初めは少ないお客さんからSNSでクチコミが広がり繁盛していく。
父と子の絆の物語でもあり、父と子の成長の物語でもある。

ノリの良い挿入歌や、フードトラックで行き着く場所、場所の雰囲気をうまく表現していて、
アメリカの名所みたいなところも感じられるし、アメリカの空気を感じられるそんな作品です。
フードトラックで稼ぎ、旅をする前までは少し退屈とまでは言わないが、
ハードトラックで再出発するところからは、小気味のいいテンポで見れる。
あとはやっぱり、料理がいっぱい出てきて、包丁で刻む音とか、とても耳当たりが良いいし、
料理のアップなどは見ていてとても美味しそうで食欲をそそるしかけになっています。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
7

心もお腹も満足させます

カールは一流レストランの料理長。
持ち前の頑固さから、有名評論家やオーナーと衝突し、自分の気持ちをぶつけたTwitterは炎上。
レストランを辞めて始めたのは、フードトラック。
自分の料理で人を喜ばせたいというシンプルな動機に立ち返り、シンプルなキューバサンドイッチを売りながら、
こんがらがった家族の関係もシンプルにほどけていく…そんな構成が秀逸。
ともに旅する息子(デジタルネイティブの力を大いに発揮)、天真爛漫な別れた妻(美人でびっくり)、
友人(とってもいいやつ)、行く先々で出会うお客さんたちの笑顔。移り変わる車窓の風景。
そしてほんとうにおいしそうなキューバサンドイッチ!
シェフとして父としてともに働き、その背中を見せることから始まり、はじめはぎくしゃくしていた息子とも、徐々にお互い尊敬しあう関係に変化する。
ここでも、ボロの中古トラックをピカピカに磨き上げることから始まって、可愛らしいフードトラックに生まれ変わらせる様子と印象がだぶる。
冒頭でぶつかった有名評論家とも和解し、旅は笑顔で終わりを迎える。
「アイアンマン」を手掛けたカール役のジョン・ファブローがメガホンを取っているだけあって、
マーベル・ファンには見逃せない俳優陣が出演しているのも忘れてはいけない見どころの一つだ。

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8

お腹も心も満たされるような幸せあふれる映画

鑑賞していくうちに、「きっとここで何か事件が…」とか「もしかして裏切り者がいるんじゃ…」などという展開を予想させながら、全くそういった事件がないところは肩透かしをくらった感じで、逆に清々しい映画です。
三ツ星レストランの総料理長、主人公カールがある事情で店を去ることになり、息子のパーシーと仲間を連れてキューバサンドの移動販売をしながらアメリカを縦断するストーリー。
カールはいかにもシェフらしいでっぷりとした体格の中年男性なのに、元妻のイネスはとにかく美人だし息子のパーシーもとてもかわいくて愛くるしい!他の登場人物もそれぞれ魅力的で、特に女性キャストの衣裳はオシャレでそれだけでも観ていて楽しいです。
普段は離れて暮らす父と息子が、フードトラック旅の中で一緒に料理を作りながら心の交流をする様子には、とても幸せな気持ちになります。映画の終盤、パーシーからカールへ贈られるあるプレゼントには胸が熱くなること間違いなしです!
BGMも明るく陽気な曲が多く、元気をもらえました。
前述したとおり、あっと驚くような展開はほとんどないので物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、個人的にはとても好きな作品です。思っていた以上にハッピなラストシーンにも癒されます!

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
9

天才料理人の再出発の物語

一流のレストランで総料理長として働く料理人カールの、料理にかける情熱と再び息子と触れ合う物語。

人気ブロガーが店に来る日にオーナーと対立してしまうカール。
一度はオーナーの言い分を聞き、料理を提供するも評価は散々。
しかもネット上で拡散し、カールの評価も下がってしまう。

2度目にブロガーが来店する日。
独創的な料理が提供したいカールに対して評価を気にして王道の料理を出すことを強要するオーナーともめて結局レストランを辞めてしまう。

離婚して、週に数回しか会えないムスコとも今まで仕事優先で相手をしなかったカール。
仕事を辞めたのを機に、3人で元妻の旅行についてマイアミへ。

現地で食べた【キューバサンド】に感動!!
南米料理の可能性にひらめきをもらう。

そこからがカールの再出発!!

元妻の知り合いから古いフードトラックを入手し、息子と2人で隅々まで磨き上げて立派なキッチンカーに。
レストランでカールを慕っていた仲間も合流し、夏休み中の息子と3人でマイアミからサンドイッチを売りながら家へ帰ることに。

現代っ子の強みを生かしてSNSでフードトラックを宣伝する息子。
南米生まれの強みを生かしてフレンドリーに積極をする仲間。
そして決まりきったものではなく、常に独創的に自由に料理を作るカール。

3人の相乗効果で、カールのフードトラックは大盛況に。

レストランを酷評した人気ブロガーもこっそりカールのキューバサンドを食べ、カールの才能を再確認する。

息子との触れ合いを取り戻し、一緒に過ごすことを考えるカールは夏休みが終わっても空いた時間にフードトラックを手伝ってほしいことを伝える。
料理を通して伝えられたことが多かったのだ。

一方カールの才能を再確認したブロガーからもカールのためにレストランを提供する話が。

マイアミでキューバサンドに出会い、人々に支えられ、再出発をした中年料理人の心温まる美味しい料理が満載の映画。
陽気なBGMも心地よく、見終わった後にハッピーになる映画です。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
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人生をかけた料理。旅そして絆。絶対キューバンサンドが食べたくなる!

一流レストランのヘッドシェフが、あるブロガーの酷評を発端に折り合いがつかなかったレストランオーナーと言い合いの末、店を辞めることになる。
市場での鮮やかな野菜やフルーツ、それを独創的なスタイルで料理する主人公の料理シーンでは自分があたかもそこにいて匂いがしてきそうな気分になる。
ツイッターの使い方をわからずに酷評するブロガーに悪態をついてしまった結果、職を失っただけでなく世の中の笑いものになってしまったどん底の主人公を救ってくれたのは元妻と息子、同じシェフ仲間の友人、自分を笑い者にしたツイッターだった。
マイアミで食べたキューバンサンドに衝撃を受け、キューバンサンドのフードトラックを始めることにする。相棒となるシェフ仲間の友人と息子と共にマイアミからロスまでのフードトラックでの旅が始まる。
息子はツイッターやフェイスブックなどを駆使しフードトラックの位置情報や写真などを投稿することで人集めに成功する今時のマーケティングも見ていて楽しい。圧巻の料理に美味しそうな食事たちに彼を支える家族と友人。美味しい料理は人を幸せにする。本当に好きなことには情熱があればドン底からでも這いあがれる。見た人は絶対にハッピーな気分になれる映画。そして料理好きは料理がしたくなる、料理が好きじゃなくてもキューバンサンドが食べたくなる映画です!

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
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人生と家族と料理にスパイスを!

挫折した男が新しい仕事、生活を始める中で『本当に大切なものは何か』を模索し、気づいていく。よくある素材のテーマを「料理」「音楽」というスパイスを加える事で、とびっきりの一皿に仕上げた美味しい映画!
とにかく料理の美味しそうなこと!バターたっぷり、チーズたっぷり、深夜やダイエット中の人は見てはいけません。作中に出てくる料理「クーバノ」や「ベニエ」が食べたくて食べたくてレシピをネットで探しまくったくらいです。
エンディングに出てくるチーズサンドを作る風景は必見。「次の日作ろう」って思わず思ってしまいます。
作中のSNSの使われ方も秀逸。SNSの闇と光を見事に表現しています。
監督と主人公を同時にこなすジョン・ファヴローの才能には感服だし、さりげない役柄で沢山の大物キャストが勢ぞろい。そんな豪華キャストの中で、息子パーシーを演じた子役のエム・ジェイ・アンソニーの自然体の演技は素晴らしいの一言。少年と子供を行き来する微妙な心理を見事に演じていました。
そして男気溢れるジョン・レグザイモ演じるマーティンもカッコいいです!
そしてもう一つの魅力、音楽も最高のキューバンミュージックが盛りだくさん。料理しながら聴けば主人公カール・キャスパー並みの名コックになった気分になれます。食の大切さ、が改めて問われる近頃。私も家族の食事を日々作っていますが、「真摯に、楽しく、食べてくれる人を想い、そして美味しい料理を作る」ことを改めて気づかされた、そんな素晴らしい映画です。